えす山の日記

自分用のゲームの感想日記とか

ヘンタイ・プリズンの感想1

気になってた作家さんの最新作ということでこちらから手を出してみました。新しいですし、ネタバレなしで。

 

下ネタが苦手な人は苦手かなという感じ。絵がダンロンみたいで、演出もそれに近い感じがあるので、そういうのが好きな人にはお勧め。ただ推理物ではなし。

 

共通ルート→個別選択 という流れ。各感想は左から順にA,B,Cとします。

製作者的にはACBの順番だと思われます。シナリオ番号的に。個人的にはCABかな、ストーリーのびっくり具合的に。

 

ー共通ルートー

苦難→解決→仲間が増える→苦難→… という結構王道もの。ただくすっと笑えるパロディやネタがいくつもあるのでそれほどだれることなく、読み進められました。

それほど感動した!これはすごい!ってものはないですが、まあ共通ルートですし。

共通ルート後は人間関係が希薄だった主人公がそれぞれのヒロインでそのテーマとなるものを通して、愛を自覚していくって感じですかね。

 

ーCルートー

おおまかなテーマは家族。

 

Cの髪型最近流行ってますよねー。かわいくて好きです。

 

私は花田、梅津(モブ)みたいなキャラが好きだ…これが推しですか?違う?Bはすっごいおしごとしてるんですね。

 

Cはかっこいいんですよね~もちろんだんだんと成長する主人公もかっこいい。

 

個人的な印象として情事シーンって物語の終盤にあるイメージだったんですが、そんなことなくてびっくり。そんだけボリュームあるのはいいことです。

 

最終の頭脳戦からの肉弾戦みたいなのも燃えて好みですね。全体としてわかりやすい伏線が多く、そのおかげでほかの伏線が隠れるので、楽しみやすいですし、小ネタも多くダレもしにくいです。泣きげーではありませんが、ウルっとくるシーンもありますし、満足なルートでした。

 

 

ーAルートー

なんかBがメインっぽいので次はこちら。

おおまかなテーマは友情。

 

敵になったY看守長こええ…

お姉さんぶるA可愛い… これが交互に来てしんどいけれど止まらない。特に「この子と一緒に恋してきた」みたいなセリフが良き。なんか小さな幸せを実感させるようなセリフが多くて、ハッとするところが多いです。

 

個人の考えとして、他者を意志を持って殺すことは、その時点で当人を獣にすると考えていたのですが、Aの話を聞くと、じゃあ殺さざるをえない場合はどうなんだろうとか考えちゃいます。一応個人の帰結としては、相手が獣なら殺してもよし、って感じですが、じゃあどこからどこまでが獣なのか。殺人を明確に獣として、じゃあ虐待は?詐欺は?など線引きが非常に難しい。なので日常生活の上では、意志ある殺人をおこしたものは獣くらいで考えて、あとは直感でその殺害された方が獣かどうかを決めているんですが(ニュースとか見てです)、一度じっくり考えてみてもいい命題かもしれません。

いや、そもそもゲームをして、Aに肩を入れ過ぎているから、Aを擁護しようとしているからこのように考えるのであって、赤の他人ならAを獣と見ているかもしれません。自らの生のために犯さざるを得ない殺人ならよいのだろうか?

 

主人公がばかっこいいゲームですね、たまらなく好きです。もちろん19班も。Bルートはまだですが、BもB以外の人が助けてくれる展開かな?

 

Aに「君と合うために露出狂になった」みたいなシーンはぐっとくるものがあります。

CルートのA&YといいAルートのC&Jといい、こういうカップリングの直しはよき。

 

そしてぶっとびED。EDとしてはCが好きでしたが、嫌いじゃないです。主人公は有言実行しましたし。

 

 

続く