えす山の日記

自分用のゲームの感想日記とか

あの晴れわたる空より高く(有佐ルート)

さて本番かな?

 

=有佐ルート=

ー4月17日ー

工場で明里さんに会う有佐.マックスファイブを見に来てくださいというが,もう無駄な努力はしたくない,打ち上げは見たくないと断る明里さん.

励ます乙矢に有佐は以前の話をする.ロケットが爆発した話.そして結果がすべてだといい張る有佐.そんな有佐に有佐のやさしさを感じた.

 

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ー5月7日ー

PM部門,あきらかに優勝できなさそうだけど,他の部門が検討して上手いこと行くのかな?

有佐はビャッコの部長として所信表明をする.

ひとつ.妥協禁止.

ふたつ.弱音禁止.

みっつ.恋愛禁止.

 

家から閉め出された有佐をこそっと泊める.

 

ー5月8日ー

親父にばれた…言い訳で付き合っていると誤解される…

 

親父の手前,胸を張ってロケットが好きと言えないことをひどく情けなく思う乙矢.

ロケットが嫌いな父に嘘をついたんだから親孝行なくらいと有佐に励まされる.超理論.しかし心が楽になった.

 

フォーセクションズ後のロケット打ち上げ計画を始めようと有佐に言われる.まずは廃部を避けるためフォーセクションズに集中しようという乙矢と年内に拘る有佐.部員の反応も乙矢と同じ…

那津奈の卒業に間に合わせるのが目的なら他のものでもいいんじゃないかという意見にも怒りをぶつける.その程度の気持ちだったのかと.

売り言葉に買い言葉.互いにビャッコから出て行けという.しかし正しいのは乙矢.周囲も乙矢が正しいと言い,有佐もそのまま出ていく.

3人に頼まれて励ましに行く乙矢と逃げる有佐.

 

前と同じように昔のビャッコの話を聞く。打ち上げに失敗したカサブランカ.発射台の破損によりバッシングを受けた.それでも明里先輩はもう一度立ち上がった.それこそ文字通り身を粉にして開発に勤しんだ.努力の甲斐があり,間に合った打ち上げ.しかし書類の用意・提出の不備.みんなが忘れていた.そして打ち上げるつもりだったから保管場所も用意できず,ただ涙を流しながら解体するしかなかった.書類を用意する仕事を担っていた有佐.二度と努力を無駄にしないようにPMをしようと決意した.

 

話を終え,迎えに来たみんな.有佐はみんなに謝って,もう一度だけロケット打ち上げ計画について話す.廃部にはしたくない.それでも廃部にならなくてもすぐに終わりが来る.那津奈はもちろん,それから1年後にはほのか以外は卒業.将来ふと振り返ったときに,ビャッコに入って良かったという何かを残したいと思っていた.しかし本当の自分の気持ちを綺麗ごとで隠していただけ.自分のミスで先輩の夢を台無しにしたことを後悔している.その後悔を払拭しないと自分は前を向けない,夢を見れない.だから本当に自分勝手な理由だけれど,それでも諦めきれない.この5人でなら絶対にロケットを打ち上げられる.この5人でなければ打ち上げられない.だからこそ協力してほしいと頭を下げる.

4人の返事は決まっている.当たり前のように,これからどのように大型ロケットとフォーセクションズを並行して行っていくかを話し合う.仲間の,部長の願い.有佐が楽しくないと自分たちも楽しくない.

 

ー6月8日ー

夏帆のジャイロの完成.しかしロケットの製造を頼んでいた町工場の主人が怪我で半分程度しか完成していないとのこと.

ちゃんと連絡しろよ~~…

なのでおやっさんに依頼!さすがおやっさん!明里先輩にも手伝ってほしいと依頼する.しかし逃げるように仕事に戻る先輩.

もういいといつものように自分を偽る有佐.乙矢は見抜く.

 

ー6月9日ー

一人で工場に行って,明里さんと話す.ただ世間話.メアドだけ渡す.もっと打ち解けてから電装部門のロケットの依頼をするために.

ああこれは勘違いが始まるなあ…有佐も明里さんも…

 

ー6月15日ー

明里先輩の好きなアイスをもって工場へ.天然ジゴロめ…

今度の休み釣りにも誘う…天然ジゴロめ!!!

 

デートのために日曜日の休みを法事という嘘で要請.ゆい経由ですぐにばれる.

 

ー6月23日ー

明里さんと釣り.

なぜ夢を諦めたかを聞く.ショックで立ち直れなかった.

あとは普通のデート.

 

帰り際,ロケットの製作に加わってほしいと頼む.明里さんと同じように結果を出さなければすべてが無駄になると信じている有佐.だからこそロケットを打ち上げなければならない.そしてなぜ結果だけを求めるのにビャッコに残るのか.もちろん明里さんたちの努力を無駄にしないため.

やりたくもない努力を強いることもできない.だから1つのお願い.本当にロケットにもう興味がないのなら,今有佐がやっていることは余計なお世話と伝えてあげてほしい.有佐が前に進むためにも.

返事に窮する明里さん.だってロケットが好きだから.

明里さんに告白される.乙矢がいたらもう一度頑張れる気がすると.返事は後日.

 

別れた後,有佐が現れる…全部見られていた…

正直にすべて話す.明里さんに手伝ってほしいかと聞くともちろんという.そして付き合えば手伝ってくれるとも.

明里さんへの返事を考えているうちに,いつのまにか有佐のことを考えていた.不器用で,それでも誰よりも優しくて.いつもいつのまにか有佐のことを考えている自分の気持ちに気づく.だからその気持ちを伝える.

想いを通わせる二人.

 

恋愛禁止といった手前,素直になれない有佐とデートの約束をする.

先に明里さんに返事しよ?

 

ー6月30日ー

デート

 

ー7月1日ー

明里さんに断りを入れる.

絶対に有佐を泣かさないこと,その条件でロケットを手伝ってくれることに.

 

ー7月10日ー

日常.予算とPM部門の実績のためPR大使に有佐が立候補&採用.

 

ー7月13日ー

スピーチ当日.

 

肝座ってんなあ.

しかし理事長は気に入らなかった様子.内容はいいが,有佐の本心ではないから.

 

ー7月23日ー

現状から言うと,PMで優勝するしかない.そのためには理事長のツボをつかなければならないがそれもわからない.

 

2月に予定していた大型ロケットの打ち上げがAXIPの偉いさんの我儘でキャンセルされた.怒り心頭の乙矢.

 

ー8月1日ー

合間合間で予約の譲受を電話するが少なくとも2月は不可能.

1月はARCがいっぱい予約していたのでお願いをしてみる.

高乃酉...お前結衣に惚れてたのか...それを利用して交渉にこぎつけた.

 

ー8月9日ー

射場を譲る条件.

1.PR大使をやめること.

2.ARCの副部長をPR大使に推薦すること.

当然受け入れる.

 

ー8月18日ー

理事長に,自分はふさわしくないからと辞退を申し入れたが,ふさわしくなくても誰かほかの人がふさわしいと思ったからその役になったんだ.今回の場合は理事長自身が有佐を推薦した.

理事長は有佐の事情を見抜く.それでも意思が固いようなら,もう一度連絡してくれ,その時は推薦も受け入れると.

悩む有佐.スピーチの後拍手してくれた人たちや応援してくれた人たち,そしていつかふさわしくなれるかもしれないという希望.

だから乙矢はその両方ができるように考える.もし後ろ倒しができたら.打ち上げ期間の3月にロケットを打ち上げられるようにできたら.漁業組合長を説得出来たら.妥協禁止,弱音禁止でがんばる.

 

親子喧嘩.交渉どころかロケット部を辞めなければ退学にまでなりそうになる.

謝る気はなかったが,有佐は謝って,母親が亡くなったときのことも聞けという.自分がPR大使をやめれば済むから大丈夫だと.

ゆいも兄のため父に交渉する.幼いころはロケットが好きだった.それでも父が嫌いなロケットはすて,大好きな父の跡を継ごうとした.しかし母を見捨てる父のようになりたくなくなっていたとゆいは伝える.そして父の気持ちはもう自分で伝えなければ伝わらない,もう伝えてくれる人はいないからとも.食い扶持も稼げないガキっていうけど,じゃあ葬式で喪主をやらせたみたいに,都合のいいときだけ大人扱いしてあげないで.

初めて涙をこぼす乙矢を慰める有佐.バカでもいい.私が代わりに考えるからもう一人で頑張る必要はない.

有佐もゆいも好き...うるうる...

 

ー8月19日ー

二人で一緒に親父と話し合う.仕事だからと逃げる父.二人とも船に乗ってついていく.

二人は話し合う.小さくて大きなすれ違い.

父をずっと待っていた乙矢.アメリカで手術を受けさせるため仕事に精を出していた父.手術は本決まりじゃないから黙っていた.AXIPのロケット打ち上げで近海で漁ができないから遠洋まで繰り出した.そのせいで景気が悪くなって,漁協からお金を借りられなくなった.やつ当たりかもしれない,あんなロケットのために,大好きな女房の死に目に会えなかったかと思うとやりきれない.

あの日以来,ふたりはずっと家族のもとに帰ってこれなかったのだった.

もう一度父は漁師になる道を提案する.ロケット開発は応援できないがこっちならと.しかしもう乙矢の気持ちはロケットしか向いていない.

そんな乙矢をみて,漁協のみんなに頭を下げるという父.女房を見惚れなかったが,立派に育った息子の船出を応援してやりたいから.

めちゃくそ泣きそうになった.

 

ー8月21日ー

打ち上げ許可が出た.5人はフォーセクションズとびゃっこ2の打ち上げに心血を注ぐ.

 

乙矢と親父さんを見て,何かをしようというときにはまず最初に感情が動くということに気づいた有佐.人を動かすにはまず感情を動かさなければならない.ずっと悩んでいたプレゼンの答えが見つかった.

 

ー8月28日ー

1日目.結果は2位.それでも暗い顔は誰も見せない.5人とも未来の話をする.

 

ー8月29日ー

2日目.3位.練習と比べるとあまりにひどい結果.それ以上に夏帆の様子がおかしい.

 

ー8月30日ー

3日目.9チーム中9位.こちらも練習と比べ物にならないほどの成績.これでPM部門での優勝の夢も途絶えてしまった...

 

それでも那津奈は改善策を考えようとする.みんなで作る大型ロケットを見越していた.有佐も諦めたつもりはない.最後の最期まで5人は諦めない.諦めきれない.

 

ー8月31日ー

ARCの独壇場.実績が高い順にプレゼン.そこに勝機を信じたい.

 

緊張で震えが止まらない有佐.そんな有佐の緊張を解くために,きっときているはずの明里さんを探す.この大人数の中から見つけ出すのは難しいかもしれないが,それでもいまから有佐が達成しようとしていることと比べれば屁でもない.

 

ステージに上がるのは有佐一人かもしれないけれど,心では5人一緒だから.

 

有佐を残して乙矢は走る.高乃酉に言われた,真夏にコスモスは咲かないという言葉.それでも不可能って言われてることをそのまま不可能だって認めることが賢いなら,一生馬鹿なままでいい.真夏にコスモスを咲かせて見せる.そう理事長にも大見えを切る.

 

有佐は壇上で語る.今までのこと.諦めかけていたこと.3人と出会ったこと.理事長と約束したこと.

真夏にコスモスは咲かないと言われたこと.以前こう言われたときはそれが真実と俯くしかなかった.しかし一人の新人がそれを言い返した.俯くなと.それからも何度も諦めそうになったけれど,そいつのおかげで頑張ってこれた.顔を上げてこれた.その先には宇宙が,自分の夢があった.だから諦めずにここまでこれた.

夢を目指すのはまるでロケットみたい.推進剤を吐き出した反動で宇宙を目指すように,時間や,お金や,友人や家族や,プライドや,いろんなものを捨てた反動で夢に向かう.だから捨てられるものは全部捨てて来た.どうしても捨てられないもの以外は全部捨てて来た.それでも足りなかった.そして昨日で廃部が決まった.それでももう俯かない.顔を上げる.そうしていればきっと真夏のコスモスだって咲くから.

その時,打ち上げられるロケット.びゃっこ2ロケット.ビャッコの5人で咲かせた真夏のコスモス.何もかもが足りなかったけれど,情熱だけは引き継いできたからあった.このビャッコの伝統こそが咲かせたコスモス.

理事長は間違っている.ビャッコだから自分たちはここまでこれた.受け継がれてきた情熱があったからこそここまでこれた.先輩たちの努力を無駄にしてこなかったように,後輩たちもきっとそれを繋いでくれるから.有佐は観客に頼み込む.ビャッコを潰さないで.後輩やそのさらなる後輩につなげさせてほしい.先輩たちや自分たちの努力を無駄にさせないでほしい.それだけの価値があると自分は思っている.もし同じ気持ちなら声を上げてほしいという.

溢れんばかりの歓声が鳴り響く.

 

打ち上げた後,結果発表に間に合わせるため,親父の船で会場へ向かう.

 

優勝はビャッコ!抗議の声が上がる.しかし採点方式は変えていないという理事長.ビャッコの実績こそ優勝にふさわしい.ビャッコのプレゼン後,廃部反対する人たち.その中にはこれまで反対活動をしていた人までいた.これまで大人たちができなかったことを,今禁止されている時期の打ち上げや,反対派の賛成票を,ビャッコの情熱が勝ち取ったから.AXIPの後を追う学生たちの中で,初めてAXIPの先を行った.たとえそれがどれほど小さくても,他のすべてがかすむほどの偉業だと.

 

フォーセクションズが終わり,恋愛禁止も終わり,改めて有佐から告白される.

 

続く