えす山の日記

自分用のゲームの感想日記とか

あきゆめくくるの感想(沙織ルート,エピローグ)

沙織とサトリって語感一緒過ぎでややこしくない?

ー9/27ー

SAORI SIDEー

他の女性陣に嫉妬してしまう沙織.この気持ちはなんなのだろう.

じっと鏡に映った自分を見つめる.こうでもしないと自分が自分でなくなってしまいそうで不安になる.

 

これは柚月ルートからの更なる分岐って感じでとらえてよさそうかな.

 

ー9/28ー

自分の気持ちに気づいた沙織.しかし恋とは何たるかがわからない.空回りするさおりんかわよー

 

ーCHIHAYA SIDEー

誘われたのでさおりんの家へ.なんだかんだ自身の恋心を自覚するちはやはドキドキしながら地下への階段を降りた.

出迎えたのは強烈なアルコール臭と酸っぱい匂いと吐しゃ物と酔いつぶれた沙織.不快感なく吐しゃ物を素手で掃除するちはやをみて,沙織は恋心に確証を持てた.私と付き合いなさいと命令を下す.そして始める宴...

 

ー9/29ー

SAORI SIDEー

にやにやがっ止まらないっ...!鏡に向かう沙織.そんな後ろに現れたのは轟山サトリだった.相手がサトリだと察した沙織にサトリは聞きたいことがあるという.それは沙織がちはやに恋をしているか.それを確認したサトリは再び姿を消した.

 

ーCHIHAYA SIDEー

ちはやに抱き着いて揶揄うキス.そんなキスに沙織だけは我慢ならなかった.ナイフを取り出し,キスを切りつけようとする.寸でのところでちはやが間に入り,ちはやの軽傷でことは終わった.

沙織自身も理解できない衝動.その場はサトリに何かされたということで落ち着いた.それにしてもあまりに動揺した沙織は,そしてちはやの血を見て動転する沙織は,どう見ても連続殺人鬼には見えなかった.

沙織は自らの嫉妬深さをぽつりぽつりとこぼす.どうすればいいのだろうと自問自答し,とりあえずは家に引きこもるから3日に一度くらい来てほしい,もう一度記憶喪失になりたい,その時はもう優しくしないでと告げる沙織.そんな心優しき連続殺人鬼を見て,失敗しても,恥ずかしくても大丈夫だと意を決したちはやは,不安な時はHしようと提案した.これ以上好きになったら,あらゆるものを殺してしまいそうだという沙織を受け入れる.不安にならないくらい好きを見せつけることで,そんな好きは沙織にしか見せつけないことで,沙織の不安を大丈夫にしてみせると.

 

ー9/30ー

冷静なほうのキスが現れた.次の瞬間に月の裏側に立っている可能性はあるか.量子論的にはきっとあるのだろう.そう思ったがキスの答えは違うようだった.観測が,意識が存在を決定するのなら,今観測されている自分は次の瞬間月の裏側に行くことはできない.誰にも観測されていないのならありうるかもしれないが.

どうしてルルランでは可能性がうばわれた「まま」なのか.他世界解釈が正しいのなら,光子が目に到達するたびに.つまり観測するために世界は分岐している.轟山サトリは一瞬の可能性を奪うことには成功できたのかもしれない.しかしどうやってその後の無数の可能性まで奪えたのだろうか.もしかするとここルルランは,外の世界とは一線を画した,全く違う宇宙,ここだけで成立している宇宙なのではないのか.そう考えなければ,この世界でルルランだけ違う物理法則が成立しているとは考えられない.そして物理法則の違う宇宙が接触した際の行きつく先は完全消滅.つまりルルランが存在するということは,少なくともルルランとその外には大きな隔絶があるということ.キスの話から何かを理解したちはやだった.

そんなことを話しているとサトリが二人の前に現れた.ちはやと最後のラブコメをするために現れたというサトリは,自身を満足させることができたらここを卒業させてやるという.うれしそうに妻が死んだ後に再婚しても,多くの人は祝福してくれるでしょうと笑う.

キスの機転で駆けつけたみんな.歩に電波を聞くと沙織は生きているという.しかしその電波自体は目の前にいるサトリから発せられているとも...

嬉しそうに,自身の顔をいじり,身体をいじり,沙織に変化していくサトリ.

 

SAORI SIDEー

ちはやとキスから離れてトイレの鏡で自身の顔を見つめていた.そんな沙織を背後から見つめるサトリ.サトリはいくつもの可能性を沙織に見せつける.あったかもしれない,いや他の宇宙で起こった歩との,柚月との,キスとの現実.些細なことで変化することがある恋愛感情の脆さを沙織に説く.みんなを殺そうと誘惑する.沙織はもちろん殺したいという.しかしその対象はみんなでなくサトリである.みんなを殺した先に向けられるちはやからの視線が愛情であるはずがない.それに今の自分に関係のない宇宙で何が起ころうと,この宇宙でちはやが自分を愛してくれた幸運を手放すはずがないじゃないかと言いのける.そんな言葉を聞いて,サトリはすべてを明かす.私は佐々木沙織.君は轟山サトリ.

消えたサトリにほっとしたのもつかの間だった.意思とは関係なしに腕が動く.ポケットに入っていた綿を口に詰め込む.すると鏡に映っているのはサトリと同じ顔であった.鏡の中のサトリが,自分の口に合わせて,2人の連続殺人犯から見つかったウイルスについて語る.そのウイルスに感染すると,大脳辺縁系に作用して理性が吹き飛び殺人よくが発生する.そして大脳辺縁系は恋に関する領域で,記憶に関する領域でもある.キミはサトリ自身がウイルスに感染した影響で生まれた人格とサトリは教える.恋に対する好奇心を満たしてくれてありがとう.その言葉と共に沙織の意識は途絶えた.

サトリに病衣を渡すサリ.恋はくそ.こればかりは情報だけでは意味がないね,だから自分でやらなきゃとサトリは笑う.

 

ーCHIHAYA SIDEー

サリはサトリを転校生として紹介した.サトリが言うに沙織の人格は消えてしまったらしい.だから今度は私と恋をしようと平然と言い放った.

 

夜,怒りに任せて暴れていると,腕に激痛が走った.一部が消失した腕.わけのわからないまま納得が優先する.きっと自分は暗闇の恐怖を受け入れることができたのだろう.迫りくる闇を受け入れる.どれだけボロボロになってもたださおりんに会いたい.

 

ー10/1ー

あかりの消えた校舎で,ちはやはキスのオイルコンデンサを取りに向かう.そこにはサトリが待ち構えていた.この宇宙では手に入らなかったはずのオイルコンデンサの真の使い方.サトリは10/1がちはやが目覚める日だという.目覚めたのだから,オイルコンデンサを使わずともこのルルランという宇宙から抜け出せる,そもそもそういうことができるようになるために自分たちは作られた.つまるところ,XNAを使った保持者の実験は,サトリとちはやの二人を生み出すための実験であった.ちはや自身も切り取られた腕が無数の宇宙に漂っており,それを利用すれば違う宇宙に旅立てる実感があった.

その会話を聞いていたのはちはやだけではなかった.気づかれた歩は,柚月は,キスは,ノアは頭を下げてさおりんを返してほしいと願う.それを聞いたサトリは,ちはやとの二人の会話を邪魔されたとイラつきを見せ始める.怒りを露わにする.

どれほど自分が素直にしゃべっても,意地悪にしゃべっても,優しくしゃべっても,ちはやは私を曲解する.ここにいる4人と自分と別人格とは恋愛できるのに,どうして自分とは恋愛できないんだと叫ぶ.無数の宇宙をめぐっても,自分とちはやが恋愛する世界は存在しなかった.宇宙を移動する,コネクトームを移すと持ってきた記憶と,そこにあった記憶を持つことになる.繰り返すほどその記憶は増えていく.だから自分だけの自分が欲しくて量子爆弾を作った.そう思いいたるほど,ちはやのことが欲しかった.好きになってほしかった.お互いを理解できるのは同じ能力を持つお互いだけだと相信じこんで.一度だけ本心を明かしたサトリを拒絶せず,信じてあげることができていたら,こんなルルランも,今のような状況もなかったのかもしれない.サトリが本当に望んでいたものが世界の終わりなんかじゃなくて,ちはやという理解者だと気づけていたらこんなことにならなかったのだろう.それでも今の自分が好きなのは佐々木沙織だから,サトリの想いを受け取ることはできない.そっとサトリの頬に触れる.今までの,他の宇宙での経験からサトリの心に入り,沙織を救い出す.

再生能力.それは無数の干渉されない宇宙で,量子的な存在である自分だけが干渉しあう能力のこと.結果そのうちもっともありえる事象が反映される.

ーーー

無数の轟山サトリの死体が銀杏に埋まっている.それが無数の記憶を持つことになったサトリの対処法だった.きっと沙織もこの中にいるのだろう.しかし意識のない中から顔も身体も同じである沙織を見つけ出すことは不可能だった.だからただ呼びかけた.すると難なく沙織は意識を取り戻し,かすかに動いた.それは柚月の能力を利用したもの.サトリはやっぱりこうなるのかと呟く.

しかしサトリのさじ加減で沙織は消えてしまうはず.それでも沙織は明るいままだった.何故なら恋をしていたから.自分がだれであれ,恋が偶然であれ,偶然だから奇跡で,サトリが何を言ったって,この好きだという恋だけは確かなものだから.

恋の力か,このサトリの墓場はもうすでにサトリのものでなく沙織のものだからか,理由はわからないけれど,沙織はすべてを吹き飛ばす.

ーーー

元の世界.目の前には沙織が戻ってきた.ずっとサトリの心情を感じていた沙織は,サトリが根っこの部分は普通の女の子だったという.

天才でもなく,多数の宇宙の存在が共通に考えることで,天才の様にふるまっていただけ普通の女の子と,一度きちんと話した方がいいと沙織は提案する.ルルランを助けるために,ちはやの心をすべてもらうために,サトリに身体を引き渡す.ちはやを想う気持ちで負けているわけなんてないから,精神の主導権が乗っ取られるわけはない.ただ共感してもらいたいだけのサトリの恋と,自分を一番に思っていてほしいという呪いのような沙織の恋は比べ物にならない.サトリのしたことは許されないことだが,そんなサトリを拒絶した自分も許されない.過去の後悔は変えられないけど,もう後悔はしないために,サトリと向かい合う.

 

ー10/2ー

サリ先生はサトリの監視役で協力者だったらしい.いろんな理由はあるけれど,サトリがかわいいし,性格があったからというのが主な理由.前科200犯もその過程で負ったらしい.

 

沙織の体に入ったサトリを,まるで普通の転校生のように街を案内する.

二人は何気ない時間を過ごす.それは恋人ではなく,すれ違ったちょっと変わった友人という関係.料理を食べさせたり,コスモス畑でこれまでの話をしたり.運命改変装置はちはやを覚醒させるためのはったりだったこと,この花はサトリがまいたこと,コスモスが好きなこと,誰かに観測されるラブコメという方法はWSPたちを元に戻す方法として間違っていないこと,例えWSPが光人間でもこの世界が元に戻れば自然と光人間がどこかに飛んで行ってしまうこと.

最後に,なぜ二人きりの世界にしなかったという質問に,ちはやに恋愛をしたかった,選んでほしかったというサトリは泣きそうなように見えた.二人きりという手段で結ばれたくはないという,ありきたりな少女の願望.

改めて告げられるサトリからの好きだという告白を,ちはやは丁重に断る.自分自身には共感は必要なかったこと.自分はボロボロになりたい.好きな人のためにがむしゃらに頑張って,ボロボロになりたい.それはちはやが生まれ持った能力がゆえに持った感情.認めたくない事実だった.サトリが共感を根っこに持つように,ちはやはそういう欲求を根っこに持っていた.

サトリはこの世界にきっと自分を好きになるちはやはいないだろうと認める.誰かのためにボロボロになるちはやが自分のためにボロボロになってくれたらどれほどうれしいだろう,そして自分ならボロボロになんかさせないのに,そういった感情を認める.それでもちはやのことが好きだから.いまならちはやもサトリに共感できる.恋人は無理でも,友達ならなれる気がする.

最後にキスを願うサトリに,キスをしようとするちはや.刹那,サトリはちはやの心臓を貫く.自分の妹分である沙織を悲しませないように,自分でもちはやをボロボロにできると示して.ぎゅっと口づけして,サトリは別れを告げた.

意識を取り戻した沙織とちはやを,風が包み込む.世界が動き始めた.

ーーー

サトリの本心をちはやが拒絶しなかった世界で,ちはやとサトリは笑いながら話し続ける.

 

ああバタフライエフェクトってここの伏線だったんだ...本当によかった...

 

ーエピローグー

ー未来ー

ルルランの学校に通う3人の少女たち.彼女たちはルルランが過去,保持者たちの閉鎖都市だったことを語り合う.今では普通となったループ状態に初めてなったのが300年ほど前のルルラン,その際の時空のゆがみが今までの幽霊だったのではないかと.きっと自分たちにはその保持者たちの血が流れているからチャンネルがあったんだろうと.ラブコメに一生懸命だったあの人たちの気持ちを受けてラブコメを書こうと決意する少女たち.そのタイトルは「るるる」.ルルランでるんるんるん.そのスピードを上げてルルラン.あの人たちの恋を永遠の恋にしたい!その大きな目標に向かって走り出す.

 

そういうことだったの!だから声優も一緒なんだ!はー,途中途中の女の子たちはWSPさんじゃなかったのね!なるほどー.3人とも違う世界の子孫ってことになるのかな?そこはなぜだろう.

 

ーCHIHAYA SIDEー

ー11/15ー

完成したレールガンが教室にあった.つまり世界はループしていないということ.

冷静なキスは宿題の答えを聞く.ここが100年近くループしているのではないかという宿題.答えは空間の移動を時間の移動を勘違いしていたというもの.

 

きたる妹みはや.仲直りもしたかったのでルルラン祭りの前夜祭へと誘ったようだ.

 

WSPさんたちは一時保護され,ちはやたちの卒業と共に再び通学する.

 

全員のーお案であることに驚くみはや.そんなこんなあってみはやにスイッチが渡される.そのスイッチを押すと,レールガンから発射された花火が打ちあがった.空に浮かぶのはピンクのハートマーク.みんなで紡いできたラブコメの証.

 

横を見ると誰一人いなくなっていた.まるでもともと自分一人だったかのような静けさ.そこはサトリとちはやだけの宇宙.

サトリは量子爆弾なんて作っていなかった.観測により量子爆弾という概念を創りだし,ルルランというループする都市を設定ごとつくりだした.量子的な存在である二人ならば,観測されることなく,唯一の観測者として存在できる.そんなサトリは卒業前に二人っきりで会話したかったし,それに他の世界の可能性を守るため,自分と同じように他の宇宙に意識を飛ばし,そこの自分にその方法を伝える度という苦しみを味わってほしいから.しかしそんなことを受け入れはしない.きっと自分ならボロボロになりながら,彼女たちを守るから.サトリの提案を受け入れないと信じることができる.

WSPも元に戻りループ都市ももうないなら,僕たち二人は本当に元に戻れるのだろうか,そう思うちはやにサトリはキスをする.これは代金.自分がだれかなんて心配しなくても,私がちはやをちはやとして観測し続けてあげることへの謝礼.

そうしてちはやは元の世界に戻っていった.これから過ごす残りの学校生活には,映像のサトリも転校生として参加する.いろんなことが終わっていろんなことが始まる.

 

たぶんハーレムルートってことでいいのかな?うーん若干最後が不完全燃焼.ハーレムルートにならないと,子孫が3人もいることの説明にならないと思うんだけれど,どっか見逃したかな?沙織ルートからハーレムルートに生きようもないし...