=夏蓮ルート=
ー1ー
夏蓮と海上ステーションへ探検にいく。登ろうとした夏蓮が落下してしまう。それを追い飛び込む切那。
ー2ー
なんとか助かる。切那の胸に残るのは、どんなことがあっても島から出ようとする夏蓮と、何の目標もない切那。
ただ、また諦めず、海上ステーションに行こうと約束する。
ー3ー
以降プライベートビーチ遊泳禁止。
明日から午前中も働くことになる夏蓮。
ー4ー
日常。仕事ができない切那となんでもできる夏蓮。
1999年ってもうDQ6出てたっけ?おそろしーー。調べたら95年とな。。。
ー5ー
夏蓮の宿題を見る。1999年ならまだ1185年鎌倉幕府成立の説すらないもんなー。
里見浩太朗は俳優でしょ笑
話の流れで、島を出るということは家族を捨て俺のようになることだという切那。一方で私は捨てられたんだという夏蓮。
ー6ー
夏蓮を送る。父親は遅いからとお邪魔したものの、つかれた夏蓮は寝てしまったので、代わりに家事をこなす。そうこうしているうちに町長帰宅。
まではよかったけれど、話しているうちに、枢都家に自由はないや、いらぬところばかり母親に似てなど夏蓮に馬事雑言を投げかけるくそ町長。
手が出かけるが、夏蓮の一言で、毛をむしる程度で事なきを得る。
帰り道、紗羅に会い、家庭とは問題を孕んでいるのが普通で、その問題を乗り越えることで人は大人になる。だから部外者は逃げ道を用意しておいて、あとは見守るべきだと諭される。
ー7ー
今日もまた夢を見る。永遠には続かない未来とそれをどうにかしようとする切那と少女。
日常。すっごい遺伝の勉強ばかりしてるけど、何かかわってくるのかな?
ー8ー
二人でラムネを飲む。不意に夏蓮にキスをされる。
許嫁がいて、卒業と同時に結婚させられる。だから時間がない。
目標を立てそれにまっすぐ進む夏蓮。目標はないがただ今を大切にする切那。
外の世界に理想を追い求める夏蓮。うちの世界の理想を決して手に入れられない切那。
違うものを追い求め、そして何より自分にないものを持ち尊敬できる夏蓮が、自分のために時間を使う価値はあるのだろうかと悩む。
だから本当に俺が好きなのか、利用するだけじゃないのか、どう思っているんだと問う。夏蓮はそうだよ、でもお前みたいな腑抜けじゃ無理だと、こっちから願い下げだという。しかし最後にもう一度キスをする夏蓮。
ー9ー
紗羅に相談する。間を取り持つと言っていたが、そこに夏蓮がやってきて、紗羅と言い争いになる。
本殿が焼け、身寄りがなくなった紗羅を町長が引き取ったのに、御三家を統合するために紗羅を引き取ったのに、家から出て、恩を仇で返した。紗羅のせいで私が許嫁と結婚させられるんだ。
一方、紗羅は、島から出てどうするのか。それはお姉ちゃんの意思かという。夢を見るのは勝手だが、夢を見つける資格はあるのか。父に反抗し、母の背中を追いかけているだけなのではないかと。
じゃあ自分でやってやるよと、懐のナイフに手を入れる夏蓮。それは結局人に頼っていることに違いない、だから預かると紗羅。
ないものを相手が持ち、それを欲していない。だからお互いに嫉妬、羨望してしまう。お互いに嫌いあっていると思ってしまう。相手を見ていると自分の足りないところ柄羽になる。それが苦痛で仕方がない。
頼ることばかりなところが嫌な夏蓮と、頼りがいのない切那。人はその両方を等価に生きなければならないのに。
許嫁のことを聞くと、文句のつけようのないいい男。それでも夏蓮のことなんてどうでもいいという切那。紗羅は、ではなぜ相手のことを聞くのか、自分よりいい男か聞いてどっちが夏蓮の幸せになるかを考えたのではないか。本当に夏蓮のことが好きではないかと聞く。この問答で本当の気持ちに気づく切那。そしてそれに協力することを明言する紗羅。
ー10ー
少女を家から連れ出し、もう後には戻れなくなった夢を見る。
切那の気持ちは固まった。しかし夏蓮の気持ちは?そう気づいた切那は夏蓮を探す。そんな夏蓮は男性と懇ろにしていた。本当に誰でもよかった。そもそもそんなに仲がいいのなら、外に出たいという気持ちも嘘だったのか。そう考えてしまい、思ってもいないような言葉を吐きつける。そしてもう二度と関わらないとまで言う。
勘違いなんでしょ!?もーこういうのは好きだけど心臓が痛くなるんですよ!!
ー11ー
死のうとしたところを警官に止められる。そしてあの男は夏蓮の兄で、許嫁相手が警官ということを知る。
いろいろなことを話す。駆け落ちした夏蓮の母のこと、何が正解かわからないこと。まず行動することしかないこと。
だから海上ステーションにある夏蓮の母の駆け落ち相手の資料を取りに向かうことを決める。これから先、夏蓮の幸せが何かを考える一助にするために。
台風がくる。
玖音と話し、夏未が駆け落ちしなかったこと、結局断ったことを知る。結局夏未も壁を登り切ったのではなく、壁を避けただけだと。
ー12ー
世界が終わる夢を見る。
夏蓮に避けられる切那。それでも探して想いを告げる。そんな時ブザーが。そこには町長が夏蓮を連れ戻す姿があった。助けを求める目で切那を見る夏蓮。
人は一人では行けていけない。だから夏蓮が必要だと。
頼りがいのない男が初めて頼られた瞬間。
しかし町長は許さない。夏未がしたことにより島が蹂躙されたと、だからこれからもそうなると信じ切っている。
ー13ー
そいつ行したら結婚させられる。こんなバイトで資金はたまりっこない。だから補習にも出ない。
いつから諦めていたのか。最初から?そんなのは許されちゃいけない。周りのせいで、なんだかんだと理由をつけて諦めてたらダメだ。このままでも夏蓮は結婚しなくていいかもしれない。しかしここで諦めるとこれから先、ずっと壁を避け続ける人生になってしまう。だから切那は今夜本土に二人で向かおうという。今までと違うのは夏蓮一人でなく、自分もいること。不安は全部引き受けられること。
ー14ー
ある少女を何千年も何万年も待ち続けた夢を見る。
波止場でいつのまにか寝ていた切那。起きると太陽は登っている。しかしそのには夏蓮がいる。
そして二人は、島で叶う夢を叶えないために本島へ向かう。
ー15ー
遭難する二人。夏蓮が寝言でママと呼ぶと、神の思し召しか海上ステーションについて、霧も晴れていた。
行くべき場所は?まずは中宮末治について。だって目の前に海上ステーションがあって鍵もあるんだから。これで夏蓮と母親をあわせてやれる。見えてきた未来。
しかし直後、海上ステーションが爆破される。夏蓮が追い求めていた過去も、これから進むべき未来もなくなった二人。今を生きるにはもう帰るしかない。
ー16ー
すべての罪を背負うという切那。それは夏蓮の経歴に傷をつけないため以上に、裁判や聴取で本島へ行くという夢を奪いたくなかったから。
ー17ー
夜、守春が訪ねてきて、もう一度このままではだめになると夏蓮を連れ出してほしいと頼まれる。自信を無くした切那は断る。そこで俺は外を知らないという言葉に何か心得る守春。
ー18ー
守春により、次期当主は守春になり、もうなにものにも縛られなくなった夏蓮。自分がやりたかったことをすべて簡単にやってのける守春。利用された形になった切那。
人は一人では生きていけない。だから踏み出すべきは夏蓮だった。あと一歩。
船上で夏蓮へのいとしさを再確認する。すると聞きなれた声が。何物にも縛られない夏蓮は初めて自分で一歩を踏み出した。
ーエピローグー
夏蓮と母のもとに向かうとそこには一つの墓が。絶望に打ちひしがれ泣いていると、中宮末治の愛弟子という女性が現れる。そして夏未と中宮末治は同一人物だと知る。
竜宮城を探していた夏未。それを不意なことで見つけていた夏蓮と切那。
母の真実を知り、その偉大さを思い知る。だから夏蓮は自分で決断する。島に戻って母に顔向けできるようになったら、また本土に来ると。それまで待っていてくれと。
ーエピローグ2ー
出所するとそこには愛弟子が。連れられて行くとそこには大学生になった夏蓮がいた。どうも出所したのは知らない様子。なんでやねん。
うーん、普通かなあ。あの面白そうなSF要素はどこにいったんだよーー
続く。