さてここからが本番ですよね.
ほとんどが一緒だけで微妙に違う世界.
=美雪ルート=
ー8ー
商店にあったネコのピン止めは1つしかない.それをアオイに渡した.
後は同じ.
ー9ー
雨の中,アオイ探し続ける.
暫くすると雨は上がった.心一も美雪も一向にアオイを見つけることはできなかった.なんども諦めようという美雪に対し,心一はそれでも諦めることができない.
自然と頭に浮かんだ校門の通用口というキーワード.しかし校門にはしっかり鍵がかかっていた.しぶしぶアオイのことを諦めたものの,頭の中はアオイでいっぱいだった.
ー10ー
学校にアオイはいなかった.美雪は自分が絶交といったからだと自分を責める.
しばらくしても,美雪との関係は切れなかった.
ー11ー
ふとした拍子にアオイの情報をつかむ.美雪の後輩のハルはあの雨の日の夜からネコの件を交え,何度か会っていたらしかった.
美雪に大事な話があると呼び出され,バッティングセンターに来た.
美雪の口から紡がれるのはアオイのこと.アオイが嫌いだったこと,自分に正直なアオイが羨ましかったこと,そんなアオイが大好きだったこと.そんなアオイに勇気をもらった美雪は,心一に告白する.心一もそれを受け入れた.アオイの努力を無碍にできないと自分の気持ちに正直になったのだった.
なるほどなるほど,アオイの言う通り,やっぱりこのまま世界では美雪意外とは結ばれないんですね.
ー12ー
心一のわがままで劇のキスシーンを取りやめてもらおうとしたが,それは難しかった.それでも諦めず,交渉を重ねた結果,美雪はその舞台を辞めた.そんな我儘を含めて心一が好きという美雪の笑顔.
ー13ー
後は一緒.
「また一緒にしよう」初体験にもかかわらず,美雪のその言葉は,まるで心一と身体を重ねたことがあるかのような発言だった.
そら美雪にも記憶があるよねーー.じゃないとああはならんよねーーー.
END
何度だって繰り返そう...
=アオイルート=
ー9ー
アオイを諦めて家に帰るも眠れなかった.美雪に諭されようがどうしてもあのゲームが気になり続きをプレイしてみる.
ゲームをヒントに校舎にきたが,施錠はしっかりとされていた.しかしアオイの居場所のヒントは他にはないと,意を決して学校に侵入する.不思議とアオイがいる確信があった.
自分の家に保護しようとする心一の手を,アオイは跳ねのける.友達の資格がなく,二人を恋人にもできず,自分には存在価値がないと立ち去ろうとする.考えるよりも早く,身体が動いていた.アオイと友達だから.ただそれだけ.美雪とも絶交なんてさせない.そう強く約束した.
二人でミルクを買い帰宅.
アオイは理由はわからないが,心一の名前を呼ぶと頭がぽーっとし,陰部を舐めたいと口にする.
逃げるようにして,心一は自室へと戻ったが,アオイを見る目は変わっている様だった.
ー10ー
デンパ猫は可能性の世界を見るらしい.
なんとか美雪を説得して,アオイと美雪は仲直りした.同時にアオイが心一に恋していることも美雪は気づかせた.
アオイは自分の気持ちをバグとしてなんとか消そうとする.しかしカミサマに電波は通じない.その姿を最後にアオイは姿を消した.
ー11ー
雄太郎に叱咤され,アオイを探す決断がついた.
毎日毎日,雄太郎と二人でアオイを探し続ける.いなくなって初めて,アオイのことを何も知らないことに気づいた.
ある日,美雪に大切な話があると呼び出された.
美雪の告白を邪魔したのはエルだった.エルはまるでついて来いというように,心一に鳴きかける.アオイが見つかる保証はなくても,それでもすべてに決着をつけるため,そのわらにすがらずにはいられなかった.
エルが導く屋上にはアオイの姿はなった.しかし耳をすませばアオイの声が聞こえてくる.声を出していたのはアオイのスマホ.ゲームキャラのアオイが電池が切れたと話していた.充電のため,びりびりが必要,そう話す.
心一はアオイに,人工呼吸をする.するとようやく目を覚ました.救急車に意味はないというアオイに従い,じっと話し相手になる.
二人の前から消えた理由は,このルートでは自分がサブヒロインで,バグだから,それにすぐにサブヒロインのことは忘れてしまうからと答えた.
そんなアオイに,探していた間考え続けていたことを話す.3人でいるのが好きだから,アオイがあの日の夜急に近づいて怖かったこと.そしてアオイのことが好きなこと.いくらアオイに静止されようと,この気持ちに嘘はつけなかった.
アオイは1つお願いする.電池の充電をしてほしい.そのためにびりびりしてほしい.きっと明日にはアオイのことを忘れるから.心一は体を重ねる中,はっきり宣言する.自分が好きなのは他の誰でもないアオイだと.アオイにバグはそのままでいいと,色んな感情をそのまま持って,心一を好きになっていいと受け入れた.バグだらけだろうがアオイのことが好きでたまらない.
可能性が見えるネコだから,アオイルートに入れるようにできたってわけね.
ー12ー
アオイが学校に帰ってきた.
美雪は登校一番,心一を呼びつける.あの後美雪をほったらかしにしてしまったようだった.美雪は心一にバットを突きつける.正直に事の顛末を話すと,美雪はびんたをして,その場から逃げ出したのだった.
遅れて昼食の場に現れた美雪は,アオイのことを親友と言い,二人の幸せを笑顔で祈った.
美雪からの質問.運命を信じるか.IFなんてない,そう考える心一は正直に答える.すると美雪は永遠の愛を,愛が永遠だと,何度生まれ変わっても同じ人を愛すると誓ってと言った.訳の分からぬまま,美雪に押され,永遠の愛を心一は誓った.
こえーー
段々と自然になるアオイにますます惹かれる.
ー13ー
3人でエルの首輪を買いに行く.
美雪は主役を降りたという.自分の目標は宇宙よりももっと遠くにあるから気にしないようだった.
ー14ー
あんまり大切にしないと,浮気されると,すでにねこまんまに他の誰かと二人で来ているらしいと美雪に忠告された.
ー15ー
あの話を聞いて,どうにもアオイとぎくしゃくしてしまう心一.
心一も単純すぎでは,元のうわさもあってまあ気持ちはわかるけれど.
夜遅くに帰ってきたアオイを見てその疑念は深まる.
ー16ー
雄太郎にも浮気のうわさのことを言われ,つい声を荒げてしまう.そしてその疑いの眼差しは雄太郎へと向き始めた.
美雪は思い切ってデートしてみろと心一に言う.セーブしておけば,失敗してもやり直せるんだから.そう美雪らしくない言葉はやけに耳に残った.
なるほど!メインヒロインがアオイに移ったことで,セーブやらカミサマやらの権限が美雪に移動したのか...
アオイは,心一が自分を疑うのは当然だが,それでも何も決めないまますれ違ったままなのは嫌だとお願いをした.自分を信じてほしい.きっとアオイも怖かったのだ.勇気を出したアオイ.今度は自分の番と言って,デートに誘った.
ー17ー
デートの日,アオイは体調を崩してしまっていた.それでも美雪の劇にいけというアオイは,1つだけお願いをした.自分がいなくなった時,自分を呼び出すコールナンバーを教えるから憶えていてほしい.999-0523-0523.絶対にこれだけは覚えていておいてほしい.そう頼まれ,心一は訳の分からないままうなずいた.まるでこれが最後の別れかのように,アオイは心一に愛してると告げた.
=エルの制止を無視して演劇を見に行った=
体調不良を聞いた美雪は,アオイに電話をかけろと言う.出ない.一方,美雪は他の人に電話をかけていた.もし,デートを断って他の誰かと会っていたとしたら.そんな不穏なことを言い,心一の手をひく美雪.
ついたさきは雄太郎の店.美雪の後輩のハルちゃんが,雄太郎の弟の龍二郎で,その龍二郎がアオイと二人でコンビニを出た.
アオイを信じて,龍二郎がいるであろうマンションの部屋に入った.そこには龍二郎とまぐわうアオイがいた.
記憶を失うほど,嫉妬に狂い龍二郎を殴り続けた.アオイはずっとカミサマに祈りを捧げていたらしい.そのあとの消息は不明.まるで突然消えたみたいにいなくなってしまったらしい.もう追いかける気力はなかった.
美雪だけが心一を慰め続ける.全ては運命,愛は永遠.そういって美雪は心一を包み込む.
エルが美雪をひっかいたって,そりゃあねえ...
ゲームタイトルが不気味な感じになってて鳥肌立ったわ...
=嫌な予感がして劇に行かず,家を見張った=
そこからはほぼ一緒!アオイが浮気していると思って,いやまあしてたんだけど,美雪と雄太郎の手助けを借りながら,最高のタイミングで復讐をする.いくら二人が直前でセックスをやめたといおうが,それを信じる人は誰もいなかった.
=もうアオイの顔もみたくない=
怒りから壊したアオイの携帯.アオイは去り際に,自分はもうすぐ消える,みんながアオイを忘れてもキミは憶えていてくれるの?そう言い残した.
「キミ」っていうのが憎いね...
やっぱり,世界の進む先は決められたんだ...
こっちの方がツライな...
=アオイから真実を知りたかった=
二人きりになったアオイと心一.
アオイは,自身がこの世界にあわせてつくったヒロインであるという.カミサマは概念的存在,攻略キャラの総合体.アオイはそのアバターに過ぎない.その目的は多数の主人公を攻略して,CGを回収すること.カミサマからすれば,心一ルートはもうHした時点で攻略済み.だからハルルートに向かった,ただそれだけの事.そう淡々と述べる.
=きっとアオイが嘘をついている=
アオイはずっと嘘をついていたんだ,CGを回収するためにな.そういう心一に,アオイは涙を流す.嘘をたくさんついてきたかもしれない.それでもこのことは本当なんだとアオイはいう.心一はアオイが初めて本気で好きになった人.だからこそこの記憶をリセットされたくなかった.だから浮気をした.だけど心一が大好きだった.だからこそ浮気なんてできなかった.
自分はカミサマのアバターだから,別の世界の記憶があるから,たくさんのCG回収をしたから,そんな記憶がいっぱいあるから,本当のことを言ってしまうときっと心一は嫌いになってしまうから言えなかった.アオイの他のルートではそんなことがあったから.そんなアオイに,心一は,一度きりの人生だから本気で人を好きになるんだといって,アオイを受け入れる.
ーーー
アオイは自分の記憶のため,ハルとまぐわう.理屈ではわかっていた.それでも感情をコントロールなんてできるはずもない.それはアオイも同じだった.涙を流しながら腰を振る.愛するが故に,愛する者を裏切らなくてはならない.それでも,どんなに辛くても,心一はアオイを愛し,アオイは心一を愛する事実は揺るがないものになっていた.
3人でまぐわった後,眠るアオイを見ながら運命を確信していると,ベッドの下から美雪が現れた.虚ろな目をした美雪は,裏切ったわねとバットを取り出し,エルを殺し,アオイを殺した.何度も何度も頭を振りぬいた.そしてプレゼントといって,バットで殴り,視界を奪われ,そのまま殴り続けられた.アオイのうわさはすべて,美雪が流したもの.最後のチャンス,もう一度自分のところに帰ってくるチャンスとして,心一に与えたチャンス.そのチャンスを無碍にしたのは心一だと.
美雪の怒りの矛先は心一ではない.君.最初のルートで愛を誓っておいて,心一では選べないはずのルートを選んでしまった君.そんな裏切った君にたっぷりと復讐してあげる.
ついに来たー...音がこええ....本当に音が怖い,来るとわかっててもびっくりしてしまう.DDLCみがある.嫌たぶんこっちが先だけど.
「君は私を裏切った」承太郎かよ.
心一も「私」というカミサマのアバターということね.