えす山の日記

自分用のゲームの感想日記とか

Duel Saviorの感想(未亜ルート)

=Chapter8=

一人で買い出しに...

道中デートするセルと未亜を見かける.そんな姿を見ているとどうしようもなく悲しかった(セルは妹のプレゼントといって連れ出したらしい).チンピラに絡まれる二人.人数差で追い込まれるセル.それでも大好きな未亜の手は汚させないと一人で踏ん張った.駆けつけた警察.そんな立派なセルの姿を見て,大河は黙って帰るしかできなかった.

 

=Chapter9=

立ちはだかる4将軍を相手する.囚われた未亜を助けようとした大河は絶体絶命の危機.そのとき,未亜は想いのまま叫ぶ.すると稲妻が落ち,4将軍たちは撤退を余儀なくされた.瀕死の大河も未亜とともに医務室に行った.それ以上にロベリアは致命傷であった.しかしなぜか喜び気なイムニティたち.今後のターゲットは当真大河.

 

=Chapter10=

ー1ー

未亜と仲良さげなセル.

呼び出された学園長室では,学園長とダウニーが次の任務について対立していた.その危険さのあまり救世主の鎧を破壊するという任務を進めようとする学園長と,それを止めようとするダウニー.その鎧は魔物たちが探していたものらしい.学園長がいうには鎧をつけたものが気が狂うことになっても,救世主となったことはないという.そしてその力のために破滅の将軍たちは鎧を手に入れようとしていると考えられる.それでも反対をするダウニーに,その鎧のことを,魔導兵器と同様古代アヴァター人が作った兵器ともらしてしまう.そんな秘密を知る学園長をダウニーは問い詰める.あまりにも独善的だと.衝突する二人.ついにダウニーは王宮に告げ口にいくと,そしてそれを聞いた学園長は解雇を告げる.ダウニーは大河たちに感情的に訴え,学園から離れるよう提案する.戸惑う仲間たち.しかし大河だけはきっぱりと断る.そんなものなくても俺が世界を救ってやると言って.自分で選択するということが大切だと言って.

鎧を破壊しようとしてきたものが全て死んだ来たこと,そして学園長の謎により,戸惑いはあった.それでも大河の,きっと自分たちの中に救世主がいる,なんてたって破滅が目前にいるのだからという言葉,そして学園長が大切にしていた聖水を譲り受けたことで決心がついた.

 

眠れない夜,夜風にあたろうと中庭に出ると,リリィが先客として居座っていた.大好きな母の不審な様子.それでも母を信じることにしたリリィ.破滅を倒すことを第一に考える学園長が,娘であるリリィにもこの試練を与えたから.学園長の愛があることを感じていたが,それを震えながらも意を決している目の前のリリィにに伝えることはできなかった.

破滅を倒し,世界を救った後の話をする.大河は地球に帰るの?私がここに残るって言ったら,その可能性は上がるかな?というリリィ.

そんな姿を見てしまった未亜は,大河の部屋を訪ねる.聖水の瓶を私に来たという未亜.そんな未亜に,未亜を救世主クラスから外してもらうことを頼もうと思っていることを伝える.自分のことが邪魔になったのかと悲しがる未亜.そんなはずはない.未亜は離れたくないと懇願する.一番大切な人はお兄ちゃんだと.

落ち着きを取り戻した未亜は,もう少しで来る誕生日プレゼントをねだる.それは単なる添い寝.震える未亜を抱きしめて眠る.一番大切な存在だということを改めて痛感した.

眠りに落ちた大河.そんな大河に未亜はキスをして思いを打ち明ける.誰にも渡さない.そう決心を口にする.

幼少期の夢を見る.男たちから乱暴をされる未亜.全員を殺したくてたまらない.ただただ未亜に謝り続ける.

目を覚ました大河.未亜は大河の手を取り,胸をもませていた.そんな自分が,あいつらと一緒なんじゃないかと悔しくて堪らない.しかし未亜はお兄ちゃんだからいいんだと大河を求めた.それでも,お兄ちゃんという言葉に我を取り戻す.世界で一番愛すべき未亜は,世界で一番愛すべき妹で,未亜を手に入れれば家族を失ってしまう.しかし未亜はそれでもこれは夢だと言って大河を求め続け,ついに大河も折れた.

あいつらはともかく,セルまでセルビウム呼びでちょっとこわかた.

 

ー2ー

夢なんかじゃなかった.未亜が同級生にもらった幻術薬で夢を見せて,行為まで及んだ.それは兄妹じゃいつまでも一緒にいられないという不安.この世界に来て少しずつ未亜から離れていった心.未亜はずっと変わっていなかった.ただ大河が勝手に疑って悩んでいいただけ.

 

まるでリリィなんていないようにふるまう未亜.しかしそんな悩みなんてすぐに吹き飛んだ.

先に進んだベリオたち4人が石化していた.残された大河,リリィ,未亜をその犯人であるアンデッドたちが囲む.救世主という言葉を聞き,アンデッドたちは自分たちを謀ったと恨み言を叫ぶ.どうせいて父母を,私たちを救世主が殺すの?どうして世界を滅ぼそうとするの?お願い,殺さないで.そんな言葉に戸惑いを隠せない.大河と未亜は二人でアンデッドを退けようとした.刹那,リリィは聖水のことを思い出す.まず最初は自分だと大河が聖水をかけようとする.未亜は急いで聖水を払いのけた.それは呪薬.ベリオたちが握っていたもの.それは聖水.そしてそのまま石化している.

3人は黙っていた.リリィは学園長の思惑のため,そして大河は未亜がリリィが聖水を使おうとしたとき,止めなかったため.

最深部には鎧の守護者が待ち受けていた.我を求めよと,無限の力を手に入れよとゆろいの守護者は言う.鎧の守護者を打ち倒すも,リリィの表情は晴れない.破壊したはずの鎧が,赤の主よ,このままあの女に騙されたまま世界を滅ぼすのか,救世主が現れぬならば世界は終わるという.困惑するリリィ.しかし大河はその正体をイムニティと看破する.イムニティはこの鎧は本当に救世主のための鎧だという.この鎧が破滅を齎したのは,使用者の心と力が伴わなかったからだ.そして救世主はこれまでも破滅を選んできたと.1000年の間に救世主という存在が願望により歪んでしまった.さらに学園長が1000年前のこともすべて知っていると,その事実のために赤の書の救世主である大河を殺そうとしていると告げる.そして救世主ならば,白と赤のルールに抵触しない上でなら世界を好きにできるという事実を告げた.その視線は大河を向いていない.

イムニティの策略で崩壊する地下道.アンデッドに狙われるリリィ.それを見捨てようとする未亜.大河は気づく.確かに未亜を愛しているし,未亜も大河を愛している.しかし未亜は二人だけの世界を見,大河は仲間たちを含めた世界を見ていた.

リリィを助け出した.しかし今度は未亜が崩落に飲み込まれる.一人逃げず,帰ってきたゆえに飲み込まれた崩落.未亜は世界に,リリィに呪詛を放ち,飲み込まれた.

 

えぇ...やっぱり未亜が白の救世主になるんですかねえ...

 

=Chapter11=

大河たちが任務に成功したことに,大河が生きて戻ってきたことに戸惑いを隠せない学園長.

未亜の死に,学園長への恨みが湧き出てくる.学園長を闘技場に呼び出し,真実を聞く.リリィの投げた聖水に驚く学園長をみて,リリィはその中身をすり替えたのが母だと確信した.石化していればアンデッドに襲われることはない.しかし周りが石化した中,ただ一人石化しなければどうなるか.リリィからの詰問をうける学園長は,ついに大河のものだけはただの水だった,大河があそこで死ぬべきだったのと告白する.それは大河がもっとも救世主に近い存在だから.攻撃を仕掛ける学園長.止まらなかった.未亜を殺された恨み.あと一歩のところで殺せた.しかしそれを止めたのはクレアの指示を受けたダリアだった.ダリアは王宮の諜報員であった.

大河は怒りの赴くまま壁を殴り続ける.二度と県が逃げれなくなろうと,リリィが止めに入ろうと関係ない.止める者は振り払い,殴り続ける.自分を責め続ける.この世界に残ると決めたのも,未亜の気持ちに気づいていながら気づかないふりをしたのも,地下迷宮で未亜を一人帰したのも,全部全部自分だった.リリィの抱擁でようやく自分を取り戻す.ようやく涙がこぼれた.同じように目の前で家族を失った少女は,大河を抱きしめ続けた.

 

=Chapter12=

白の救世主をついに見つけた破滅軍.ガルガンチュワが発進する.

 

リリィは大河をその体で慰めていた.そしてそれは互いに家族のことを忘れるために.

セルは大河を笑いに来たという.なぜ守れなかった,そう詰められる.なぜ見捨てるなんて薄情な真似をした.どうして赤の他人のリリィを助けて未亜を見捨てたんだ.未亜を殺したのはお前だと.リリィに止められて,殴り合いにはならなかったが,リリィがいるその理由を知り,3人の仲は決裂したものになった.

 

戦争が始まった.それでも大河の頭の中にあるのはただ破滅軍に復讐することだけだった.

 

白の救世主は光線により王国軍を一掃する.白の救世主が求めている.そう言ってガルガンチュワに招かれる大河たち.そこにまっていたのは未亜.

 

=Chapter13=

未亜は,以前,導きの書を取りに行った際,未亜が窮地に陥ったとき,イムニティと契約していた.それは兄と自分だけの世界という甘言に惑わされて.

 

未亜は淡々と大河に攻撃を仕掛ける.後ろにいたダウニーは破滅のすばらしさを説く.大河は思った.こいつが未亜を惑わしている,こいつさえ殺せばと.しかしそのダウニーを守るは白の救世主,未亜.それでも呼びかけを続ける.未亜への行く手を阻む4将軍など大したことはなかった.

ついにたどり着いた.抱き合う二人.正気を取り戻した未亜.しかし未亜は気づいてしまう.大河の体から発せられるリリィの匂い.未亜は狂ったように攻撃を続ける.未亜の心を操っていたのは,あまりに破滅に近すぎるから.制御しきれないほどの力.兄との二人だけの世界を創り変えることを決心する.もう大河は偽物のお兄ちゃんでしかない.

ダリアの助けを借り,離脱に成功した一同.クレアはそれを確認し,魔導兵器をうち放つ.しかし未亜はそれを難なく受け止める.お兄ちゃんが未亜を殺そうとした怒りだけで.そしてそのまま反撃の砲撃を繰り出した.

 

全部大河のせいだけど,未亜も未亜で怖い....

 

=Chapter14=

ー1ー

王都は壊滅.それでも大河は未亜が生きていることの方が嬉しかった.

それでも失意に落ちる面々.そんなところへ学園長は現れた.半分予想が当たって半分予想が外れたから責任を取りに来たと.外れたのは未亜が真の救世主足りうる存在だったこと.そして当たった方は救世主は殺しておかなければならなかったこと.すべてを話し始めるミュリエルとリコ.1000年前の戦いから救世主を殺すためにミュリエルは学園を作ったこと.そして人が生き延びようとして,苦しみ,もがきながら決断したことを尊重するリコは,ミュリエルの行動も見守っていたこと.そしてすべての真実.

1000年前,伝説を求め,導きの書にたどり着いたミュリエル,ルビナス,アルストロメリア,ロベリア.そして赤と白,二つの進むべき道の選択を迫られる.今のように二つが違う救世主ならば,命を懸けてそれを奪い合う.そして神の代理人である真の救世主になったものの使命.それはいまの世界を終わらせ,新しい世界を創るにあたり,その世界の理を,赤か白か決めること.どちらを選ぼうと世界は滅びる.今このせかいがあるのは,救世主が自らの責任の重みに耐えかね,自ら命を絶ってきたから.勝利はない,しかし負けられない戦いを何千年も続けて来たのだった.そんな中にも抜け道があった.それは真の救世主の,世界を自分の理で作り変えることができるという特典.その世界に自らの名を連ねることができれば.それこそがダウニーの狙いだった.1000年前の戦いで,赤の救世主ルビナスはいまある世界を守るため,自らの体にロベリアを封印したのだった.そして残されたミュリエルとアルストロメリアは次なる1000年に向けて,学園と王国を作った.しかしそんな時,ミュリエルは次元移動に呑まれた.一時的に消えたリコが召喚したミュリエルも消えたわけだった.そして死に物狂いで次元移動の魔法を憶え,数々の次元を移動し,リリィと出会い,1000年後の今にたどり着いた.

大河はミュリエルに,娘まで殺すつもりだったのかを問う.誰も殺したくはなかった.だからなんとか石化させようとした.

未亜の心を取り戻す方法.それは大河自身で考えるしかない.しかし未亜との対面には力を貸すというミュリエル.未亜の居場所は神の座.そこは神と救世主がつながることのできる古代兵器のある場所.もしそれを許してしまえば,リコなしで真の救世主になりえるかもしれない.しかしそれ以上に,未亜のもとへ大河が行けば,どちらかが真の救世主になる可能性が高い.それでも大河の答えはただ一つ.反対する者もいなかった.

 

ー2ー

一人で旅立とうとする大河.そしてそれを見つけたリリィ.こればかりは自分一人でやらなくてはならない.自分のせいで,未亜は世界に嫌気がさしたけれど,未亜を世界で一番愛してるのは大河自身で,そして唯一の家族だから.

リコとミュリエルは最後の切り札を切る.それはルビナスを復活させること.封印されているミュリエルが魔法を使えばそれは死刑に等しいことであった.それでもミュリエルのその返事は二つ返事であった.

 

たどり着いたガルガンチュワ,そこに立ちふさがるは4将軍ではなく,セルであった.いや正確には新たな白の将が一人.セルは未亜を守れると喜んでいう.それでも大河を赤の主といい,未亜を未亜さんと呼ぶセルは将になりきれていなかった.親友との日々がよみがえる.セルは殺せない.セルを生かしたまま去ろうとする大河.しかしその甘い心を利用して不意を衝く.目に砂が入り前が見えない.とびかかるセル.しかし大河は生きている.手に残ったセルを切った感触.未亜との未来のため地獄へと踏み出した.

 

救いがねえ・・・・

 

=Chapter15=

敵を打ち倒しながらただひたすら未亜のもとへ駆ける.しかしイムニティだけは殺せない.未亜のもとに行く前に真の救世主にはなれない.万事休す.そんな時,リコが現れる.世界の理が白の力に決まろうと,マスターだけは殺させない.そういってイムニティを引き受ける.

致命傷を負いながら走り続ける.ネクロマンシーの術で復活したロベリアを相手するのは同じく復活したルビナス.

ようやくたどり着いた.だがこの状態でダウニーにかなうはずもない.日の出がやってくる.呪文を唱え始めた未亜.そんなとき大河を奮い立たせる声が降りかかる.救世主クラスが到着した.例え大河が世界を滅ぼすことになろうと,親友を殺めていようと,その罪と向き合うのはすべてが終わったから.みなが罪を背負っていると.

 

自身が真の救世主になったという未亜はまた正気を失っていたようにみえた.しかし大河は正気であることに気づいた.それは戦いを避けようとする言葉.自らの意思でセカイを滅ぼそうとする.あれだけ殺したんだ,もう帰れるわけはないと呟く.心に反して,人を殺してしまう.そう泣きながら未亜は話す.ずっと昔からお兄ちゃんに近づくものは嫌いだった.こんなに私を狂わせるお兄ちゃんなんか大嫌い.何より大嫌いなのは,当真未亜.だれよりも早く,深く兄を愛していたのにその関係故に愛を告げることができなかった悲しい結末.

未亜は泣きながら自分を殺すように頼む.そして戦いが始まった.

血を流す未亜は微笑みながら自らの死を喜ぶ.もう誰も殺さなくてもいいから,憎まなくてもいいから.お兄ちゃんの家に貰われてからずっと大好きだったと言い残し未亜は息を引き取った.

真の救世主となった大河.大河が選んだ選択は自らの命を差し出すことだった.前向きな自殺.ただ未亜をこんな風にしたやつに復讐したかったから,そして未亜の次に大好きな人たちに生きていてほしかったから.

 

元の世界.二人は二人だけで暮らしていた.そんな二人の名前は大地と未来.

ラストバトル,歌詞付きOPアツすぎる...

ええ…どういうこと...結局世界は作り直されたの…?

これ丸戸シナリオなんだ...

 

=TRUE=

未亜を手にかけることはできなかった.未亜は大河と二人きりの世界なんて創れなかった.そして未亜も自らの命を差し出す.

それを止めるのは大河.自分だったら未亜を殺してしまった後,自殺する.だからきっと未亜もそうする.そう思い死んだふりをしていた.二人はずっと一緒に,罪を償い続ける.

しかしそうは上手く終わらなかった.神の座の始動はすでに終わっていた.そして正気を取り戻した未亜は,真の救世主の責務に耐えられる器ではない.たった一つの未亜を助ける方法.それは神の降りる先を大河に移し替えること.神に耐えるには,多くの命を消し去り自らの存在を確固たるものにしなくてはならない.しかしそんなこと大河には関係がなかった.最初で最後の命令.未亜を助けるためイムニティもそれに協力する.

神を下すことには成功した.しかしその神の力に耐えられない.神の言葉が流れ込む.大河はそんな神と戦う決心がつかない.すると違う声が流れ込む.親が産んだ子の未来をどうにもできないように,世界もまた新たに生まれる世界をどうにかする権利はない.全知全能だと信じる神が,自ら生み出した世界が知らぬ心理を生み出すことが怖い,だから人間にどちらか白か赤を選べという理不尽な選択を迫っている.そんな世界は望まない.数々の歴代救世主たちの怒りが,決意が大河に行き渡る.そして大河は神を斬った.

神を斬ったものの逃がしてしまった.そんな隙をつき,ダウニーは自らに神を下す.正真正銘の破滅となったダウニーを,大河は,歴代の救世主たちは打ち砕く.

 

元の世界.二人は二人だけで暮らしていた.そんな二人の名前は大河と未亜.未亜のあの忌まわしい記憶は学園長が封じた.英雄となってアヴァターで好き勝手に暮らすよりも,未亜と二人元の世界で暮らしたかった.何より,未亜は罪に耐えられないだろうから.ただ大河は一生罪と向き合い続ける.世界を救ったたった一つの特典は未亜の幸せだけでいい.

 

EDいいなあ...最後学園長が大河のことを心から救世主って呼ぶのも最高.