=凜音ルート=
頼むぞ。。。
3人で海に行ったタイミング。
「俺はもう自分を見つけた」という選択肢が追加されていた。
ー1ー
勇気を出して小屋まで来る凜音。しかし日傘が飛ばされ、恐怖におびえてしまう。日陰を作ろうと小屋の扉を開けようとしたとき、必死に止める凜音。そして頭に流れ込む部屋の様子。
夕暮れ時に夏蓮と紗羅を送るが、その時の会話も知らないことを知っている切那。特に伽藍堂家と枢都家の因縁まで知っている。
今までと明らかに記憶が違う…
駐在から伝承の続きを聞かされる。
永い眠りを経て生まれ変わった凜音。しかしそのとき切那とのことを知る人はもう島にはいなかった。権力争いに明け暮れる島民。そのまま成人し、結婚した凜音はふと切那のことを思い出し、それを機に自殺してしまう。次こそは切那と結ばれるために。そのことをきっかけに平和になる島。今度こそは決して忘れないという島民だが、歴史は繰り返す。何度も何度も生まれ変わっても、結ばれない二人。だから凜音は今切那を探す。自分だけは忘れないようにと。
ー2ー
幼少期、記憶をなくした凜音。凜音という名前だけを憶えていた。失いつつある意識。それを繋ぎとめてくれたのは切那という少し年上の少年。大人たちは切那なんていないというけれど、それでも夜な夜な交流を続けていた二人。
ある日、書庫で凜音の伝承を知り、外に出られなくなる凜音。そんな凜音をはげます切那のおかげで、少しずつ外に出られるようになる。
虫取りをした記憶、釣りをした記憶、かき氷を食べた記憶。夏蓮や紗羅と過ごしたような記憶と同一の記憶をその少年と持つ凜音。
そんな切那の後を追うと件の小屋であった。
ある日、閏年に生まれた凜音は自分の年齢が低いという冗談をつく。誕生日という持たない切那は激怒する。それに気づいた凜音は申し訳なくて、誕生日をお祝いしてあげたくて、自分の誕生日の1日前の2月28日を誕生日にして、プレゼントを贈る。以前ほめてくれた声を載せた切那の書いた小説の朗読テープ。どうしても渡したい凜音は雪が降るにもかかわらず、小屋の方まで届けに行く。しかし岩場から滑り落ちる凜音とそれを助ける切那。神隠しにあったと言われる凜音。しかし切那はもうどこにもいない。
そのような話を聞いて、自分はその切那なのか。自分とはだれなのか悩む切那。
切那は何か指名をもってこの島に来たはずであった。しかし今はそんなことよりも目の前にいる凜音が幸せになればそれでいい。幸せにしなければならない。そう心の底の何かに動かされる。だから切那は切那を受け入れる。だから凜音と付き合いはじめる。
残酷だよなあ。自分以外の誰かにあなたはなれるっていう言葉。自分が自分でいちゃいけないなんてそんな残酷な。たとえ二人の切那が同一人物でも、記憶のないいまの切那は凜音の求める切那じゃないから頑張れよって言っているようなもんだし。。。
それでも切那がこういう選択をできたのは、それだけ凜音のことが好きというより、大切だからでしょうね。
ー3ー
大切な人をなくし続け、最愛の人にもうそをつき続ける夢を見る。
夏蓮と紗羅に、昔の切那のことを相談すると、典正がかくまっていた可能性はあるというので、例の小屋を探しに行く。
その先には日傘が落ちていた。
ー4ー
凜音もみんなと同じ時間を過ごそうともがいている。だから一人で小屋を確かめようとしていた。
夜、二人で確かめに行く。
扉を開けると、そこは子供部屋であった。すべてを思い出す凜音。
切那と二人で過ごしていると朝方、典正がやってきて、やはり生かすべきでなかったと切那に吐き捨てる。それに激昂した切那はペンを持って、典正にとびかかる。それを組み伏せ殴り続ける典正。切那を担ぎ、しばらくいなくなった後手ぶらで帰ってくる父。そんな父は日の光を浴びると煤紋病のように全身が黒く腐ったように変化した。
ふと遠くから聞こえる切那の声。それを追いかけると崖から落ちそうな切那がいた。それを助けようとし、二人は海に落ちてしまう。そして無人島に流れ着く二人。切那は自分の命に代えても凜音を助けようとした。
そんな話を聞いて、叶わないと思い込む切那。しかし凜音は気づく。少年の切那は怪我から当時既に記憶があやふやになっていたことを。
だから切那は切那なのだと言い切る。
ほんとぉ?なんかところどころファンタジーがあって100納得はできてない。。。うーんでも夏蓮ルートかなんかで、切那の顔覚えてたおばあさんいたしなあ。
ー5ー
イチャコライチャコラ
ー6ー
二人でかき氷を食べに行く。おばあさんが倒れたので、凜音にはその場にいてもらって、急いで病院まで運ぶ。
ー7ー
帰り際駐在と話す。
凜音が島に帰ってきたのは2か月前の話で、5年間行方不明だったこと。何より行方不明になったのは17歳の時で、そのまま外見が変わっていないこと。
じゃあ切那は本当に切那なのか。仮にその無人島と浦島で流れる時間の速さが違っているとしても、傷だらけで帰ってきた凜音に対し、無傷で島に現れた切那。では切那は無人島にいなかったことになる。
最後の希望、最初に見つけたシングルCDを思い出す。しかしそれはもう壊れており流れない。たとえそこから凜音の声が流れてもそれが切那である証にはならない。けれどそのCDが最後の希望であった。
ー8ー
凜音に真実を問う。
ずっと前から、最初から切那でないと気づいていた。それでも信じてしまった。凜音という名前を知っていたから。時を超えてやってきたと言っていたから。
でも凜音は切那を忘れようと努力していた。なのにそのたびに切那が切那を思い出させた。だから作られた世界の中に生きようと決めた。
これからも切那を演じてと頼む凜音。私は凜音を演じることができるから。
伝承の切那に祈る。伝承の凜音じゃないかもしれないけれど、頼むから凜音を助けてくれ。
それでも、切那にとって凜音は大切な人だから、追いかける。刹那だからとか凜音だからとか関係なしに。
ー9ー
凜音が切那が切那であることを否定しても、凜音を演じることはやめなかった。信じなければ救われない。だから切那を信じる凜音を信じたい。俺が切那であることを凜音が望んでいると信じたい。
ー10ー
浦島神社が火事になり取り残される夢を見る。
自棄にリアルな夢。背中の火傷痕も広がったように思える。
夏蓮がお兄ちゃんっこってことも知ってるしほかルートの記憶あるよなあ。なんてことを思っていると、やっぱりそういう描写が。まあルート冒頭からあからさまにドーーンと伏線はってましたしね。
紗羅の推理。
切那Aと凜音Aは暴龍島にたどり着く。この際切那Aが救助を呼ぶため船に乗る。再び迎えに行ったところで島では5年の歳月が流れている。だからそこには白骨化した凜音しかなかった。
その切那Aは再び暴龍島へ向かう。過去に向かうのでそこには切那Bと凜音Bがいる。切那Bが船になると凜音の死は逃れられない。ほかの方法も試したんだろうが、結局切那Aは切那Bを殺し、凜音Aを船で送る。
最初の切那がBで、血だらけの切那がA。
そして切那Aは世界に働く修正力により、記憶を失い、凜音Bが帰った浦島にたどり着く。切那Bと凜音Bは決して会うことのない存在だから、同一の切那Aとも会わないように、凜音Bの記憶をその前後は消してしまう。
その推理を聞いた凜音は、切那を許せない。凜音Bにとって切那は切那Bだけ。そんな切那Bを殺した切那Aを許せない。切那Aの愛する人をこの手で殺すという。切那Aの愛する人は凜音。正確に言えば凜音A。だから凜音Bは暴龍島へ向かう。
切那Aの愛する凜音は凜音Aである。だから一度は諦めそうになった。
しかしこれを許せば、凜音Bの記憶も、切那Aのようになくなってしまう。
これまで島で紡いできた記憶も絆もなくなってしまう。この紡いできた絆は、世界を改変した今にしかない尊いものだから、それは凜音にも、他の島民にも失ってほしくない。だからこの嵐の中、切那も暴龍島へ向かう。
過去を改変した切那だからこそわかるその愚かさ。過去を変えることにより、大切なものを失うことに気づいた切那は同じ過ちを凜音に犯してほしくない。
その島民たちとの絆の助けを借り、捜索する一同。ようやく見つけたころには、引き上げる準備をしなくてはならない状態。だから最後は自分の力で凜音を助ける。
この世界であった凜音は最初に出会った凜音でないかもしれない。だけどこの世界であった凜音も好きになったから。
ー11ー
たどり着いた暴龍島には凜音がいた。その凜音は過去を変えてまで助けたかった、しかし助けられなかった凜音。
二人で一緒に過ごし、切那は使用人として働いて、休みには竜宮へかき氷を食べに行って。理想はあるけれど、ただ切那さえいてくれれば世界が敵であってもいいという凜音。ただ切那さえいれば他には何もいらない。
だから、切那だけが生きる世界線も、凜音だけが生きる世界線も知っている今の切那なら、二人を救えるかもしれない。たとえ世界が敵になったとしても、凜音の願いをかなえる。
物陰に隠れて最初の切那をまず殺そうとする。しかしそんなことをしても最悪の未来に近づくだけと気づき、思いとどまる。しかしそこで、未来の凜音により頭を殴打される。そして助けに来る過去の凜音。
しかし最初から過去の凜音なんていなかった。すべては愛する人を殺される苦しみを与えるための未来の凜音の演技。
そもそもここは過去なんかじゃなくて、今の暴龍島。この夏過ごした二人しかいない。
それでも二人は分かり合える。愛する人に変わりはいないと身をもって分かったから。ここが過去でなくても、二人は過去と向き合うことで、憎しみや軋轢を昇華する。
だから二人は揃って帰るのだった。凜音にとっていまの切那も愛すべき切那だからと。
ーエピローグー
船は二人しか乗れない。島にあった切那の遺骨も載せている。必然的に泳ぐ切那。当然いつまでも泳げるわけではない。海に沈みゆく。
刹那、遺骨に紛れていた、切那のカセットテープが切那の前に現れる。CDではない。じゃああのCDはなんなのか。切那と凜音を繋いでいたと思ったCDはなんなのか。そして本当に切那は切那出なかったのだと気づく。
死ぬ前にそれだけは伝えなくてはと思うが、凜音はとうに知っていた様子で、来世でもきっと探してねと伝承通り身を投げる。切那を助けるために。
ーエピローグ2ー
島に帰ったのは翌日のこと。切那は切那じゃなかったし、タイムトラベルなんてものもなかった。そして数日後凜音の水死体があがる。
すべてに絶望する主人公はひきこもる。
そんなある日、山吹桃子が主人公のもとを訪ねてくる。世界の秘密を伝えに。
ーエピローグ3ー
突然世界に出現したかのように世界に点在するオーバーテクノロジー。
凜音の捜索により、爆破が一か月ずれた海上ステーション。
そして10年前、玖音と凜音が海に落ち、その際玖音は死んだことを聞く。
ーエピローグ4ー
海上ステーションに反対していた玖音の代わりに、賛成派として参加した今の玖音。典正に玖音になれと命じられて以来、玖音として生きている彼女。それでも凜音への愛は本当だった。だからなんでもさせて償わさせてくれという切那。玖音はただ今からいうことを信じてくれという。
ーエピローグ5ー
海に消えたものが流れつく場所。そこにあるオーバーテクノロジー、コールドスリープマシン。そしてそれを玖音が発見した際、眠っていたのは凜音であった。
オーバーテクノロジーは未来からやってきたものだと山吹はいう。
未来人により何度も過去を書き換えられた世界が今。だったらタイムマシンさえ開発されれば、我々も過去を書き換えることができる。それが何百、何千年先になるかはわからない。けど伝承として語り継いで、必ず切那の目を覚ます。
ここにきて切那が本物の?切那になったわけですか!ようやく面白くなってきた!
ーエピローグ6ー
あの失敗があったからこそ、次は成功する未来をつかめる。そう信じて切那は未来へ眠る。
ーエピローグ7ー
何百年とたち、もう覚えているのは凜音と切那の二つの言葉だけ。
ようやく開けられるコールドスリープマシン。しかし体力ももう残っていない。一言凜音とだけつぶやく切那。そこには凜音そっくりの少女がいた。
ようやく面白くなってきました!今までのままだったらほんといやだったんですけど!
つづく