=Act1=
ー1ー
ずっと不登校気味で、半年前に引き取った静。そんな静が心配で仕方がない。でも宮は、絶対大丈夫!私たちをなにより先輩を信用しましょう!という。
それはそれとして静に手を出す奴は許さん…もう娘みたいな感じ。
ー2ー
日常。半年前、声を聴くのに1週間もかかったころと比べると、元気になってよかった!
ー3ー
海己がいない時に備えて、静と宮が二人で夕ご飯づくり。
結果はまさかの成功!
がしかし、宮は何もしていなかった…
ー4ー
ー5ー
出会った時と比べて心を開いてくれた静に感動する航。
ー6ー
孤独を当然と思い、孤独が正しいと思い、他人に無関心でいようとし、無関心にされようと求め、でもやっぱり孤独が大嫌いだった静。それとそっくりな凜奈。
マラソンの後、静がいつもの場所にやってくる。
航にあんまり甘えるなと凜奈に言った静。それだけはちょっと約束できないと言われ、不満たらたらな静。
=Act2=
ー1-
ー2-
ー3ー
不思議ちゃん美少女静。案外モてるらしい。
ー4ー
凜奈と静が一緒に入浴。ひと悶着あったものの二人は仲直り。今日がほんとの入寮日。
ー5-
ー6-
ー7ー
補習をさぼった静。補習をさぼったり、休み明けのテストで成績が悪かったりすると退寮処分。加えてさえちゃんの寮長解任を告げる。
マラソン大会の時に勝つと約束して一応それを果たした航。今度は静とその約束をする。様々な感情から涙が止まらない静。それでも寮のみんなは普段と変わらず、静を迎え入れる。
もう自分より若い世代が頑張っているとそれだけで胸が…
ー8-
補習に出る静。しかし凜奈は補習が終わり部活に勤しみ、さえちゃんもさえちゃんでその監督をするためいなくなる。本当に1人でいなくてはならない静。そんなことは耐えられないと逃げ出そうと考える静。しかしさえちゃんに昨日の約束を持ち出され、しぶしぶ一人で頑張る。
約束の時間になっても帰ってこないさえちゃん。寮のみんなで成長した静を見守る。航は泣く。わかるわかる、私も涙ウルウルです。
そしてお昼になり、みんなが適当に理由をつけて教室に入る。静は一人でもがんばれるようになったのだから、もう一人にしておく必要もなく、みんなも一緒にいたいから。みんなで机を引っ付けてご飯を食べる。そしてご飯の後もみんなで勉強。
ずっと目がウルウル。みんなのやさしさが、静のがんばりが心にしみる…
ー9ー
静とお風呂。性に目覚める静と、ちょっと意識してしまう航。
ー10ー
一線というかなんというかを超えてしまったかもな二人。なんか状況書くのもアレなのでスルー。
お盆。実家に帰る静。つぐみ寮に引き取るときも一切反対せず、親の責任を果たしたとは思えない静の親。
帰りたがらない静。だからつい嫌ならいいんだぞとつぐみ寮に帰ってきてしまった。
そして完全にやらかしてしまう。一線を超える。超えてから教育する。いや教育は超える前で、一応ちゃんと一線を越えたのはそのあとか。
はぁ・・・頭がおかしくなる…
ちゃんと保健体育は教えたか知りませんけど、それ以外の倫理的側面や貞操観念をしっかり教えないまま関係を持つってほんま、、、失望したよ…
ていうかシーン数多くない…?あと1個はあるだろうし、5個確定?
=Act3=
ー1ー
2学期になってから、運動神経が鈍ったらしい静。女性らしい体つきになることによるものとの同級生の分析。
しかし加えて、気分が悪い、酸味が強いものなら食べられる。あれぇ…?
勘違いでよかったよかった。
ー2ー
笑うようになった静。表情豊かな静。友達が増えた静。良く喋るようになった静。寮に友達を呼ぶようになった静。
あぁ子供の成長ってこんな感じなのかなあ。
航の本当の妹になりたがる静、それが無理なら叔母さんでもいいから本当の家族になりたいという。
これはお嫁さんになって本当の家族になろうよルートですかね。
それにしてもこいつら外でよーやるな。
ー3ー
いつもの場所でさえちゃんの話を聞く。静の母親が学校を訪ねてきたらしい。
本土に建売を買って、あとは4月に入居するだけ。そのために慣れるために今から返してほしいと。
あまりに身勝手過ぎやしないかい…静の気持ちは一切聞かず、なんならこの数年会いにも来なかったのに。
さえちゃんは今慣れておかないと、このまま帰ったとき、周りに寮生もいなくて、本当に一人になるから駄目だという。そしてなによりあの両親が泣いて一緒に暮らしたいと言っているからと。
ただ完全にさえちゃんの意見はまっとうなんですよね。航(たち)が反対しているのは、自分の気持ちの面が大きいと思います。実際まだ静は扶養される立場なわけで、そこを完全に無視するわけにもいかないと思うんですよね、悲しいことに。ネグレクトをいくらしていても、それに一切耳を貸さないということはできないでしょう。。。
それでも、私が航の立場なら同じことを言っていると思いますが笑
ー4ー
静に状況を話す。藤村の家に帰れと。
なんでやーーー、言い方があるだろ!
大げんかの二人、全裸のまま逃げ出す静。全裸のまま追いかける航。
ぱおーん。
ー5ー
さえちゃんに静に手を出したことを怒られる。保護者として失格だと。
そりゃそうだ。
まあ静に帰れって言ったのは、言い方はともかく納得できる。例えつぐみ寮が取り壊されなくても、いつまでもつぐみ寮のみんなが周囲に居続けてくれることはあり得ない。
静が食べるまで、飲むまで一切何も口にしない航。
静に手を出したことが分かっても、あくまで航の味方になる海己。そんな海己にだから今まであってことを話せた。ただそれは海己にとっては辛いことで、涙をこらえきれない。
きっと航が気づいていないだけで、他のみんなも少し時間をおけば納得してくれると思います。
静の家に断りに行こうとして、料理を作る静の母、6時には帰宅する静の父。しっかりと静を愛せる環境を作っている二人をみて、出て行けと言った。そのことも話す。
私はまだ海己や航の過去は知らないけれど、それでも航の気持ちが伝わってきて涙が止まりませんでした。
ー6ー
完全に大きく体調を崩した航。それでも静の部屋の前を動かない。
心配した静は奈緒子に頼るが、奈緒子は都合がよすぎる、ちゃんと謝れ、もう航の意図もわかっているだろうと突き放す。
奈緒子はこういうことを見越して、学園をサボっていた。今度からは責任のとれる範囲で我儘を言えよと静にいって、航の看病をする。意地を張って口を開けない航に、口移しで薬を飲ませる。
奈緒子ぉ…大好き…奈緒子のこの対応は本当に尊敬する。他の人はたぶん何でもかんでも面倒をみて、我儘を聞いてって感じだと思うんですが、奈緒子は一線引いて、できるだけ自分でやるべきことはやらせて、それでもどうにもならなくなったらスッと手を伸ばす。スッと突き放せる。ずっと居場所は残しておく。めっちゃ泣けた。
奈緒子だけじゃなくて、みんなサボってた、もちろんさえちゃんも。一人じゃなくてみんなで静を説得。だって静はつぐみ寮の子供だから。みんなが静のお父さんとお母さんだから。そのお父さんとお母さんにあと二人だけ加えてほしいと願うみんな。
みんな大好き。
凜奈の言葉を聞いて思ったけど、別れを悲しめるって良いことなのかもしれませね。未来が不安で一色なら、別れを悲しむ余裕もないかもしれない。そう考えると私も高校卒業の時は合格発表が怖くて不安で、別れなんて気にしないまま、気づかないままだったなあ。仲のいい友達とは別に別れてはないんですけど、他の人たちとはもしかすると一生の別れかもしれないのに。今そのことに気づけただけでも幸せですね。
静が部屋から出て、みんなで夕暮れの中、登校する。
ーエピローグー
3年ぶりに島に来た静。成長した静にだれも気付かない。
話はかなり短めでしたが、大好きな内容でした!!
続く。