=那津奈ルート=
おっとり系苦手なので1番目.
ー5月7日ー
那津奈念願の液体ロケットエンジンを作る.
ええ...液体水素使うの...?学生だけが使うには危なくない?ていうか液体ヘリウムも使えるの?いい学校だなあ.予算どんだけ出てるんだ.
ー5月8日ー
ターボポンプの仕組みがきれいだと感動する乙矢.わかるぞー乙矢.
那津奈のことが好きになっていた乙矢は,思い立ったが吉日とデートに誘うも躱される...大地の助けで,那津奈の興味がありそうな映画の試写会のチケットを2枚もらう.しかし2枚とも那津奈にあげてしまう...
那津奈苦手だあ...
有佐から脈なしだからあきらめろと言われる...乙矢はすぐに立ち直り,長期戦に変更.
ー6月8日ー
ひたすらに改良を繰り返す日々,ようやく試作1号チャイルド1が完成.
燃焼試験.結果は燃焼時間4.8秒で大破.440秒まであまりにも遠かった.
ー6月9日ー
那津奈は涙を泣かしながら何度も録画を見る.原因は不明.乙矢はそれを信じて一緒になって映像を見る.那津奈自身が自分を信じられなくなっても,那津奈の言葉を乙矢は信じて見続ける.
一つの可能性を見つけた乙矢.
ー6月22日ー
改良を重ねて完成したチャイルド2の燃焼試験.
結果はチャイルド1と全く同じ.4.7秒.前回の欠陥ももちろんだが他にも問題があった.
ー7月6日ー
展開はやー.
チャイルド3の完成.
日付が変わるギリギリまでの作業.帰ろうとしたところ,那津奈に引き留められる.せっかくの七夕だから乙矢と一緒にいたいという.乙矢は当然,勘違いしてしまうが,那津奈にそういう気はなかった...チャイルド3と一緒にいてほしいだけ...
二人はチャイルド3に短冊を吊るす.成功しますように.
ー7月7日ー
燃焼試験.またしても同様の失敗.
ー7月8日ー
原因が見当たらない.
今日はさぼり!気分転換!二人でサボって,ロケットを作る.
そのロケットの失敗により,チャイルド3の欠陥が見当たる.しかしそれは技術によるもの.どうすればいいかわからない.
職人に教えを乞うことに,もちろん通訳は乙矢.
ー7月10日ー
何度も何度も指導を受ける.めきめきと上達する那津奈.
ロケットへの税金投入を反対する運動が起きている.AXIPの予算を削減されないために,訓練生で,理事長の娘である那津奈がイメージキャラクターに選ばれた.
那津奈のみならず有佐も反対していたが,予算追加の報償に目がくらみ...
もちろん乙矢もその協力をする.
ー7月13日ー
PR活動の日.観客がロケットのように見えるようにすると約束した乙矢.那津奈は困ったときにいつの間にかその乙矢の顔が浮かぶようになっていた.そしてロケットが一番大事だという気持ちにも迷いが生じるようになっていた.
しかしスピーチが始まっても乙矢は現れない.順調に思われたスピーチも,反対派の野次によってパニックになってしまう那津奈.理事長がいなすものの,那津奈は落ち着きを取り戻さない.そんなとき,響く乙矢の声.白虎を背負ってきた乙矢.乙矢と有佐のバカのような掛け合いに落ち着きを取り戻す.
幼かった日の中で,友達がいなかった那津奈に初めてできたロケットという友達.ロケットを作るようになって,友達が増えた.そして毎日毎日ロケットを作ってきた.たくさん友達が増えた.ロケットが連れてきてくれた友達.そんなロケットに恩返しを,火星まで有人で連れて行ってあげたいという想い.
スピーチは大成功.
帰り道,それぞれの恋心について話し合う那津奈と有佐.どっちが勝っても恨みっこなしの約束.
ー7月14日ー
朝,有佐に那津奈に告白しないかと聞かれる.昨日のロケットへの愛を聞いて,自信のない乙矢の背中を押す.
那津奈には那津奈で,有佐のことが好きか聞かれる.
作業の終わり,かつて作っていたロケットについて話す那津奈.途中で爆発しても,諦めずもう一度作った明里先輩.そんな明里先輩のことを有佐も尊敬していた.
しかし結局打ち上げはできなかった.書類を出し忘れたから.有佐は自分を責める.自忘れたのは当時のプロジェクトマネージャーなのに.今度は絶対に打ち上げて見せる.そう決心して,製造からプロジェクトマネージャーへの転身を決意した.そんな有佐には傍にいて甘やかす係がいると那津奈は言う.
そしてその有佐のことをバトンタッチしたいという.もう自分は卒業だからと.
その約束をしたとき有佐が入ってきた.約束よりも早い時間.こうなることを予測していた有佐.両方が両方の幸せを考えたうえでの行為.
言い合いになる二人.遠慮するように思える那津奈に自分の夢を諦めてビャッコに残ったじゃないと有佐はいう.
そして有佐は,那津奈の望み通りその場で告白する.当然断る乙矢.好きな人が那津奈と有佐が明かすと驚き顔の那津奈.
那津奈の気持ちを試すように,那津奈自身が乙矢を好きじゃないなら,乙矢が諦められるよう正式に断れという.断ろうとする那津奈.しかし断れない.嘘でも好きじゃないという言葉は言えなかった.
涙を流す那津奈を抱きしめる.正直になる那津奈.愛を語り合う二人.
有佐がかわいそうだよ!!!
那津奈嫌いだわ...
ー7月21日ー
4度目の燃焼実験.今度は144秒.亀裂が入ったことによる停止.
ー7月25日ー
一向に原因はわからない.ちょうど部活が休みの日なので,気分転換にデートに行く.
ひょんなことから原因判明.そうだと思ってた.
ー7月27日ー
原因確定かな.
ー8月10日ー
燃焼実験5回目.大成功.目標の400秒燃焼し続けることに成功した.
次は減圧下での燃焼実験.
ー8月14日ー
燃焼実験6回目.徐々に減圧される中で,400秒を4回繰り返す.この前と合わせて1002秒.そこで爆発してしまった.
那津奈がAXIPの特待生を辞退したと聞く.7月末にPR大使になったから推薦されていたものを保留にしていたが,今日辞退するという連絡が大澄先生のもとに来たらしい.
その理由はその研修が8月の第2週.つまり明日から2週間あるから.もし研修に行けば,フォーセクションズを諦め,ビャッコが廃部になることに近づくから.
説得に行く有佐と乙矢.夏帆とほのかもその気持ちは一緒.
有佐と那津奈は話す.打ち上げができなくなって,みんなビャッコを辞めて,それでも藻掻き,落ち込んでいた有佐.そんな自分のためにARCの誘いを蹴って残ってくれたという有佐だが,那津奈は違うという.ロケットを作り始めるきっかけをくれた有佐の隣こそが自分にとっての一番のロケット作りの環境だと.友達だから,ただそれだけの理由.そして今度は有佐の番.部長命令.特待生になれ,明日から研修に行け.
今まで何も,傍にいることしかできなかったから,今回はビャッコの,有佐の力になりたいという那津奈に,有佐は,例え那津奈が研修に行ったことでビャッコが廃部になったとしても,何度だって研修に行くよう言うと伝える.譲らないふたり.そこで乙矢も有佐に加勢する.那津奈が返ってくるまでに,自分と夏帆とほのかと有佐の4人で絶対に原因を突き止めると約束する.
親友のため自己犠牲する気持ちはわかるけれど,されたときのことを考えると,された自分を許せなくなるから,絶対行かなきゃだめ.
ー8月19日ー
一歩ずつ原因に近づくも,決め手に欠ける.
ー8月24日ー
那津奈が帰ってくる予定の日.いまだ原因わからず.
そんな時!乙矢に天啓がおりる! またかいな.
ー8月27日ー
6回目の燃焼実験.50秒だけ試す.これ以上試して疲労をためるわけにもいかない.
ー8月28日ー
フォーセクションズ1日目.
機体部門.ほのかと夏帆がペアになって,その場でロケットを組み立てる.アクシデントに次ぐアクシデント.9位.敗北.自責する二人を慰める.まだ3項目もある.
ー8月29日ー
電装部門.しかしここでもトラブル.ロケットの発射すらできずに終わってしまう.工場で作ってもらった部品の不良.今日といい昨日といい,自分たちの責任ではない.
そしてPM部門はこれまでの実績で決まる.優勝は無理.残されたのは明日の推進部門のみ.
しかし不安がっているのは有佐,ほのか,夏帆,乙矢.那津奈はただ一人優勝インタビューを不安がる.
明日すべてが終わるかもしれない.だからこそ5人は笑い合う.一片の悔いも残らないように.
ー8月30日ー
ARCの横でチャイルド6が燃える.
気が付けば残ったのはARCとビャッコのみ.
前回の記録を超える.ただただ祈る.眼前が白く光る.壊れたのはARC.しかしまだ終わらない.ビャッコだけではない,他のみんなもプロの試験にチャイルド6が合格することを祈る.
2000秒経過.真っ先に拍手したのは高乃酉.会場が拍手に覆われる.
5人でつかみ取った優勝.
うれしいいいいいいいいいいい.泣いちゃった.
ー3月15日ー
卒業式.今日がビャッコのロケットの打ち上げ日.
卒業式に出なければならないため,打ち上げには参加できない.せめてここからでも見えないかと空を涙目で眺めていると,乙矢が拉致しにきた.
打ち上げは夜に変更してもらった.天候がよくない予報だったけれど,夏帆が大丈夫というから大丈夫.これから本当の卒業式が始まる.
各々のENDからTRUEに繋がるのかな?楽しみー.次はほのかにしよ.
続く