=恵麻ルート=
ーなぐさめて,あげるねー
22時,里伽子は来ないと思い帰宅.
25日は家族と過ごす日.その名の通り,家族で過ごす姉弟.
里伽子に振られた仁を恵麻は慰めようとする.しかし仁は兄の,恵麻は里伽子の面影を感じ,素直になれない.どうしても姉弟という楔を壊すことができない.
このままだと一線を越えてしまう.恵麻と姉弟でいられなくなることを恐れた仁は帰ろうとする.電車もタクシーもないのに.意地でも.そんな仁を抱きしめて止める恵麻.半年前に恵麻を献身的に支えた仁に,心と身体で今度は恵麻が慰めようとする.それが姉弟という枠を超える行いであったとしても...
一人さんには謝らない.いけないことをしようと思ってしている.たとえ禁忌であったとしても仁のためにできることはしたい...
共に初恋の相手で,でもそれは叶うことのない初恋で,だから他の人と恋愛をして結ばれたことはあって,そしていま関係をもつことが決して許されない間柄でももう止まらない.
(リメイクで絵を書き直したからなんだろうけど,ブラは白はなくて黒やろがい!いいシーンなんだから直してくれ泣)
事後,父母と兄に見られたと位牌を気にする仁.しかし恵麻は前もって違う部屋に移動させていた.いつからそうするつもりだったんだろう.仁が返ってくるまでどんな気持ちで待ってたんだろう...
ー帰省ー
罪悪感を抱えながら帰省.したのもつかの間,こたつの中でお互いの足でお互いの秘部を刺激し合う.そして負けた方がお願いを言うというわけのわからないルールでチキンキッスをスタート.敗者仁.
我慢できなくなり離れへ.そこで制服を見つけたので恵麻は仁に来てほしいとせがみ,そのまま制服H.
ー仁くんはもう大丈夫ー
久しぶりに里伽子が来店.
仁を追いやり,里伽子に,ありがとうあなたのおかげで道を踏み外せた,これからは里伽子がいなくても私が支えるから大丈夫安心してと恵麻.
結局碌に話すことのないまま里伽子は帰宅.
閉店後,着替えを終えていないのに更衣室に呼ぶ恵麻.まだ里伽子のことを気にしているのか,私はきにしないけど,仁がこれ以上傷つくのは嫌という.本心は銅なのだろう...本当に里伽子になびいていてもいい?そんなはずは...
ー禁煙ー
玲愛とベランダで会話.なぜ1日1本喫煙していたか.それは仁の兄の匂いを身に着けるため.恵麻が一人を求めた時に慰めるため.
でもいまはもういらない.仁の匂いでいい...
ー仁くんの本命はわたしなのに~(泣)ー
里伽子が来店.しかし恵麻に阻まれ会わないままの仁.
帰宅後,私と里伽子どっちが好き?と恵麻が聞く.しかし質問の途中で恵麻ねえさんと即答.じゃあいつまで隠せばいいのかと恵麻.これから店をもっと盛り上げて,本店を再建したらその時にはきっと...しかしいつまでも兄の姿を恵麻に当てはめる仁に複雑な恵麻であった.
ー祝福なんかできないー
恵麻の家の前で,今日も恵麻姉さんと会おうとしたとき,里伽子から呼び出しの連絡が.ここで会わないと二度と会えない気がして,里伽子のもとへ行く仁.
あの日はいかなくてごめんと里伽子.そのわだいもすぐに終わり,恵麻と何かあったかと聞かれる.もっと率直に,恵麻に抱かれたかと聞く里伽子.そして逃げられない仁は真実を話す...
真実を聞いた里伽子は泣きながらおめでとうという.涙には自分も気づかない.里伽子は半年前,私じゃなくて恵麻を選んだんだと仁に言う.そんな里伽子を見て,また仁の心は揺れ動いてしまう...
ー拡がる傷口ー
昨日恵麻の家に行かなかった事情を今夜話そうと決心する仁.そして今は恵麻姉さんが一番大事だと言おうと心に決める.
しかし入れ違いで,昨日は深夜まで里伽子解いたことが噂で恵麻に伝わる.それを聞いた恵麻は顔を青くし早退.
ー誓いー
恵麻がいない.3日も.家にもいない.隣人に夫のもとに行くとの伝言だけ残して...
恵麻宅の留守電の履歴にペンションファミーユの文字が.仙台駅からさらに電車で1時間,タクシーで30分のフェミーユへ.
途中,恵麻姉さんのため,1週間一人になった辛い思い出を思い返す仁.「私を更生させる約束」を反故にした一人.
慰めという免罪符で身体を許し合ってしまった二人.言葉を交わさず,禁忌を冒してしまい,そのため掛け違ったボタンは簡単には戻せない.だから今度は身体を触れ合わず,言葉を交える.99%知り合った二人が,残りの隠していた1%を明かし合う.
ここファミーユは一人が恵麻にプロポーズした場所.誠実でしかいられない場所で,二人は罪の告白を行う.自分の,決して相手には見せたくない心を.
恵麻への一人のプロポーズの言葉は「仁の代わりでもいいよ」.ずっとずっとずっと仁のことが好きで,でも結ばれない恋で,許されない恋で.だから距離を置かなければならないと思い,距離をおいても忘れることはできなくて.その最後のチャンスと思い,一人と結婚した恵麻.一人が死んだときも,憔悴して,一人を求めていたのではなく,仁に慰めてもらうため,わざと一人の影を求めていた.嫉妬から里伽子にもひどいことを言って,後悔し,そんな女は仁君にふさわしくないという.しかし仁はそれでも恵麻を愛する.
一緒に,兄に,里伽子に,みんなに謝りに行く二人であった.
ー仁くんを,わたしにくださいー
これからは二人だけの狭い世界でなく,片手は外と手を繋いでいきていくと決心した二人.その最初にして最大の一歩こそが,里伽子からの赦し.
里伽子の想いを知りながら,そして里伽子を応援しながらも,仁と結ばれてしまい,ひどいことをしたと謝る.それでも,それでも里伽子のことは好きで,ファミーユという家族で居たいから,里伽子が幸せになる日まで,里伽子が二人を許してくれるその日まで待ち続けると誓う恵麻.そんな恵麻に対し,里伽子は,今すぐは祝福できないけれど,きっといつか心から祝福すると約束する.いつもは心の内を隠していた里伽子.でもいまだけは本心を伝える.
ーTRUEー
遂に本店を再建しオープンする日.そこには二人に加え里伽子の姿が.3人家族としてこれから進んでいく.
里伽子もそんな二人を祝福する...
と思いきや,恵麻に宣戦布告笑.これから正々堂々仁を奪い合おうと.
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最後笑顔で終わらせるのはさすが.
まだ里伽子ルートやってませんが,そりゃ名作って言われますね.
続く