ついに本命…
=Act1=
ー1-
表裏がはっきりした奈緒子。いい性格してんなー笑
ー2-
魔性の女奈緒子。こわー。いつか痛い目みるぞ。
いや、奈緒子ならそれも対処しそう…
なんで寮に入ってきたのか。
ー3ー
ペディキュア塗りでシンナーで軽くラリる奈緒子。
そんな状況でも揶揄われる。
ー4ー
イライラした奈緒子に首を絞められる航。そんな時、生徒会室に入ってくる後輩A,B!奈緒子はキスをしていた言ってごまかすのだった…
ー5ー
ー6ー
勉強を教えてもらう。
そして寮のみんなのために絶対にマラソンで負けるな、結果がすべてだという奈緒子だった。
(青い三角定規がわからない?目のなんか?)
いつもの場所に奈緒子がやってくる。
奈緒子の言う通り不正をしてまで勝った航。ケガをしたのは会長のせい、勝ったのは会長のおかげ。
そんな奈緒子は航に謝る。謝った理由はあるはずのない追試に拘束されてしまったこと。大好きだから弄って遊びたいし、他人に汚されたくない。
ご褒美といって膝枕をしてくれる奈緒子。3時間も退屈そうに、それでもつまらなそうでなく航の顔を眺めていた航。
=Act2=
ー1-
ー2ー
またしても勉強を教えてもらう。夜の4時、ようやく寝ようとする航はまだ奈緒子の部屋に明がともっているのを見つける。数学をする奈緒子を見て、その意志の強さに感銘を受ける。そしてそのまま寝る。寮の全員で勝利を勝ち取るのが目的だから。
しかし数学はもう終わったはずの3年、奈緒子がしていたのは2年の数学。航のための予習。
ー3ー
あの奈緒子がテストで7位。テスト中の寝落ち。寮のみんなのための自己犠牲。今まで一度も自己犠牲なんてしたことがない、なぜなら寮のみんなには自分も含まれていたから。さらには満足そうな奈緒子。生徒会室で眠る奈緒子をみて、航は奈緒子と出会った当時、奈緒子が副会長だったころのことを思い出す。
ー4ー
ー5ー
今年もサザンフィッシュでバイトをする航と雅文。去年の女子大生との思い出や、バイト代を使う予定の風俗の話を3人でする。そんな話を奈緒子に聞かれる…
高嶺の花である奈緒子に複雑な感情を寄せる航。そんな航と奈緒子の過去に何があったのか。
ー6ー
バイト中、サザンフィッシュにきて勉強する奈緒子。そんな奈緒子に、成績を落としたと引け目を感じる航は予備校の合宿に行かないのかと聞く。つぐみ寮最後の夏休み、そこから私をのけ者にするのかと怒る奈緒子。「自分が過失と判断した場合においても、相手画がそれを認めない限り、謝罪してはならない」そんな奈緒子との昔の約束を思い出し、買い物に誘う航。
ー7ー
奈緒子との買い物デート。だが結局は航のおめかしにすべて使う。
そんなデートの帰り道、航は飄々とした奈緒子にイライラが募る。表面的に好意を見せる奈緒子。航は好きだと言って無理やり唇を奪う。奈緒子に怒られたのは第4条の誓約違反のみ。キスをしたことは不問。また今度デートの約束を取り付けて帰宅。
奈緒子に思いを寄せた2年前、そして何かがあった2年前。第1条が撤廃できるかもしれないと期待を寄せる航だった。
ー2年前ー
引っ越してきて半年の奈緒子。そんな奈緒子に女の子ときたら声をかけまくる航はデートに誘う、断られても断られても誘う。
奈緒子と日々過ごし仲は深まる。そんな奈緒子に相談される。人に好きっていうにはどうしたらいいのかと。
そんな時、ついに受け入れられるデート。航の服を一式買ってくれる。そして連れていかれた先は、卒業まで半年に迫った3年の先輩。奈緒子が思いを寄せる同じ寮に住む先輩。
利用された航。さすがの航も精神的疲労を隠しきれない。
卒業式の日、航に会いに来る奈緒子。先輩も卒業のはずなのに。
そんな奈緒子は卒業パーティーという名目で体を重ねる。先輩が好きなはずなのに。好きで好きで仕方がないはずなのに。
裏切ってしまったはずの航への罪滅ぼしとして初めてをささげる。そこで航も初めてだと知って謝罪を重ねる。私なんて女が初めてはダメだと言って。それでも奈緒子がいいといい行為を続ける。ただ私のことはもう好きになっちゃだめだぞと約束して。
好きだったはずの、憧れていた相手との初体験。しかし涙が止まらない航。最初で最後の行為。自分勝手な罪滅ぼしと好意が錯綜した体験。
=Act3=
ー1ー
希望が見えいきいきとした航。
ー2ー
ー3ー
二人の関係を前向きに考える二人。航は合コン等の行事を、奈緒子は男への八方美人をやめる。
そんなとき、八橋大から観光客が来る。その中には、奈緒子の過去の想い人も。鉢合わせる3人。
奈緒子の本当のタイプ。それは地味で、目立たなくて、損な役回りばっかりで、でも努力家で、夢のために一生懸命頑張ってて…そいでもって……笑顔が、すごく可愛い、人。
ー4ー
デートの約束にも来ない奈緒子。それでも待ち続ける。そんな時やってくる辻崎。絵にかいたような奈緒子のタイプ。奈緒子が航になれといったタイプとはかけ離れた人。航にとって忘れたくても忘れられない人。
ー5ー
2年前の続き。辻崎を好きになった経緯。どれほど好きだったか。それを夢に見る。
ー6ー
夜、辻崎に会いに行く奈緒子。
合コンに誘われる航。
ー7ー
航と海己が寮に入った日。奈緒子と誓約を結んだ日。
1.性交渉は今後要求しないこと。
2.本件については他言無用。
3.自分が過失と判断しても相手が認めなければ謝らないこと。
4.朝倉先輩か副会長と呼ぶこと。
5.責任は奈緒子にあり、航には一切ないこと。
そして最後に一言、完膚なきまでに幻滅させると。
寮で過ごす日々の中、奈緒子に幻滅した航はますます奈緒子を好きになっていった。
ー8ー
合コンに行かないという航に対し、縁がないからやめておけと諭す隆史さん。そこへ楽しそうに談笑する二人がやってくる。夜明け前からずっと部屋で話していたらしい。昨日だけじゃなくて一昨日も。何も話せないという二人。それでも航は諦めない。例え二年前の繰り返しになったとしても、二年前以上に奈緒子のことが好きだから。
ー9ー
いつもの場所で海己と二人で話す。また振られそうだと独り言つ。一度目に振られた相手に、二度目に振られた相手のことを話す。航の分まで泣く海己。
ー10ー
吹っ切れた航。それでも好きでいるという。
そんな航に隆史さんはあるメモを渡す。すべてを受け入れる気があるなら今日の夜そこへ行けと。
ー11ー
その場所には楽しそうに談笑する二人。みたこともない奈緒子の楽しそうな姿。女性の顔。
ある男性の話をする奈緒子。はじめは好みでもなかった人、それでもしつこくデートに誘ってきたガキっぽい人。その人とあった今まであった経験。後悔していること。本当にその人が好きで好きでたまらないこと。ずっと考えてしまうこと。いつのまにか好きだった先輩以上に好きになっていたその人。
航が大好きでたまらないからこそ、ケジメとして全てを話す。はじめにした約束、八方美人はしないという約束を果たすため、嫌いあう。
過去についた嘘のため、自信がなく、航に想いを伝えられない奈緒子。ただ約束を守って待つことしかできない。
だから嫌いあうのを見せつけるために、辻崎に悪役をするように頼む。
航に話しかける辻崎。恥ずかしがる奈緒子。
場面は奈緒子と航の二人。結局、また隆史さんに騙された二人なのだった。
ー11ー
大学推薦の一次に通る奈緒子。対象は航が頑張って入ってこれるところ。
ーエピローグー
奈緒子と同じ大学に受かった航。二人が暮らすアパートの名前。それはつぐみ荘。留年するため必修を一つ落とした奈緒子。
だれよりも自信家で、ただあることだけに関してはだれよりも自信がない少女の話。そんな少女は自分の気持ちに気づいてしまえば、誰より一途で熱烈な女の子。
うーん、個人的にこういうすれ違いは好きなんで満足っちゃ満足なんですけど、シナリオの完成度としては下の方なのかなあ…とはいえ私は奈緒子推しですが。
まあ丸戸さんの他作品を見てもひとりのルートに力が入れられているみたいですし、別にいいかな。次がメイン。
続く。