=あかりSTORY=
ー56ー
え?なんか健ちゃんの表記が主人公になってるけどこれいかほど。
ー57ー
久しぶりにあかりに会うすみれ。今度はあなたが大切な人を支える番だと言われる。人は強そうに見えても脆いものだからと。
そして何故助けてくれたのかという質問に対しては、あなただけは偶然という。じゃあピンクは、健ちゃんは…?
=Chapterめい=
ー1ー
主人公の過去。予備校に通っていたとき、たまたまふけて屋上に行くと、自殺しようとしているおじさんがいた。私は不死身だと言いながら飛び降りたおじさんは、明らかに即死だった。
ー2ー
佐々木と名乗る女性。その女性が言うに、自分は飛び降りたおじさんとのこと。不死身というのは他人にとりつく能力。そしてその能力を譲ってやると。
主人公のほかにもうひとり。台の上に眠る女性がいる。台に乗るとその能力が得られて、台から落ちると死ぬ。
能力を引き継いだ主人公は、その女性のとりついた少女とその場を後にする。
ああ、だから主人公になったのか。
ー3ー
生きるために不死身のままとりつく先を変える。
ー4ー
主人公を駅のホームから突き落とす。死ぬのは主人公出ないが、それでも人は死ぬのに。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー58ー
しばらくINしない多恵。inしたと思ったら当分来ないとのこと。そしてその表記は多恵弟。
ー59ー
呼び出してきたクライアントは多恵の弟。多恵の助けになってほしいと多恵の居場所を渡される。
向かうとそこはサナトリウム。まさかと思い中に入ると、看護師姿の多恵が。ほっとしたのもつかの間それは借り物で、実際ここ1週間ほど入院しているらしい。
その病状等は誤魔化されてわからないままその日は別れる。
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ー5ー
死ぬと本体に戻る。だけど台から降りると死ぬ。だから二人はペアになっているのかな。
とりつきを繰り返すが、2日もしないうちに捜索が出される。そろそろ疲れてきたのか、誰かの人生をそのままもらおうと思う。そんな時少女に、それは私が人を殺したのと何が違うのかしらと問われる。
ー6ー
医師を仮宿に選ぶ。5日もすると少女がきて、1週間に1度は礼の部屋に帰らないと本体が死ぬと告げる。
ー7ー
意志の強い相手は長くとりつけない。だから本体に戻ってきてしまう主人公。
本体の状態で少女に死なれるともう二度と二人とも動けない。二人が相棒であることを理解する。
ー8ー
集団に追われる二人、そして主人公は死ぬ。
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ー60ー
表記がやっぱり健ちゃんじゃなくて主人公。そういうことなのか。。。?
多恵の病室に入り、昔入院していたこと、そのころ仲良かったメイちゃんのことを思い出す。
あかり=明=メイとかあるのでは。。。?
ー61ー
おみまい
ー62ー
メイちゃんとの日々を再現しようというあかり。
夜にネットで会うことを約束する。
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ー9ー
意志の弱い人間ということで植物状態の人を探すことにする主人公。どうも若い人がいないのでナルコレプシーも候補にしようと思い、ひとまず中年の植物状態の人に乗り移るとすぐさま本体に戻る。
心が無だから植物状態はダメだと。そしてナルコレプシーの患者もやめておいたほうがいいと忠告される。
ー10ー
健二という名の少年にとりつく。
ー11ー
お見舞いに来る少女。ここは一人のお姫様のために作られた箱庭だという。
ー12ー
上の階に少女がいると確信した主人公は上の階へ向かう。いくらおこしても起きない少女。だから放っておいて病院から逃げようとすると、いつの間にか少女が現れ、あなたは私を残して一人では行かないという。そしてそこで意識が途切れる。
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ー少女、明の過去ー
大企業の社長の一人娘として生まれた明。父の再婚相手の女性が家によくやってくる。決して怒らず、いつもニコニコ言うことを聞いてくれる人。でも決してその目は笑わない。いつも機嫌を取るばかり。ある日、寝たふりをしていると本性を現す女性。だから明は寝たふりをしていればいいんだ。そうすれば煩わしいことに囚われなくて済むと考えるようになる。そうしてよく寝たふりをしたり、実際寝たりをしていると、病院へ検査のため入院させられる。病院でも同じ。どんなに不愛想にしても、シノハラの娘だとわかると機嫌取りに愛想笑いを振りまかれる。
そんなある日、病院を抜け出そうとすると、他の人とは違う雰囲気の佐伯という看護師に出会う。愛想笑いも機嫌取りもしない。でも本当に明のことを心配してくれる優しい女性。
ここにいればお父さんも甘やかしてくれる。優しい佐伯さんもいる。だからここにいるために検査の前には絶対飲んじゃダメと言われていた睡眠薬を服用し、病院に残ろうとする明。
周りも薄々仮病ということに気づいている。しかしシノハラの娘だから、万が一があってはまずいからと入院を引き延ばす。それが1年でも2年でも。それが明の人生を潰す意味を持っていても。ただ佐伯さんだけが仮病ではないかと進言するが、一回の看護師の言葉などひねりつぶされてしまう。
佐伯さんが夜にやってきて小さなピアノをくれた。その代わり一つだけ答えてほしいと。仮病かと。それがばれたらもうここにはいられない。優しいお父さんとも、お姉さんとも離れ離れになってしまう。それが怖かった明はうそをつく。それが佐伯さんにとって最後の希望だったとしても。
佐伯さんも退職し、優しかった父も次第に怒りっぽくなる。そして夜起きていると看護師に無理やり薬をかがされて眠らされてしまう。
だから本格的に寝たふりをするようになった。
気が付けば1年。また夏になった。
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ー62つづきー
多恵をお見舞いに行くすみれ。もう少しだけ二人に付き合ってと言われる。借りと悔いを返す相手だから。
健は、雛姫も含めこのゲームに誘われたのは必然だと気づく。二人ともパソコンは訳もなく送られてきたもので、このゲームのポップアップも強制的に出て登録までされる仕掛けで会った。
ー63ー
明に直接目的を聞くがはぐらかされる。
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ー健二の過去ー
検査入院をする健二。そんな時明に出会う。
親がなんであれ態度を変えず、おばさんが酷い態度をとるからと言って、100向こうが悪いと言わずに、こちら子らも歩み寄るべきだ、何か最初にしたのではという。明が昔に捨ててしまった、純情さと正直さを持つ健二を気に入る明。だから健二にはそばにいてほしくて、検査前に薬を飲ませる。
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ー64ー
メイの居場所を突き止めてくれたアカリ。二人で入院先に向かうけれど、会えず。
ー65ー
仕事を休んでメイの病院へ。しかし一向に現れない。本当に入院しているかも怪しい。
ー66ー
仕事の合間を見つけてはメイの病院へ向かう。しかしそれでも会えない。何か隠しているに違いないと思い、アカリの病院へ行くと既に退院したアカリ。
1週間前からでなく3年も、主治医もなしに入院していたアカリ。
そしてアカリは雛姫のもとへ行き、借りは返したと言い姿を消す。
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ー二人の過去ー
わがままをいい健二と同じ病室になる。自分とは正反対な健二。初めての友達。初めての好きな人。
ああ、目からビームを出すっていう設定もここでできたものだったんだ…
二人で病院を抜け出して食べるハンバーガー。訳の分からない改変を加える絵本。毎日が楽しい。なかなか脱出できなくなると、今度は超能力の設定を考える。誰かにのりうつって、でも本体はベッドの上にいてそこは安全で…
そんな二人も別れの時。
別れた直後、父親は仕事が失敗したのか眠るふりをする明を抱えて飛び降りようとする。寸でのところで明を道連れにはしなかったものの、明ともう一人の娘雛姫を心配しながら一人飛び降りる。
もう目をつぶった闇の世界にだけ生きようと決心した明。だから最初で最後のお願いをおばさんにする。健ちゃんを近づけないで。
約束通り追い返される健二。それでもあきらめず忍び込み連れ出そうとする。ここで諦めるともう二度と明が出られない気がして。二度と明と会えない気がして。
もう何年も寝たふりと睡眠を続ける。そんなある日、昔入院していた男の子が根暗になって予備校に通っていると耳に挟む。
そんな、もしかして私が。そう思う明。目の閉じたくらい世界で生きる私だから、私の存在は消さなくてはならない、私のせいで起こった不幸は無くさなくてはならない。だから健ちゃんのことを調べる。そして元母親とその娘雛姫も。
元母親への堅持を追い返してもらった借り。それは娘の雛姫をお嬢様学校に入れることで返す。
健二も雛姫も自分のせいで友達がいない日々を過ごす。だから責任を果たすため、長い長い入院生活から仮退院をする。これ以降もずっと目の閉じた閉鎖された人生を過ごすために。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー12つづきー
「貴方はそんなこと言わない、私を残して一人でなんか行かない」
少女を置いていこうとするとこの言葉を残し、また少し前の場面に戻される。
そして何度も繰り返しながら二人は病院から抜け出そうとする。
抜け出した先のネオン街にくたびれた男性が一人。自分は病気なんだ。だから受験にも失敗するし、ぼっちにもなると言い訳する男性。それは主人公の本体。
少女に言われとりつく。そのまま明について例のビルの部屋へ向かうとその台にはもう誰もいない。ベッドから解放された主人公。しかし少女はベッドへ向かう。それが二度と台から降りれないことを意味しても。最後のわがままとして「健ちゃん」を置いて行ってという。一人で生きるにはあまりにもさみしいからと。
健ちゃんとしてベッドに乗る主人公。降りるのかどうか最後の選択が迫る。
=EDひとり=
残した人がいると台を降り、明を一人閉じた世界に残す。
本当の眠り病のように眠り続ける明。明が目を覚ますのをこれからもずっと待ち続ける。
=ED目の閉じた世界=
二人で目の閉じた世界に残る。ずっと二人は子供のまま日々を繰り返す。
=ED離れぬよう、流されえぬよう、ぎゅっと=
3年ぶりに退院して元の病院へ戻ったはずの明を、メイを追いかけて病院に侵入する健二。
病室で一人小さなピアノを、大きな指で弾く。何年練習すればその小さなピアノをその大きな指で弾けるのか。
涙が止まらないメイ。それはこの3年間がメイにとって仮初のものでも、多恵やアカリにとってはかけがえのない日々だったことの表れだった。
あの頃の元気な健ちゃんに戻ってと泣いて懇願するメイ。だからその希望に応えて、健ちゃんに戻る健二。健ちゃんなら、そんな昔のことはおぼえていない。健ちゃんならメイを抱きかかえて病院から抜け出す。はらぺこ姫をさみしい物語に閉じ込めた作者の健ちゃんはハッピーエンドへと走り抜ける。
そしてもうメイは捨ててアカリとしてこっちにこいとずっと手を差し伸べる。
最後の最後に、憧れていた健ちゃんじゃなくて、自分の昔の健ちゃんになりたいと思って、そうじゃないとダメだって思うところとか好きすぎて気絶しそう。。。
ーEPふわふわー
みんなで約束していたプリクラを撮る。ただそれはすみれ組ではなく、すみれと、雛姫と、明と、健二の4人で撮ったもの。これからも4人のプリクラはきっと増えていく。
(ここからCG回収して、二人のルートに行かず)
ーEPすみれー
遠いバス停で明と会うすみれ。
すみれの花言葉は白はあどけない恋、純潔。ピンクは希望。紫は貞操、愛。と教えられる。
そして季節外れの3色のすみれに水をやる明。
神。本当に。衝撃的だった。
総評につづく。