ーBルートー
テーマは同胞、相棒?(無理くり?)
加藤とネモウ…ネモウス…?
作中でも言われていますが、Bと主人公は明確に重ねられて描かれています。もちろん作中で述べられたところもですが、初潮とアマツくんの対比も彼らが大人になったという描写でしょう。姉もいますし。
おしごとになるとIQが急に下がるBちゃんかわいい、推しキャラはSりんかな、Bには悪いけど。Sみたいな理性と欲望の狭間で悩む人は大好きです。私も欲は強くていっつもまけてしまうので憧れが強いですが。
こういう歪んだ純愛が大好きで大好きでたまんないんですよ!!ほんとに!!それが2種類もあるなんて!!最高!!
決戦の舞台、Bと主人公のダブル決め台詞からはかっこよすぎて涙が出ました。
シナリオとしては個別3つの中で一番気合が感じられましたし、やっぱりBがメインヒロインですねぇ、推しはSですが...。
ーグランドルートー
なるほど!どのルートに行っててもそれぞれのルートの問題の根源は発生していたのですね!そういう事なかれ主義に陥らないの好き!
しかも!今までのルートでやってきたことを短縮して詰め込んでいる。今までやってきたことだから短縮しても気にならず、むしろ想起に近いので物語に這入り込みやすい。
ただ全部の分を回収する分、個別ルートの焼き回しな部分もあり、やや人は選ぶかも。もちろん新しい部分も多いのでやらない手はない。
随所に見られますが、グランドルートではR18ゲームやその他R18コンテンツに対する風評被害への強い反論が感じられました。
グランドルートの感想ですが、なんというか好み。今までの敵が協力して真の闇を打ち倒す、アツい!大好き!めちゃ泣いた。
ー感想ー
だれなく、ネタも面白くずっと楽しめた作品でした。唯一気になったのが、主人公の頭がよすぎて「バカめ!主人公がそこまで考えてないと思ったか!ほれみたことか!」となりがちなところ。ひやひや感がないというかなんというかそういうところが多々あったところ。わかりにくい分岐でBADルートとかあってもいいかなあと思いました。
なにがいいって、ほかの作品だとそのルート以外のヒロインの問題が放置されてたりして胸にしこりが残るんですが、物語の構造上解決するヒロインもいますし、ちょっとなげやりではありますが、なんだかんだ解決したっていう匂わせもあるところですね。これがすごくいい。良作ですね。
以上