えす山の日記

自分用のゲームの感想日記とか

夜巡る、ボクらの迷子教室(きなルート)

=きなルート=

ー20ー

定期テスト返却.新島だけ不合格...

これまでにないほど勉強した結果.努力したものにしか出せない表情を出す新島.

ぎこちない笑顔を作る新島に,感謝を伝える.教師としてだけでなく,一人の人として新島を応援したい.

 

テストって非情ですよねえ...努力した人が報われるとは限らない.実力通り評価されるとも限らない.そりゃ努力は報われるまでしなきゃ努力じゃないっていう人もいるかもしれませんが,それは報われた人だから,報われるまで続けるチャンスがあったから言えることで,周囲以上に努力していて,その方向性も間違っていなくて,それでも報われない人はやっぱりいますよ...そう考えるとチャンスが与えられること自体,非常にありがたいことなんですよね.

もちろんそれでも立ち上がって挑戦し続ける人がカッコいいですね.

 

ー21ー

はやめにきて勉強する新島.

会話の中で白い建物,校舎に拒絶感を示す.

 

授業でも前向きに解こうとする.居残って勉強する.

えらい!頑張ってほしい!応援している...

 

これで落ちたらと不安に思う晴生.

わかる...

 

ー22ー

新島にとって問題なのは卒業することでなく,大学に合格すること.なぜ大学に行きたがるのか.

 

今日も新島は早くから来て,遅くまで残って勉強する.

 

ー23ー

再試.不合格.

なぜ大学に行きたいか聞く,そして現実問題,受からないことを伝える.

それでも食い下がる新島.泣きながら懇願する.今のままじゃダメ,今のままだと生きている価値がないから.いい大学に行っていい仕事につかなければだめだという.

ここにいる人間が一般にどう見られているかがわかっているから.それ以外にも理由はあるようだが.

頑張っているやつが報われず,不真面目だが要領のいい人が報われる理不尽な世の中.その世の中を否定することはできないけど,それでも頑張ろうとする生徒がいるなら...自分だけは新島の味方になると決める.

先生が倒れるかもと言って質問にこれなかった新島.これからは質問に来るように,その代わり倒れたら介抱してもらうという約束をする.

 

ー24ー

今日は晴生の家で勉強会.

ちょっとだけ過去の話になる.熱意を奪った人達のことをどう思うか聞かれた晴生.当時は殺したいほど憎かったが,今となっては,辛さを他人のせいにしてしまうと...そう考えているうちに伝えそびれてしまう.

 

人形のくまさんに今日あったことを報告する新島.

 

ー25ー

仕事が忙しい晴生.さっそく小清水にも心配されてしまう.

 

今日も新島が家に来て勉強会.お礼にご飯を作ってくれるらしい.

料理上手の新島.しかし食べようとしたとき,疲れからか意識を失ってしまう.

膝枕をして介抱してくれていた新島は責任を感じる.自分のせいで忙しくなって,木を失うまで働かせてしまったと...もしまた倒れたら膝枕をしてもらう,だからこれからも質問するように.そんな約束をした.

 

今日もくまさんに報告.

 

ー26ー

今日も勉強会.

家族の話を少しした.

 

今日もくまさんに報告する.先生は先生で問題を抱えている.だからもしできるなら抱きしめてあげたい.

 

ー27ー

少し暗い新島.大丈夫かと聞くと,が逆に寂しくないか聞かれる.母親のこと.そんな晴生を心配して暗くなっていた新島.だから今日も膝枕をしてもらう.

 

学校が終わり,前の学校の生徒に出くわす.

トラウマから体の機能が停止したかのようになる晴生.新島が手を握ってくれて現実に戻ってこれた.手を離すように言っても決して離さない新島.晴生にどこか自分と似たものを感じ取る.

 

ー28ー

机に虫がついていて,狂乱する新島.みんなから嫌われてしまうと泣き喚く.

大丈夫だと伝える,なぜならこのクラスは俺の生徒だからと,もし新島が逆の立場だったらどうかと.

 

大嫌いな虫のおかげで,この学校のみんなが大好きで,ここに来てよかったと再認識できた日.

 

ー29ー

再再試合格!

 

りこの提案でまたみんなで何かをすることに.

 

下の塾生に馬鹿にされる新島.下には下がいると思い込むことでしか自尊心を保てない奴らに馬鹿にされて涙をこぼす新島.そんな新島を見て晴生は少し汚いが,塾生に権力により二度と新島の前に現れるなと脅す.

人の気持ちに敏感だからこそ傷つきやすい新島.そんな新島に,今はそれでいいという.実際社会に出たら見下されるのも常日頃になるけれど,今はまだこの学校が好きで,前向きに努力しようと思うだけでいい.

 

ー30ー

人生ゲーム大会.

堅実なりこ,上下差が大きいはやて,ずっと悪いことが続く綾子さん.

優勝連続のりこに壁ドン,あごクイをやらされる...

 

教室の中で花火をやったり,無茶苦茶の思い出.楽しい思い出.

だからこそ思い返されるあの頃の記憶.今が幸せだからこそ,ある日突然それがなくなったらどうしようかという不安.

そんな時,かつて虐めて来た女を見かける.はやてのバイトの同僚...

 

家に帰り,くまさんを八つ裂く新島.

漸くつかめた幸せな日々に這入り込んできたかつての傷.

 

ー31ー

学校を休んだ新島.外の出て奴に会うのが怖いから.あいつとの記憶と親への罪悪感.

 

ー32ー

学校へ行くが,それでも道中びくびくしてしまう.先生に会いたい,その一心で動かない足を動かす.

先についていた小清水と先生に胸を突かれた感覚になる.

いつもと違う新島,心配するみんな.

 

授業にも集中できない.小清水と晴生の仲睦まじい光景に抱いた嫉妬.そんな自分を責めてしまう.

 

全てが悪い方向に転がっている.すべてはあんなことがあったからなのか.

道端で無視を見かけ戻してしまう新島.ただ泣く.そんな時駆けつける晴生.

理不尽で冷たい世の中.ぎりぎりを生きる晴生や生徒たち.それでも踏ん張って生きていかなければならないから,もし辛いことがあったら頼るように言う.新島は生徒で,晴生は先生だから.

 

絶望的にBGMが合ってない...

 

ー33ー

賢いからもしれないが,ごみをポイ捨てしたり,挨拶をしない塾生.

頭はよくないかもしれないが,ごみ捨てを手伝ったり,いつも元気よく挨拶をする生徒たち.

 

先生に恋をした新島.

 

前の学校の生徒と出くわす新島.晴生の悪口を言う元生徒に,我慢できない新島.バカにされ逃げる晴生を追いかける新島.

自嘲する晴生はこんな先生でごめんと謝る.自分を大切にしない晴生に,新島きなは自分の今までの境遇を話す.実は高校に落ちたわけでなく,虐められて引きこもったこと.晴生の傷を癒すために,自分の傷を抉る.そんな最低の方法でも,晴生の傷が癒えるなら...

 

幸せだった高校生活.一人の同級生の,気まぐれで虐められてすべてが台無しになる.友達だった人も話すらしてくれなくなる.それでも毎日学校に通い,きっといいことがあると自分を奮い立たせていた.

加速する虐め,友達だった人もいつの間にか加担する立場になっていた.

今日もいいことがありますように,そんな毎朝のおまじないは,今日は誰からもいじめられませんようにという祈りに変わっていた.

直接的な暴力.もう祈ることすらしない.

ある日母から勧められた学校の再入学.夜間学校に入学することにした.あいつらを見返すため,その目的のためだけに.

 

私の大切な人をそうやって,ダメだって勝手に思い込んで,楽になろうと貶して,自分で自分を傷つけないで.私の前だけでも泣いてもいいんですよと晴生を包み込む.

 

ー34ー

成績急上昇の新島.

 

父に呼び出される.閉校の催促が委員会から出される.

怒りが爆発する晴生.

ただただ悔しい.

 

ー35ー

父のもとに行き,頭を下げる.自分の力では何ともならないから頭をこすりつける.最も憎い相手に.

晴生をつけていたみんな.みんなも土下座して頼む.それでも取り合わない父に,詰め寄る.あんたみたいな上から見る人間にはわからないかもしれないが,こんな俺たちも毎日もがいて頑張っているんだと.そんな晴生は疲れからか気を失ってしまう.

 

血圧が上がったからか...?それでしてもBGMがあってねえ...

 

意識を取り戻した歩きは泣きながら皆に謝る.自分が情けないから,もっと力があればと.

このまま学校が無くなったら,自分のことは忘れろという.それでもずっと晴生の味方であるというきな.だって先生のことが好きだから.

 

これなんで忘れろって言ったんだろう...?人を殺しても?って言っているから,学校をつぶそうとしているやつらか,父かを殺そうとしているの?それはそれで短絡的というか...なんかきなとの恋愛関係を発展させるためだけの話っぽくて苦手だな.

 

ー36ー

父が閉校にならないように取り合ってくれた.そもそも呼び出して閉校するという必要もなかったはず.そのまま閉校させればよかったのだ.ことが終わってみれば,父が考えていたこともわかる気がする.父こそが母が残した学校を残したかったのではないか.

風当りは強くなるかもしれない.しかし味方がいないのなんて元から.それでも,何も問題を起こさないよう注意してくださいと,秘書の方にくぎを刺される.

 

家に帰ることにした小清水.

 

ー37ー

いちゃこらいちゃこら.

と思ったのもつかの間,いざ行為に入ろうとすると取り乱すきな.

 

女性器に虫を入れられそうになったことがフラッシュバックする.

なんとなくむかつくから,ただそれだけで学校をやめるまで追い詰められた.

 

ー38ー

いちゃ.

 

ー39ー

デート.

 

喉が渇いたので,小清水が働くコンビニに行く.そこにはきなを虐めていた元凶も働いていた.

幸せそうな橘.きなのことを忘れている.どうして忘れられる.

掴みかかるきな.殺してやると言いながら殴り掛かる.なぜ自分だったのか,どうしてそんな幸せそうなのか,なんで忘れられるのか.私はただ何気ない日常を過ごしたかっただけなのに.

 

BGMが....

 

死ねばいいと同意を求めるきな.それでも開き直って,諦めちゃだめだと思いなおした晴生は一回落ち着こうという.

裏切られた,捨てられたと思うきなはそのまま帰宅した.

 

ー40ー

問題を起こしたきな.運が悪かったという秘書の言葉.悔しいが結局はこの言葉に落ち着いてしまう.もしコンビニじゃなくて喫茶店に行っていれば,違うコンビニにしていれば...

 

あいつさえいなければ,そのような黒い感情にがんじがらめにされるきな.

 

ー41ー

きなから学校をやめるという連絡が入る.一方的な連絡に,きなの家に向かう.

はさみを手に,橘のところに行こうとするきな.復讐したかった相手から忘れられ,生きる意味を失くしたきな.もう自分が救われるにはあいつを殺すしかないと思い込む.

復讐しても何も残らないという晴生に対し,じゃあせめてあいつの怯える顔が見たいという.自分の人生を捨ててしまったきなに,晴生は抱きしめて唯愛を伝える.

 

ー42ー

差し込む朝日.朝日をこんなにもきれいだと思ったのはいつぶりだろうか.

すがすがしい気持ち,自分の人生を生きたいと思う.

 

生きるって何なのだろう.何も悪いことをしていないのに,どうして生きることはこんなに辛いのかと聞く.

生きるというのは抗い続けること,辛く悲しいことは当たり前のように起きて,それに抗わなくてはいけない.幸せがあるかはわからない,それでも幸せがあると信じることはきっと悪いことじゃない.

 

きなの処分は退学.こればかりはもうどうしようもない.

これからどう生きていけばいいかわからなくなったきな.最後に残っていたものまで奪われた.だから晴生は自分と生きる道を提示する.一緒に生きて,大検を取って,大学に行けばいい.彼かを恨みながら生きるんじゃなくて,好きになりながら生きてほしい.どんなに惨めで,人から蔑まれても,生きている限り希望は捨てちゃいけない.そこに愛があればもう少しだけ世界は優しくなるから.

 

二人でコンビニに行き謝罪する.

やっと思い出したと嘲笑う橘.そんな橘に,本気で,冷静に怒る小清水.店長も理解を示し,これ以上は何も必要ないということで落ち着く.

小清水はきなにアドバイス.「これから強く生きなきゃだめだ.嫌な目にあわしてくるような奴らのルールや価値観に従っちゃいけない.自分のルールを持って上手く折り合いを付けていかなくちゃいけない」退学になって,一緒に卒業できないのは残念だけど,これからも友達だから,一緒に頑張ろうと伝える.

 

ー43ー

家出勉強会.いちゃこら.

 

ー44ー

こらいちゃ.

 

ー45ー

今日は卒業式.

りこのために免許を取り,転職を考える綾子さん.

親の仕事の手伝いをしたいという小清水.

きなはゲストという立場でみんなにメッセージを送る.そしてメッセージを送られる.がんばれ,また遊ぼう.

 

秘書から前にいた学校で働くのはどうかと言われたときなに告げる.だからこれからまためんどくさいことが増えるかもしれないと.

めんどくさくってもいいじゃないというきな.ここまで回り道してきたからこそ,二人は出会えて,愛し合えたから.だからめんどくさいこともいいことだって思う.

 

ーエピローグー

例の私立の学園を立て直して,学園長までになった晴生.虫も大丈夫なったきな.二人と子供と,幸せな日々を過ごす.

 

 

絶望的にあってないBGMとかはアレだったけど,一番グッときましたね.大泣きはしなかったけれど,考えさせられたというか.テーマのわりにきれいごとは多かったと思いますけどそれでも.

EDの合格発表の一枚絵とか大好き.

EDの曲がなあ...劣化版BUMPで...これ聞くならBUMPでいいやんってなってしまった.