ー1、2話ー
分校と違って、由緒正しいお嬢様が多そう。それが分校にいることを考えると問題も複雑なのかな?
とはいっても仁礼も由緒正しいし、邑那も超お嬢様だし、本校から来た人たちとの違いは何だろう?
殿子×梓乃。いいカップリングだ…
司が、司が教師らしい教師をしている!生徒間の問題点を速やかに見つけ出し、怒鳴ったもののそれを的確に指摘。しかも他者を尊重しないという怒鳴るだけの大きな理由…なんということだ…
しかも司が割れた壺の件をいなしている…これはもう別人。前評判通りだ…それにしても20年ぶんの夏冬のボーナスで俺が払う!って菩薩。
ー3話ー
次回予告がないのもいいね。
おや?殿子、牧瀬クリスと同じ声?聞き覚えあるなあ。殿子が第一印象では気になってたキャラなので直行。
実家が伝統を慮りすぎて、放り込まれたのか…ありがちだがむかつくなあ。
司を信用してくれる殿子、殿子を少しでも理解しようとする司。ええ子やなあ…泣 すぐ性欲に走らない司偉い。
ー4話ー
義務と権利。責任と自由のお話。
望むように飛ばなくてもいいロケットと望むように行動したくない殿子。
飛んでいけるロケットと閉じ込められたままの殿子。
それにしても子供っぽいところが出てきた司。子供っぽいって言っても、飛行機を組み立てるなんてのは普通できないことで、それをやってのけようとする司の技量が恐ろしい…
ー5話ー
ちょっとした表情で、殿子の悩みがわかるなんて、すごい教師だ、司…
この飛行機は殿子を逃がすために使うのかな?そうするとほかルートでは出てこない?メタ的に考えすぎか…
水着選んでくれだの、汗臭くないか胸元見せてきたりだの。ドキッとしちゃいます!殿ちゃんかわいい。。。でも殿子からするとお父さんなんだ、性欲魔人に戻っちゃだめだ司!
司の回想はちょっとだけ分校と食い違いがあるのかもしれないけれど、私はこちらのほうが好き。司の信念というか芯というかが伝わってくるので。
司がおぼれるエピソード、母性と父性が溢れてくる。R18のゲームだけれど、このルートにそういうのはいらないかもしれない…
ー6話ー
どっちが子供かわからんねえ…大人な殿子もかわよ。
恋心に気づく殿子。自己犠牲を払っても司を守りたいと思う殿子。もっと自分の心に正直に生きてほしい…幸せになってほしい…基本泣きゲーか燃えるゲームしかやらず、萌えゲーは苦手だけれど、殿子は大好きになってしまった。。。
ー7話ー
殿子も行っていますが、こちら側の司の諦めないバイタリティは凄まじい…惚れてしまいそう。もちろん、この司であれば、殿子が自身と飛行機を重ねているというのも薄々気づいていそうです。
帽子くらいいくらでも買うよぉでへでへ。かわいい娘なこって。
司ががんばって理性を維持している…ちゃんとしてる偉い!偉いよ!司!
出来もしないことには挑戦しなくてもいいという殿子ですが、そんなことにも立ち向かっていくのが本校司ですよ!!
ー8話ー
分校と本校の生徒の違い。うん、それはそうなんだけどもって感じの説明。
文化祭、スマスマみたいだね。
司自身だけでなく、殿子も自身の恋心を否定しなければと思っている。こういうじれったいのが好きなんですよね。
理事長に取り入るための作戦が完全にボーダーを超えてる気が…まあ3サイズくらいならいいか、先に改竄してるのはあっちだし。殿子が少しでも楽しそうならそれでいいよ…
ー9話ー
理事長の「ばっかだなあ、おまえ」が好き。
祝杯を挙げた後はしゃぎ疲れて眠ったしまった司の寝返りに巻き込まれる殿子。一枚目をくれ!!
伝統とか格式とか、そういったものが大切で継承すべきという考えは理解できますが、それを無理やりに他者に押し付け、継承させていくことに何の意味があるのか。そういったものは継承者が心底理解して初めて継承されていくものでしょうに。
まったくの損益を顧みず他人のために泣ける司を見て、本校司のことが好きな理由がはっきりしました。分校司はなんだかんだ自分への損益が含まれていたように感じたから嫌だったんでしょう。もちろんリアリティがあるのは後者でしょうが。
成熟していない「いいひと」にありがちな、自分の嫉妬の醜さへの嫌悪。殿子は「いいひと」すぎるよ…なんであんな両親からこんなにいい子が生まれたのか不思議なくらい。もっと自分の幸せを追い求めてもいいんだってわかってほしい。それが司の幸せにもなるんだとわかってほしい…
ー10話ー
みさきち経由での回想を挟む。いい味してると思います。
純愛
よく言われる尊いってこういうことなんだろうなあ。ただ初めてがなんで外なのかは疑問。音の問題もあるだろうに…
あとなんか変な格好だなあと思ったけれど、これ、帽子を抱きしめているのか。すごくグッと来た。
ー11話ー
どうやって話をまとめるのかと思ったけど、失敗しても失敗しても一歩ずつ一歩ずつ前進して、不可能を可能にしてしまう、そんな司なら…っていう風か。いい終わり方だと思います。もし飛行機が一回目で成功しても、殿子は鷹月の問題が解決できるとは思わなかっただろうし。司の為人を描くというのが一番説得力があると思います。
ーエピローグー
鷹月の件がどうやって解決したかと思えば、殿子がミレニアム懸賞問題(もしかしたら別かも)を解いたことで、学院から出ざるをえなくなったというもの。学院でどれほど学術数学をやっていたかは知りませんが、さすがにこれはちょっと無理があるのかなあと思いました。リーマン予想、ポアンカレ問題、ナビエストークス方程式の解くらいなら問題文の理解は多少の教育でできるでしょうが、さすがに証明までとなると、大学に行かず、特殊な環境とはいえ凰花除外区員のなかにいるだけでは厳しいものと思われます。頭が多少きれる程度の描写では伏線に足り得ません。まあゲームですしね。ただもう少し、鷹月の問題についてはしっかりと描写してほしかった。分校が14話までなので、てっきり残りはこの話かとばかり…
ー総評ー
司は分校本校で大きく性格が違うようです。一方で共通部分もあります。それが子供っぽさだと思うのですが、簡単に言えば、欲を完全にコントロールできない未熟さが共通点としてあり、分校司は性欲を、本校司は知識欲(知的好奇心)をコントロールできていないように思えます。教師としてはどちらも失格(後者は生徒を危険にさらすという意味で)なんだと思います。しかしながら私のように、ある程度の人は分校司のほうに嫌悪感を抱くと思います。それは性欲というものへの根源的な忌避が存在するからだと思います。それが幼少期の教育によるものか、はたまた生来的なものであるかはわかりませんが。そういった意味で、まだまだ私は偏見まみれの人間なのかもしれないと思いなおし、そういった点で勉強になりました。
ストーリーとしては、殿子かわいい!尊い!って感じで、11話については泣けました。唯一終わり方については上にも書いた通り少し不満かなあと。
そうはいっても分校と比べて個人的好み度は圧倒的上でした!
続く