えす山の日記

自分用のゲームの感想日記とか

なないろリンカネーションの感想(共通&琴莉ルート)

RIPPLEをやろうか悩んだ果てに.

 

ー8/19ー

大好きなおじいちゃんが生きていた時の遠い夏の日の思い出.

亡くなった祖父の家出念願の一人暮らしをはじめようと引っ越してきてみると,思い出の日々にいたはずの少女が一人...それも姿も変えず...

この家と土地と,そして霊視能力を受け継いだ加賀見真の使命は,この家に住み着く人ならざる者たちを率い,この町に漂う霊魂を沈め,町を守護することであった.近所に住む少女と思っていた座敷童の伊予,そして鬼の桔梗との生活が始まった.

 

ー8/20ー

幽霊探しの道中,真と同じく霊視能力を持つ少女,滝川琴莉と出会う.琴莉が探す飼い犬はすでにこの世の存在ではなかった.霊視能力を持つはずが自身の飼い犬が死んでいることには気づけない琴莉.

 

鬼は指定の能力を持った鬼を生み出せる.犬の残留思念を読み解くため,その能力を持った鬼を生み出そうとする.その代償は血液か精液.血液の場合,非常に危険なので...

 

ー8/21ー

新しく共に暮らすことになったのは,猫耳鬼の葵.

 

残留思念を読み取りにその場所へ向かうと,大学の同級生の由美と出会った.

犬から読み取られた思念.車に引かれた彼はきっと痛かったろう,無念だったろう.それでも残留思念は琴莉のことだけを考えていた.

琴莉は腐敗し始めた遺体をためらいもなく抱きしめる.ずっと一人で,暗い中耐え続けた愛犬に,寂しくさせていたことを謝り続けた.真も抱く.皮肉にも初めてぬくもりを感じた.

本当はそうじゃなかった.引かれた直後は息があったのだった.それでも犯人はとどめを刺し,溝に押し込んだのだった.こんな事実は伝えなくていい.真が忘れなければそれで…

 

夜,桔梗が挨拶に来る.祖父の血で生まれた桔梗.本来鬼はその主人と共に逝くもの.桔梗は真の役目を伝え,真の鬼を産むという目的があったから残っていただけの事.葵を産んだことで力を使い果たし,主人のもとへ逝く時が来た.80年後再会を約束して.

 

わんわん泣いちゃった...作られた真実と本当の真実の両方でそれぞれ泣いた...そして桔梗のところでも泣いた...

 

ー8/22ー

わんちゃんを火葬する.琴莉から真に1つのお願い.供養のお金は真の仕事を手伝うことで返済したい.お金よりも手伝いたいという気持ちが強かった.もし自分が真と出会えていなかったら.そんな不幸な人を,霊を少しでも減らしたい.一人でも多く,悲しみを笑顔に変えてあげたい.そういう純粋な想い.

 

火葬って苦手なのと,犬飼っているのとでまた涙が...

 

ーOPー

いやー冬からくくるのセットで買ったんですけど,こりゃいいなあ.

 

ー8/25ー

お金が!ない!ということで(元凶の)伊予の勧めもあり,家事特化の新しい鬼を産むことに...そしてその方法が琴莉にバレてしまった...

 

最後の晩餐にした琴莉おすすめの喫茶店は由美の勤務先だった.

 

ー8/26ー

新しく来た鬼は桔梗そっくりの芙蓉.能力は人に見えるというもの.これで家事だけでなく,買い出しも...

 

買い出しでさっそく由美と出くわす.気まずそうな二人...ふぅん...

 

伊予からの仕事の紹介.いらっしゃったのは霊の見える刑事の伏見梓さん.お仕事は警察にきた心霊現象の類の処理のお手伝い.最初の依頼は事故多発の現場調査.これを見事解決に導いた.

 

あまりに放任されている琴莉はみんなのおかげで家族を知ることができたと真に感謝する.そんな琴莉と家族の約束をした.

 

ー8/28ー

例の喫茶店で梓と仕事の話..

仕事のお話.それも結構やばめの.

当然由美もいて...霊能探偵の話を聞かれてしまう.めちゃくちゃ変な方向に誤解された.ある程度誤解を解くと,友人の依頼をされた.友人の家庭教師先の子供が行方不明.

 

ひとまず梓さんの依頼で出て来たのは変態の悪霊...そんな悪霊の精神と同化したくもないなあということで新しい鬼をつくることに.能力は精神感応,いわゆるテレパシー.

 

ー8/29ー

新しい家族の名はアイリス.

 

梓さんによると悪霊は変態プレイを通報され,その確保時の警察の不手際による事故.怨念は不手際か,通報そのものか,愛人への強硬的逮捕か,家族へばらされたことか...

 

実は紳士的だった霊.心残りは蹴ってほしいこと...?(嫌がる)琴莉の協力もあり無事成仏.

 

お礼はいらないと琴莉はいう.その代わり聞きたそうにしていた由美との関係について教えた.大学入るまで付き合っていて,二人して同じ大学に入って.そこから現状維持の自分とどんどんあか抜けていく由美.そこから自然消滅した.

それだけじゃだめだと1つお願いを聞くと,お兄ちゃんと呼びたいという琴莉.これからは兄と妹.

 

ー8/30ー

由美がやってくる.まったく霊は見えていないらしい.

行方不明の女の子の名前はしまきらら.嶋といえば昨日成仏させた変態も嶋だった.梓さんに確認してみたところビンゴ.ちょうど父の死からの行方不明...

 

今度の依頼は工事現場で目撃される女の子の霊.その少女は嶋きららの可能性が高い.伊予はこの霊はまだ真にははやいと止めるが,真は取り合わない.珍しく怒った口調で葵やアイリスに何があっても真を守れと命じ,真と琴莉にはなにかあれば逃げろと忠告した.

 

出会った瞬間に首を絞められる.本来なら鬼の力で守ってもらうべきなのだろう.しかし真がアイリスと葵に命じたのは,きららの心を読み取ることだった.

結局,なにも読み取れず仕舞い.葵とアイリスは伊予から本気で怒られていた.ついでに逃げなかった真も.伊予によると祖父も自分よりも霊優先だったらしい.そんな祖父をいつも不安に待つことしかできなかった伊予の気持ちも十分わかった.

反省した二人はもう一度だけきららの思念を読み取りたいと願い出た.

お留守番の真を,心配する琴莉は護衛.なんとお風呂まで...真が死んだら他の皆もいなくなる.なにより真に死んでほしくない.そんな気持ちが伝わってきた.

芙蓉を保護者に仕事に行った3人はしっかりと思念を読み取って帰ってきた.どうも男性に話しかけられた莉認識したりすると狂暴になる可能性が高いらしい.きららが残した,どうして私を殺したの?という言葉.おそらく,きららの心残りは復讐.そしてなにより時系列も話してる内容も無茶苦茶らしい.その中で唯一ぶれていないのが,日常を送っているという認識そのものと復讐心.葵がいうにはこの場所で殺されて,別の場所に運ばれてきたらしい.ついでにお風呂一緒に入ったこともバレた.

 

ー8/31ー

まずはきららの遺体を探す.事件を追うな,霊を追えという伊予からの至言だった.しかし葵によると犯人は琴莉の犬のときと同一犯.霊を追うことは忘れないが,犯人追及も決して忘れない.

 

ー9/1ー

とはいえ真が動くことはできないのでのんびりしていると,祖父のお役目についての記録を見つけた.

 

祖父の記録を見つけるってだけで涙腺やられる.

 

進展なし.

ご褒美と言って行為をしていると琴莉に見られた.

 

ー9/3ー

祖父の記録.あるかもしれない生まれ変わり.紡がれていく記憶の欠片.ますます事件の解決を強く思う真は,あれを見てから来なくなったことも気がかりだった.伊予や他の皆にに確認を取り,そういったことをするのはできる限り控えるように決めた.ここは琴莉の家出もあるから.

 

ー9/4ー

琴莉復帰.

 

ー9/5ー

きっと6冊構成のうち1冊の日記が見つからない.

 

あまりに進展がないので,狂暴化したあとのきららさんと会話しようと宣言した.これも祖父の記録からの受け売り.そこで反対の嵐かと思われたが,反対派琴莉のみ.他の皆は主人が決心したことならばと,そして伊予はもう悪霊を理解したのだからと協力.そうして琴莉もしぶしぶ賛成.

 

決定的な証拠は得られた.しかし心を覗かれた怒りから,金縛りに陥ってしまった.万事休す.そんな真を助けたのは琴莉だった.不思議な光が琴莉を包み込む.恨むべき相手が真ではなく,真こそあなたを助けてくれる人ときららに説く.それでも自分が好きだった人が,裏切った人が真と勘違いするきららに,琴莉は真を好きなのは他でもない自分だと宣言する.刹那,琴莉から不思議な光が放たれた.きららは消える,金縛りも消える.おそらく琴莉を恐れて逃げたのだろう.しかしこの力はもう使わせないほうがよさそうなほど疲れ切っていた.

そんな状況を眺める虚ろな少女が一人.

 

あの光は霊子といって鬼の力に近いものらしい.伊予によると…なんもしらんらしい.それでもそれが真を守った,優しい力ということは確実だと琴莉に感謝を示した.

そして掘り返される琴莉の告白...

 

伊予の嘘がわかったときは苦虫をかみつぶしたみたいになった...

 

ー9/6ー

おそらくは殴られたのは別の少女で,きららは自分で車に乗り殺された.梓さんは予想があたったと残念そうに言う.もう一人,同じ時期に,同じくらいの年頃の少女が行方不明になっていた.手がかりはなにもないが,今までの話を合わせるとおそらく...

 

由美に梓さんとともにいろいろ聞く.幸運なことに,由美の友達は犯人ではなさそう.

 

公園で改めて琴莉から告白された.返事はもちろんYES.

いつから琴莉ルートに入ってたんだ~~何も考えてなかったのが答えだけど…まあ今回の犯人は琴莉に関係するっぽいしこれでいいのか...?

 

ー9/7ー

帰宅すると,梓さんに見せられた女の子,そしてあの日真たちを見つめていた女の子が真たちを訪ねていた.伊予が応対していたということは彼女は死んでいる.彼女は声も出せない.アイリスの能力を使い,会話を試みた.

名は野崎小百合.真たちが死者の見える人間だと知って,依頼をしに来た.死因は首を切られたことにより出血し,自らの血でおぼれ死んだ.話そうとすると首が切れ,血が噴き出す.確かにそれでは声も出せなかった.その依頼は家に帰りたいというものだった.どこにあるかわからない自分の身体を探してほしい.ずっと不安に思っている父と母を安心させるために.必ず見つけ出すと約束た.

案内された殺された場所での思念を読み取る.葵によると,最初の事件は小百合のほう.そしてそれは衝動的なものだった.

 

小百合ちゃんのところ,辛すぎて涙がいっぱいいっぱい...

 

ー9/8ー

梓さんに琴莉の飼い犬の話をし,そちらの操作も頼む.

 

夜,葵とアイリスと買い出しに出かけた時,そのレジ袋から小百合に関する思念が感じられた.つまりこの店の店員に犯人がいるということ.そして店に停められた自動車から犯人がわかった.

 

ー9/10ー

弁当屋の店主の息子こそが犯人.名は西田巧.あと一歩.証拠さえあれば犯人を捕まえることができ,そしてきららと小百合も成仏させることができる.

 

西田の名を出すと,きららは意識をしっかりとしたまま真と話すことができた.ここにいる理由は,ここで待ち合わせしているから.愛していたからなのか,犯人をかばうきらら.きららのやり残したことは,デートの上書きなのだろうか.復讐したい気持ちはあるのだろうけど,それでも愛する者を信じて,信じたくて待ち続ける矛盾.

いつも通りに見せながらも,きららや小百合たち,そしてそうしたい真のために犯人を追い詰めようとする葵を見ているとまた涙腺が...

 

張り込みの末,次のターゲットが判明した.それは以前会話していた由美.

 

ー9/11ー

由美にはそれとなく伝え,梓さんの同僚を護衛に.

心の声に基づけば,西田はどこかに遺体を保存している.それさえ見つかれば...

 

待ち続けた末,きららは口を開く.それは殺されたのが自分だけじゃない,最初の人間じゃないという歪んだ嫉妬によるもの.歪んだ愛情表現だと信じていた一縷の願いが途切れたことによるもの.西田は勉強に集中するための部屋を借りていて,その場所も知っているが説明はしにくいからと,嫌がっていたのに心を覗かせてくれた.そしてきららから1つお願いをされた.それは西田が捕まる前に1度合わせてほしいというもの.黙っていればきららは幸せなまま逝けたかもしれない.それでも次なる犠牲者を出さないために,その幸せを踏みにじった.だからこそ,必ず西田を捕まえなくてはならない.

きららの,殺されたのが自分だけじゃないって聞いた時の表情がもう辛くて辛くて...

 

その家の思念からついに見つけた.きららと小百合の身体.

 

あとは令状を取って捜査する,もう真たちにできることはない.

来るんだろうなあ,由美襲われるパート…

 

ー9/12ー

進展なし.そこで梓さんは葵とアイリスに中に突入して写真を撮ってくるよう依頼した.しかし鬼の制約からそれはうまくいかないことが伊予からつげられた.捜査課の課長がその事実を知らないわけはない.つまり,表立って頼めないが真に突撃して来いと...あまりに危険な依頼に,みなは反対するが,真は受諾した.琴莉もそれについていく.

 

なんかすっごい嫌な予感してきた.いつも制服の琴莉...考えすぎであってくれ...

 

ー9/13ー

ついに決戦.

室内には大きな業務用冷蔵庫と小百合,きららの身体.その身体は一度解体されたうえ,接合されていた.それもちぐはぐに.小百合の頭に,きららの体.そしてそのさらに奥には,琴莉の首...

自分の顔と対面し,首から血があふれ出す.そして琴莉は消え去った.

 

あああああやっぱり...ミスリードがうまいよお...コタロウの話の.

 

最後の最後に失敗した.いま真のすることはきららの願いを叶えること.復讐心がないわけではない.しかしきっと琴莉ならそうするはずだから...

そう伊予に告げると,最後にのこった 祖父の日記を持ってきた.鬼の枷を解く.人の目には見えぬほど,力を抑え込むための枷.真を力に溺れさせないための枷.

 

真は西田の前で自身の手首を強く切る.真の血を覆った真なる鬼の姿.芙蓉の力できららと小百合を実体化させる.葵の力ですべての記憶を拾いとり,西田に伝える.アイリスの力で会話を成立させる.

これでおしまい.朦朧とする意識の中,きららは成仏した.

 

ー9/21ー

西田は捕まった.受験に対するストレスから自分を名医と思い込み,理想の女性を造ろうとした.顔が好みな小百合を衝動的に襲ってしまい,そしてそこからは計画的に,両腕,両足のためきららを.胴のために琴莉を.

3人はようやく自分の家に帰れた.両親と仲が悪く,友達が少ないと言っていた琴莉の葬儀にはたくさんの人が来ていた.それが嬉しくも悲しかった.

 

毎日を無為に過ごす.

 

小百合が挨拶に来た.別れの挨拶.きっとまたいつか会おうと約束して.笑って逝った.

 

今日も琴莉を探す.そして出会う.普通に.いつも通りの琴莉.それが嬉しかった.真は琴莉の飼い犬に琴莉のことをたのまれていた.

いつもの日常が返ってきた.しかしこの日常はきっといつまでもは続かない.

おそらくここまでが共通なんだろうな,細部を除き.あとは各ヒロインエピローグがあって終わりかな?それとも琴莉の成仏まで?

ご飯食べてるふりは気づかないようにしてたのね.そりゃプレイヤーは気づかんわい.

 

気丈に振る舞っていた琴莉も,真の前では本心を見せtあ.なんで私なんだ.みんなと出会えたのに.家族の良さを知ったのに.家族ができたのに.真さんの彼女になれたのに.涙を流す琴莉に,真はただ抱きしめることしかできなかった.

 

ー9/22ー

別れの時が近づく.

二人はデートをする.最期のお願いと言って連れていかれた場所は遊園地.楽しい時間は瞬く間に過ぎる.きっとここから帰るのは真だけなのだろう.

最後に乗ったのはメリーゴーランド.琴莉は語る.今までの感謝を,別れを.そして1つの質問を.真さんが私と付き合ってくれたのは自分が幽霊だったから?

 

=そうかもしれない=

そんなこと言いたくなかったよ!でも一応!一応見とかなきゃ!

 

少なくともあの時は.そう答えた.それはお役目を果たすため.琴莉の未練を少しでも残さず,あの世に送るため.最後に愛を伝える.真も愛を伝えるメリーゴーランドは止まる.抱きつきながら,その感覚は消失した.琴莉は消える.どれほど行かないでほしくとも,その言葉は言ってはいけない一言は口から出なかった.誰よりも琴莉が幸せになれますように.こうして真の最初のお役目は終わった.

 

ー9/26ー

無気力.梓さんも依頼は止めている.

伊予から琴莉からの手紙を渡された.真が立ち直れなかったときのための手紙.二人が出会ってからの一つ一つの思い出.あふれんばかりの感謝の気持ち.愛の気持ち.殺されたことは辛かったけれど,それでも真さんやみんなに出会えたことを想うとその憎しみも消え去ってしまう.そして本当はいつまでも一緒にいたかったこと.しかしそれは真を縛ることになってしまうから.そう思うと成仏することが嫌なことには思えなかったこと.悔いはない.ありがとう,私と出会ってくれて.ありがとう,私を彼女にしてくれて.ありがとう,ぬくもりをくれて.私の最期は幸せでした.そして追記で.次の人生で,真も次の人生を歩んでいた時,神様が二人を出会わせてくれたら,どうかまた,あなたの恋人になれますように.と.

 

どこかの幸せそうな夫婦と飼い犬.

 

予想はついてたけどわんわん泣いた...なんなら真より泣いてる.泣き止んだ後の1枚絵もリンカネーションかあ.タイトル通りの結末だなあ...メインヒロインは最後に取っておくタイプだったけど,今回はたまたま琴莉が最初にきてくれてよかったかもしれない.

 

=それだけじゃない=

そういう気持ちもゼロではないが,それだけではない.そう本心を伝えた.引き留めたい.しかしそんなことはできない.琴莉のためにも.最後に愛を伝える.真も愛を伝えるメリーゴーランドは止まる.抱きつきながら,その感覚は消失した.琴莉は消える.どれほど行かないでほしくとも,その言葉は言ってはいけない一言は口から出なかった.誰よりも琴莉が幸せになれますように.

その瞬間,真は思わずその手を取り,琴莉が逝くことを止めてしまった.琴莉も気持ちは一緒だった.いいはずがない.それでも止めずにはいられなかった.

これBADだろ...真が生きている間はいいけど,死んだあとどうするんだよ.鬼たちとちがって取り残されるぞ...

 

伊予は忠告をする.現世から取り残されながら現世に生きる琴莉が味わうであろう苦しみを.そして祖父も同じ道を通ったと.真と同じように霊に恋し,添い遂げようとしたが,うまくいかなかったこと.そして少しでも長く琴莉といたいのなら,性行為を控えるようにと.生を生み出す行為は霊を消滅させることになるから.来世もなく永遠に.伊予は伊予で応援する.悔いのないように精いっぱい生きろ.それが琴莉のためになると.私はずっといるから.

そして琴莉も真実に気づいていた.今が永遠ではないことに.それでも残された時間を二人は噛み締める.

 

こっちがGOODっぽいけど,やっぱりBADだよなあ...なんかこっちはもやもや...

伊予は最後にして次は梓さんかなあ.

続く.