さあついに。はっきり言って手の入れようが違うと踏んでいる…
RURIルートは最後のほうがいいみたいなのでこっちを先に。
=ルリ1兄妹=
共通
=ルリ2101段目の階段=
ー1-
健志はバイト、ルリはお留守番。慣れない日常。二人で生きていく。兄妹として生きていく。お互いに苦労して、お互いに泣かないと約束する。
ー2-
佑咲登場。
ー3-
ルリ、登校。
佑咲バイトに。
ー4-
今日から佑咲がバイト。
=ルリ3ペーパードライバー=
ー1-
佑咲、免許取得。
ー2-
学校を卒業し、正式に宮司となる。ルリも小学2年生になり、頼もしくなってくる。
今日は二人で車で、隣町まで。地鎮祭。
ー3-
屋根から落ちてしまうルリ、急いで病院へ。大したことがなくてよかった…
ー4-
お腹が痛いらしい。患部が違うので正露丸で放置。
ー5-
やはりお腹が痛いらしい。さすがに心配なので、仕事は休んで病院へ。診断は風邪。それでも保護者として心配で仕方がない。
ー6-
元気なルリ。それでもたまにする咳に不安が募る。初めての保護者。加えて急になった保護者。
まだ腹痛が続いている様子。それでも気にしているのは仕事を休ませてしまうことと、元気でいる約束を守れないということ。
ー7-
血液の病気だったルリ。初期なので暫くは安静が必要なものの大事には至らないと聞き安心する。
ー8-
冬になった。やっと寛解したルリ。二人で雪だるまを作る。
=ルリ4電池切れの呼びボタン=
ー1-
数年がたった。早いもので中学生になったルリ。
しっかりするようになったなあ…
もう使うことのなくなった呼び出しベル。この描写いいなあ。
まだ屋根上禁止令は出ている様子。
=ルリ5リボンと帯=
ー1-
今日は休日、一緒に神社の仕事を熟す。
暇すぎていつものルリを見せてもらう。きゃわ。
久しぶりにゆっくり妹と過ごせた良い休日だった。
ー2-
今日ももちろん休日。しかし縁日の打ち合わせが入ってしまう。
ちっぱい体操…?なんこれ…お兄ちゃん、妹があまりにおバカに育ってしまって悲しい…
=ルリ6背伸び=
ここで修正パッチに気づいて、入れたわけですが、タイトルが今更…直すか…
ー1-
縁日の準備で会社は半ドン。長く一緒に過ごせる日。
無くなった体力、始まった物忘れ。そんな一つ一つにルリと重ねてきた日々を感じる。
急いで学校から帰るルリをみて、学校での生活が心配になる。
ー2ー
ルリと佑咲の家に行く途中、ルリの同級生に会う。やっぱり人見知りは健在で、少し心配。募集するバイトに期待する。
友達がいないこと以上に、兄に心配をかけることを気にするルリ。
ー3-
同級生に浴衣について聞かれる。だから一歩踏み出して、着方を教えようかと誘う。初めて友人を家に呼ぶルリ。
いつからだろう、ルリが気兼ねなく家と呼べるようになったのは。感慨深い。よかったね、二人とも。
友達ができたルリ。これからはきっと走って帰ってくることもないだろう。
嬉しさと寂しさが入り混じった夕暮れ。
=ルリ7ふたつの水たまり=
ー1-
バイトの応募が来る。
ルリの勉強内容、小学1年生内容では…
雨の中コンビニに大福を買いにいく健志。いつも通り傘をささない。そんな健志にルリがさしてくれる。いつかのような光景。
行きは小さなふたつの水たまり、帰りにはひとつになっていた。一緒に過ごすうちに本当の家族になった二人のように。
=ルリ8夕立=
ー1-
依知子襲来!遅い襲来だったなあ。。。
採用。
ー2-
日常。
ー3-
今日から夏休み。
雨で境内に閉じ込められるルリ。昔のように呼び鈴で健志を呼ぶ。そして一緒に大福を買いに行く。
=ルリ9傘の下の小さな世界=
ー1-
兄と過ごしたい妹。しょんぼりする妹の姿を見て、遊びたい盛りかなと思う兄。
明日も雨だねと喜ぶルリ。そんなルリをみて、自分の隣にいることを優先しようとルリがしているのではないかと感じる健志。
最近は大人になってきたようだったルリ。それが昔に戻っているような気がして、また病気になるのではないかという、道理のない予感がして不安を隠せない。
=ルリ10空の瞬き=
ー1-
雨の降る中帰宅する健志。境内にいないルリ。ずっと家にいたルリを知り、不安を隠せない。傘に閉じこもろうとしているようで、このままでは何か嫌な予感がして、珍しく叱る。任されたことはしなさいと言う。
ルリはただ、兄と一緒に居たいだけなのに。
それに気づいたときには、もうすでにルリを傷つけていた後だった。
いつからか、家族とも兄妹とも違った感情を向けられていた。そう気づいた健志は、ルリの傘を持って追いかける。
背伸びだけはやめたくなった、大きくなるため、大人になるためずっと努力してきた。それでもその対象である兄に拒絶されるのなら、もう何の意味もない。もう私が傘をさすこともない。そう考えるルリ。
そんなルリに傘を差しだす健志。ルリはお兄ちゃんが濡れてしまうと拒否する。しかし健志がそれでも傘を共有し続ける。ルリだっていつも濡れてたから大丈夫と。今度は健志が肩を濡らす番。
健志が大好きだから自分が大人になろうとし、目を背けていたルリ。妹が大好きだから、心配で相手にばかり目を向けていた兄。
あの時屋根から落ちていなければ、あの時お腹が痛いと言っていなければ、あの時二人が兄妹になっていなければ。そんな可能性を辿ってきた今。だからこの尊い今が大切で、あまりに居心地のいい今を壊したくなくて、ずっと傘の下に二人濡れていた。二人が寄り添えば二人とも濡れない未来もあったのに。
お互いがお互いを想いあっていたのは当然で、だからこそ寄り添うという選択ではなく、相手だけを思いやるという選択を取ってしまった二人。
もうその選択肢に気づけたから、もう二人とも濡れることはない。傘の柄に二人は手を重ねる。手を重ねて、一緒に傘をさせば、二人とも傘の下に収まれるから。これからは傘も半分こ。分け合うのではなく、重ねるという意味で。
=エピローグ=
縁日当日。晴れ。
休憩時間は二人で回る。二人で大福を買って、屋根の上で半分こして食べる。今日からは解禁。
高いところが好きな理由。それは空が近いから。お母さんたちに伝えたいことを伝えるため。
これからも二人は空の瞬きを数えて、年月を重ねる。
いやーいいですね。この絶妙な心情描写本当に好き…
ルリから健志への異性としての想いは当然なので、問題になるのは健志からルリへどのような対応を取るかでしょう。健志が取った選択はいったん保留。あそこで悩んで、放置していたらルリを傷つけてしまうから。安易に想いに応えないのもいい。だって兄妹ですから。健志が人生の中でした最大の決断、選択こそがルリを兄妹として引き取ることだったんですから、そこが揺らいでしまうようなストーリーじゃなくて本当に良かった。安易にHシーンのためそのような選択にするような会社さんも多いと思うので、こういう無理にHシーンを入れないというスタンスがたまらない。実際Hシーンは分岐でぶっとびルートで入れているわけです。
ストーリーが短いので心情が描き切れていない感じはありますが、それでも10での細かなルリの気持ちの揺らぎはさすがだなあと。
RURIに期待ですね。
続く。