=総評=
良作。ただパルフェには全く及ばない。島での恋愛を楽しみたいなら癒しになるのでって感じですかね。もう1回やる?と聞かれればやりません。
おすすめ順は
凜奈→(他)→海己
奈緒子ルートだけちょびtttっと特殊なので、ネタを知りたくないなら後回しがよし。
シナリオ完成度、感動度は
奈緒子<宮<海己<さえちゃん<静=凜奈
奈緒子推しですよ。これが低いのは、奈緒子だけ異色なんですよね。なんというか奈緒子は強すぎて自分の中ですでに問題が解決しているというか。ジェラシーさは好きなんですけどねえ。。。
静については賛否別れるでしょう。弟や妹がいる方は甘すぎると言い、いない方はみんなと同じように溺愛してしまう。ただ登場人物は一人っ子だらけですから。。。
不思議なゲームです。一つ一つのシナリオは、他作品に比べて満足度が落ちるのに、全体でみれば満足度が絶対評価で高い。つまりキャラ設定、世界観がうまいんでしょう。
=感想=
まあ良くも悪くも普通でしたかねえ。言ってしまえば私の趣味に合わなかったんでしょう。緩急ついたものが好きですから。ただの日常なら現実で十分ですからね。あとはあまりものに執着がないからでしょうか。「寮が壊されるからみんなが離れ離れになる」のだったら私はひどく泣いていたでしょう。しかし「みんながいなくなるから寮が壊される」のは仕方ないと心のどこかで割り切れてしまっているんです。むしろ寮がなくなったからといってみんなの絆や記憶がなくなるわけはないのだから、それほど(茜ルートのように)落ち込む必要があるのかと思ってしまうのです。だからこそ、海己ルートはふつーに感じたんでしょうね。
それでも楽しめはしたのでさすがです。細やかな感情設定やちょっとした小噺等が巧なんでしょうね。私がノベルゲーに慣れてきたのもありますが。
ですからパルフェのような激動さを求めているならやらなくていいと思います。
茜ルートに関しては完全に蛇足。寮が壊れるのはずっと覚悟していて、他のルートだって取り壊されたはずなのに、寮の誰かと恋愛関係にならなかっただけで、ここまで性格が変わってしまうのかなあと。しかも立ち直りがあまりに早すぎやしませんかい。
ちょっとした感動のために航を弄ばれた気分。
ー追記ー
いろんな人の感想ブログを見ましたが、人によってどのルートが好きかはまちまち。その点においては素直にすごい作品なんだなあと思いました。ただ丸戸作品だからと評価されるのはよくわからん。
以上