えす山の日記

自分用のゲームの感想日記とか

アオイトリの感想(メアリールート)

=メアリールート=

あかりがTRUEならメアリー先でもいいかなということで.

 

ー1ー

メアリーを主役に.

 

ー2ー

悩んでいたメアリーも,みんなに背中を押されついに承諾.

 

脚本は...ラブシーンラブシーンまたラブシーンの常にイチャイチャし続けるもの..案外好評.ただそれを演じるつもりはなかったので恥ずかしくてたまらない.吸血鬼である律とお嬢様のメアリーとのラブロマンス.

 

つかれたメアリーは律に肩をもんでもらう.それでも心地よい疲労.律に取ってもらうものでもなかった.他愛ない日常こそがメアリーにとってのかけがえのない幸せ.

もう私(律)うぃ吸血鬼にして,同じ時間の中を生きさせて~~

 

ー3ー

今日から練習.

台本を書いた本人だからこそ恥ずかしいらしい.

肝心のラブシーンもどこか気がはいっていないような演技のメアリー.恋というものを,この100年でしてこなかった,できなかったからこその問題.人と違う時間の流れの中で生きなければならなかったからこその問題.

粘膜接触により感染させてしまうからそういった行為やもちろんキスなんかもできないし,律九人も敵わないわけだ,どんなことを言っていると,悪魔からの電話.律は正当な吸血行為でもなければ,粘膜接触程度では吸血鬼にならないらしい.

そこで提案.しばらく恋人のふりをしよう.もちろん粘膜接触はなし.もし律とメアリーの二人がしたい状況なら話は別だけど.

 

ー4ー

とはいえ二人は何をしていいかわからない.それでもお菓子を食べさせあったり.律からするとより一層にメロメロになる1日だった.メアリーと共に生きたい,守ってあげたい,そんな感情も芽生える.

 

ー5ー

メアリーと恋太としての日々を重ねる.ヒロインの心が揺れるように,メアリーの心も揺れ始める.

 

ー6ー

本番前日...もう⁉今日は午後からリハーサル.

小夜に,理沙先生に,あかりにメアリーのことがすくとバレる.応援してくれる3人.

メアリーの演技もものすごく上手くなっている.

しかしクライマックスのキスシーン.今まではしなかった照れが出てしまうメアリー.それほどまでに律を意識している.

 

夕飯後,二人で話をする.懺悔.

自分の罪はまず吸血鬼であること.存在そのものが罪深いのに,人間の男の子を好きになってしまった.そしてそれを自分の心の中に押し込めるには満たされそうにない,相手にも自分のことを好きになってほしいと思ってしまった.そうなればその男の子は幸せに離れないのに.吸血鬼と人間は違う時間を生きるしかないから.たとえ共に生きようと言ってくれてもメアリー自身がそれを許せない.

メアリーは以前の祈りのときのように,血を流しながらそう懺悔する.

律はただ,律として返答する.「僕は罪とは思えない.たとえどんな生まれでも,どんな生い立ちでも,どれだけ本当の罪を背負っていようとも.人を好きになること,愛すること,思いやること,それ自体が罪だなんてことは絶対にない.メアリーのような女の子に好かれて,男の子が嬉しくないわけない」

二人は唇を合わせる.

 

ー7ー

劇本番.何の問題もなく劇は進行する.

そして離別のシーン.メアリーの口から出るのは,あなたとどこまでも行くという言葉.そして本当のキス.

 

ー8ー

二人でイチャイチャしていると悪魔から電話が来る.そしてそれは「愛は奇跡に打ち克つ」というメアリーの案.最初は危なかったが,今は大丈夫と勝ち誇る悪魔.メアリーのおかげでやりやすくなった部分がある.そして自分にとっては律のためになるかどうかがすべてだといって電話を切る.

 

ー9ー

休日の学園でデート.

 

将来の不安は様々あるけれど,それでももう自分から死のうとは決してしないと約束するメアリー.かつては人間のまま死なせてと言ったメアリーを吸血鬼にさせてしまってはいけない,だから吸血鬼にはなれない.今ある時間を大切にすることを改めて心に思う律.

 

ー10ー

少し体調が悪そうなメアリー.病気にかからないはずの吸血鬼のおでこは少し熱い.

 

またしても悪魔からの連絡.何かを知っている.律の思う通りのこと.律と身体を重ねたことによる,メアリーのメンタル面の変化が原因の体調不良.

そんな時メアリーが顔を青くして律を呼ぶ.下腹部から血が止まらないというメアリー.

それにしても原因は...?少し人間に戻っているなんていう期待も律の中にはありそう.

 

凄く積極的なメアリー.かわよ.

人間に戻ってきて,だから精神年齢も...とかってこともある?

 

ー11ー

寝違えた小夜にマッサージ.その声に,メアリーは勘違いして入室する.もちろんすぐに誤解を理解した.しかしそれでもメアリーは声を張り上げてしまった.小夜も売り言葉に買い言葉で言い返してしまう.そして,必要とあらばどんな女性も抱かなければならない禁句まで言ってしまう.もう誰も,たとえそれで自殺する誰かが出ても抱かないつもりかという小夜からの問.律はメアリーがそう望むならと返事をした.

小夜の退出後も,すがるように自分以外の誰とも身体を重ねないことを確認するメアリー.そしてセックス以外でも,わたし以外の女の子になるべく触らないでとお願いされた.

えぇ...メアリーはそういう気質だったの...?いや全然いいけど,これは気質なのか,なにかの弊害なのか...?

 

夜,二人はいつものように庭園へ.調子がいいというメアリーに担いでもらって空を飛ぶ.やけに艶っぽいメアリー.

 

行為のあと,ずっと一緒にいてほしいというメアリーは,その白い牙を律の首筋に寄せる.無意識の吸血衝動.

このまま進めれば二人は共に永遠の闇の中を生きられる.しかしそれは二人して人間を辞めるということ.欲望と理性が葛藤する.

そんなとき鳴り響く電話の音.正気を取り戻したメアリーは自分がしようとしていたことに動揺が隠せない.怯えるメアリーを悪魔は攻め立てる.「人として死にたい」そう言っていたことを詰る.ただの吸血鬼に過ぎないと.

いくら切ろうとしても電話は切れない.崩れ落ちるメアリー.いくら律がメアリーのことを人間と言おうとその言葉はむなしく響くだけだった.自分の中にうごめく欲望に対し,抗い祈るメアリーはそのまま血を流して意識を失った.

まあそうするよなあ...メアリーの吸血鬼の要素を簡単に捨てないよなあ...

 

ー12ー

メアリーが意識を取り戻す.輸血パックを飲もうとしないメアリーにいつものように血を紅茶に混ぜて飲まそうとするも,それに気づくメアリー.

人間は血を飲まない.そんな当たり前のことに気が付かないほど吸血鬼だったと自分を責める.

吸血鬼化が進むメアリーはただ血を流しながら祈る.その顔はもう青くなっていた.

 

自分がメアリーを好きになったことが原因でメアリーが死に向かっている.そう責める律に小夜は不可抗力と励ます.もっとボロボロになるまで頼らせないと激励する.

 

悪魔に呼びかける律.まずメアリーに残された時間について.それは2,3日.祈ることを辞めればすぐに元に戻るとも.そして,悪魔が律にさせたいことを聞く.

真に救世主となれば,メアリーも人間に戻せるという悪魔.助かるのは自分かメアリーか.そしてその答えを悪魔は知っている.最後に同乗の言葉を残して電話は切れる.

 

選択肢は3つ.

1.メアリーのこのまま死なせること.これはあり得ない.もう自分の欲望に嘘はつかない.

2.自分を犠牲にメアリーを人間にすること.問題点は意識のない自分がメアリーを助けるか.最善の結果ながら分は悪い.

3.メアリーに律の血を飲ませて,吸血鬼にする.そして自分も吸血鬼になる.確実だが最善ではない.

律が選んだのは3つ目.

メアリーの心を殺してまで生かすことにそれほどの価値はあるのかな.赤錆姉妹ルートでも書いたけれど,それは最後に残される死ぬという権利すら奪うということに他ならない.

 

ー13ー

祈りの果て,意識を失ったメアリー.意識を取り戻したメアリーは最期の会話化のように,これまでの生活の楽しさを話す.

律のしようとしていたことを見抜いていたメアリー.愛するが故にわかる相手のこと.律が悪魔にならないように,他の娘を好きになってくれという.それは辛いことだけど,自分のように,なりたくない何かになる苦しみを味合わせるよりはましだから.

メアリーからの最後の願い.「私と一緒に苦しんで」明日の朝に死ぬというメアリー.今度はみんなからもらったいっぱいの幸せを抱いて死ぬ.

メアリーの幸せを優先し,3つ目の選択肢を破棄した律.メアリーへの愛は揺るがないという確信.だから2つ目の選択肢を選ぶ.

 

互いが互いのために死のうとする.

別れの言葉を話すメアリーの前に立つ.それを吸血鬼の力で止めるメアリー.律を止められるほどの力を得ていた.しかし律も止まらない.今まで吸収してきた,女の子たちの魔の力.それを使う.そして上り往く日を背に,メアリーの首に歯を当てる.極上の味わい.それを味わうほどに意識が薄れる.それでも,メアリーからすべての吸血鬼の力を取り込むまでは意識を保った.

 

意識を取り戻すとそこは闇だけの世界.鳴り響く電話を取るとやはり悪魔がいた.勝ち誇る悪魔.メアリーの血のおかげでより,救世主は完璧なのもとして復活したと感謝を述べる.しかし律もそのまま死ぬつもりはない.今まで取り込んできた魔の力,そしてその中でもひときわ輝く吸血鬼の力.なぜ吸血鬼の力が律を助けるのかがわからない悪魔.

メアリーを確実に助け,危ない橋は自分で渡る.そういう選択.神でも,奇跡でもなく,メアリーの愛の力を信じた選択.最初から最後まで人間だったメアリーのことを信じた選択.人間だからこそ,悪魔でなく律を助けると信じた選択.

 

ー14ー

自分の部屋で目を覚ます律.いつもの掃除をしようとするが,屋敷にメアリーはいない.そのうえやけに暑く,掃除も終わっていた.

 

驚きを隠せない小夜とメアリー.そしてやけに心配する.それもそのはず,律は3か月も眠り続けていた.

そしてまた日常が始まった.

 

メアリーからのお願い.わたし以外は抱いてほしくない.今度は本当に唯の女の子らしいお願い.これからは二人そろって,エッチなしで人助けをする.

 

あとなんかしらんけど理沙先生も生きてるっぽい.やったね.

 

ーエピローグー

あかりはいろんな世界を体験しているというわけではなく,悪魔からそれぞれの平行世界のことをあるかもしれない可能性として聞いているだけか.

あかりはこの話を聞いて気づく.どの力も鳥籠から別の鳥籠へと移せることを.

 

落ちは弱いけど,好き..続く.