=小羽ルート=
小羽ちゃんかわよ.困り顔のにへらってする感じが.
まことさんが成仏して,そのあとを継いだりするのかなあ.
あとは傘と咲奈どっちからするかだよなあ.うーん,刺されたシーン的に傘がメイン?
~第六話 小羽と、「好き」。~
ー1ー
春斗が刺されてから数日,少し気が抜けているのかまことさんに怒られることが増えた小羽.ただまことさんだってその理由に気が付いていないわけではないが,それでも小羽の夢も知っているので強く指導する.
あの日,悲しそうな目をした小羽を見てから小羽のことを考えることが増えた春斗.
そんなとき,まことさんから飲みに誘われる.小羽と3人で.
異常にペースの早いまことは酔った酔ったと二人を残して部屋に帰る.
ええ漢や...
そして春斗は改めて小羽に労いと心配の言葉をかける.小羽からの返事は春斗がいつかここから消えちゃうのかと思うと悲しくてたまらないということ.春斗は,少なくとも小羽が一人前になるまではいなくならないと約束する.まるで告白かのような言葉
お酒のせいか小羽がやけに色っぽく見える.小羽の春斗に対する好意的な言葉の一つ一つが嬉しい.思わず酒を注ぐ手を握ってしまい,小羽から理由を聞かれる.そしてそのまま...
分岐後すぐに情事シーンにはいっちゃいけない法律作ろう.
~第七話 うさぎと、癒し。~
ー1ー
今日はやけに生きた客も死んだ客も突発の客が多い.
夜,珍しく小羽が訪ねてくる.そのままH.
なんだこの第七話.
~第八話 客と、料理。~
ー1ー
ある土曜日.橙花は風邪で休み.続いて咲奈も風邪と傘はいう.
ということで,小羽にヘルプとして仲居をしてもらう.
今日の予約外のお客様は美食家.未練はこの世で最もおいしい料理を食べること.
お客様の昔の話を聞かされた小羽とまことさんで作戦会議.
まことさんが出した回答はたった一つの椀.よそ見をしないためにただ一つにしたという料理をお客様に届ける.
椀の中身はただの雑煮.それでも幼いころ,両親と最後に食べた料理の再現.幼き日の正月,父母を残し出て行ったが,貧しい家で家族3人で食べた最後の料理.大成してから食べたどんな豪華絢爛な料理よりもおいしかった.家族と過ごした時を追い求めていたが故.そしてお帰りになられた.
ありがちだけどグッとくるなあ.
母の味を憶えているのが羨ましいという春斗に,自分も家族はいてもずっと一人だったから家庭の味がわからない春斗の気持ちはわかると小羽は同意する.
~第九話 居残りと、過去の話。~
ー1ー
予約外のお客様の予備を除き満室のゆき.
夜は小羽の皿洗いのお手伝い.
過去の話になるもどうも何も話したくないような小羽.
~第十話 クレーマーと、容姿。~
ー1ー
赤倉小羽は鏡を覗く.あんなにも嫌いだった自分の外見にもだいぶとなれた.あの頃輪に入れなかったのは,外見のせいだけではなかっただろうから.それでも幼心に抱いたあの恐怖は忘れられない.
予約外のお客様はクレーマー.未練は娘に話がしたいこと.外国人のお婿さんを連れてきて酷い罵詈雑言を浴びせたらしい.
あーあ,小羽可哀そう...
クレーマーが小羽を外人がなぜここにおると罵詈雑言を浴びせる.そして外人がかかわった料理なんぞ食わんとまで言う.
トキさんは考えていることがありそう.
春斗は早引きで小羽をおいかける.
小羽は自分の見た目のせいで和から外されないかを心配する.昔からずっとこの見た目で損をしてきた.学校だけでなく,親までにも.親とも肌も眼の色も違って,家族の一員にすらなれなかった.
両親の実の娘でない過去を語る.幼いころに両親が亡くなり,母方の姉夫婦に引き取られた.ずっと愛情を与えられず,義務のためだけに育てられていた過去.少しでもいいから両親に見てほしかった.だから板前の義父の手伝いができるようにと料理を始めた.しかし両親には邪魔するなとばかり言われた.それでもいつか立派になれば,両親も見てくれるのではないかと諦めきれなかった.今は両親はもちろん,師匠,そして何より自分自身を認めたい.そう決意を話す.
春斗の中で,ますます小羽が一人前になるまで見守りたいという気持ちが大きくなった.
これって未練の上書きとかあるのかな?
ー2ー
トキさんがお見送りをして,今日から小羽も復帰.
春斗が出て行ったあと,赤倉小羽は鏡を見つめる.大好きな人が好きと言ってくれたこの見た目が少しずつ好きになり始めた.
~第十一話 師匠と、過去。~
ー1ー
今日はお客なし.
お互い暇なまことさんと世間話.もう死んでから30年近くになるまことさんは別に未練を忘れているわけでもなかった.叶えられそうにない未練.それもありがたいという.小羽が一人前になるまで面倒を見られそうだから.自分自身の,一人潰してしまった贖罪も兼ねて.一番弟子は若くて才能もあってまことさんも惚れこんでいた.だからこそ高望みして,追い込んで,結局やめさせてしまった.死ぬ前に謝りたかった.そんな未練.
~第十二話 弟子と、未練。~
ー1ー
旋太郎が受け付けた予約外のお客様柳津様,職業は会社経営.その方の未練は料理人の鵜杉という人物を探すこと.
まことさんには成仏してもらいたいが,今まことさんに居なくなられると厨房が回らない.それでも旋太郎は一応はまことさんに伝えるという.
伝えられたまことさんは旋太郎に怒り散らす.しかし旋太郎も引き下がらない.柳津様の未練でもあると.冷静でないまことさんに何を言っても仕方がないのでひとまずは切り上げる.
柳津様と会うことそのものも気まずさ,旅館のことの憂慮,そして小羽を最後まで面倒みたいという希望.
トキさんは新しい料理長を募集にかける.言い忘れたこと,やり忘れたことはやっておきなさいという小羽への忠告.
料理人に憧れて,まことさんに弟子入りした.自分に才能があるとうぬぼれて,それでもまことさんに追いつけず,心折れて逃げ出した.そのことについて謝罪したいという柳津様.
トキさんはきっと会えるようにするから少し待ってくれと約束する.
帰宅した小羽は,春斗の口からまことさんが未練を叶えない理由の一つは小羽だと聞くと,そのまま厨房へ走る.
厨房から聞こえた怒声.怒鳴られながら,小羽は何度も柳津様に会うように説得していた.半人前の愚図が意見するんじゃねえ.その言葉に,小羽は自分を責める.少しも信用がないと落ち込む.
~第十三話 真言と、終わりの時。~
ー1ー
トキからまことに板前を雇うことにしたと伝える.トキだってまことを手放したいわけじゃない.それでも未練を解消することが死者にとっての幸せだから.
面接して即採用.タイミングよく有名料亭の板前がやってきてくれた.これもまた然るべきタイミングだという.
あの日以来,ずっと元気のない小羽.もう二度と,師匠に認められないだろうという諦め.
いらつくまことさんと春斗が言い合いをしていると,そのままトキさんは柳津様を連れてくる.強硬的な手段.
二人は,二人が別れてからの話をする.まことさんのオネエになったきっかけも知れた.怯える柳津さんを怯えさせないため,女将さんたちに相談してイメチェンをした.
そしてまことさんも覚悟を決める.柳津さんの謝る.自分の指導が至らなかったためにお前の将来を潰してしまったと.そして柳津さんも逃げ出してしまって申し訳ないと謝罪する.
残された時間は一か月半.長い様でとても短い時間.
小羽を娘のように思っている,そのまことの言葉を聞く小羽は,改めて笑って見送ろうとぎこちない笑顔を作る.だから春斗は自分の前だけは本心でもいいという.
心配されるのが嫌で,認められないうちにいなくなってしまうのが嫌で,そんなことを思う自分が嫌で.本当なら認められることはないのに,それでもあきらめきれなくて.だから春斗は伝える.一人前として認められなくても,この先きっと一人前になれることなら認めさせられると.だから今一番できる美味しい料理を宴会に出そうと提案する.それでも自分が信じられないなら俺のことを信じてくれと.そして決意を固めた小羽.
~第十四話 春と、小さな羽。~
ー1ー
あれから45日.今日宴会が行われる.
小羽は一人で宴会用の料理を作りきった.
まことさんは乾杯の前に料理を食べたいと最後のお願いをする.
小羽を横につけ,まことは料理を口にする.まことからの質問にはっきりと自信があると言い切る.
まことは料理の一つ一つの至らない部分を指摘していく.それでも小羽は胸を張る.次はきちんと目指した料理を作れるようになると.ビビりすぎるなというアドバイス,そして「それでも美味かった」という言葉.今の小羽は認められないけれど,それでも小羽の将来なら認められる.
言い終わるとともに,まことの成仏が始まる.まるでまことの未練が小羽の料理を食べて安心することであったかのように.最期に,小羽はお礼と決意を述べる.追いついて追い越すという決意.そしてまことは約束する.生まれ変わったら,今度は客として小羽の料理を食べてやると.そして俺の方こそありがとうと言い残し,まことは消えていった.
~エピローグ~
あれから何年もたった.料理長になった小羽.度胸もついて,もうまことさんと並べても遜色がない.
うーーーん.あまりに微妙.まことさんのキャラの強さで持ったようなものでは...
自分の見た目が嫌いだけど,整っているのは自覚してるんだなって思うと小羽のことがよくわからなくなった.整っていると思わないとあんなに早く春斗と恋人にも慣れないしねえ...小学生くらいまでならまだしも,中学生くらいからは見た目で得することも増えたからかな.
あとはあんまり小羽の過去が重要じゃなくって,ウーン...という感じ.いる?この話.まことさんから邪魔と言われて過去を思い出すわけでもなく...残念.
続く