えす山の日記

自分用のゲームの感想日記とか

あけいろ怪奇譚の感想(TRUE)

分岐がわからなさすぎる.

 

ー1/31ー

望とデートすることに.

そんな先輩の死にざまを大鏡経由で見る.今まで我慢し続けて来たけど死んでほしいなら死んでやる.死の間際,望の目に入ったのは朱子の姿.その姿を見ると不思議と安堵の情が湧き出てくる.あああなたも一緒だったのね,もし同情するならあの3人を呪い殺す力が欲しい.そう願って絶命した.

心の中を覗かれたことに気づき,豹変する望.

 

社は異界で望が願う生活の一部となる.永遠に繰り返す約束したデート.その世界で時折見える朱子の記憶.神田川との噂に疲弊しながらも京介という少年が心の支えとなり,心が惹かれ,すべてが解決に向かいそうになったとき,親友だと思っていた古屋に裏切られ,神田川に無理やり犯され.朱子は古屋や神田川を殺そうなんて思ってなかった.むしろ殴ったのは逆上した古屋のほうだった.それでも朱子は登校し続けることが復讐と信じる.古屋が流した根も葉もない噂の数々で,周囲も真相にたどり着く.ようやく朱子の復讐が成就しそうになった.唯一流した噂の中の真実.身ごもった子供で,あなたたちが幸せの真っただ中にいるとき,すべてをばらしてやる.それを聞いた古屋は怒りから朱子を突き落とした.何もなかったかのように過ごし始める二人.だから何度も何度も二人を殺し続けた.

そして望の記憶も.友人と思っていた3人の女生徒に虐められる日々.そして呪いの手紙を出される.結果呪いなんてものはなかった.なにより望を追いつめたのは,3人が死んでくれと望のことを思っていた事実.死んだ後の3人は笑っていた.

同じ苦しみを味わい,復讐心を持つ二人.京介との時間はすべて幻想.ただ一人朱子は耐え続けていた.この世界での京介は社だった.同じ苦しみを負った朱子の願いを叶えるため.鈴の正体はおまじない.京介に憶えていてもらうために,京介だけに聞こえるように.復讐に囚われた朱子は疲れていた.そんな時現れたのが二人の神様.そうして朱子は眠りつづけるはずだった.そんな朱子を起こしたのが望だった.そしてたまたま起きた朱子が見つけたのが京介に似た社だった.狂った恋心が繋がった望にも同じような感情を抱かせ,この世界に連れて来た.本当にごめんなさいと朱子は謝る.そして恨むのは私だけにしてほしいと,3人を殺した後記憶を封じた望は悪くないと.ただ3人を思い出し,今主となっているのは望のほう.だからなんとか望を救ってあげてほしい.今このように穏やかに話せているのは,望が憎悪をすべて持って行ってくれたから.でも本来この憎悪に苦しめられるのは自分でなくてはならない.自分が地獄に行くことで旧校舎の幽霊を終わりにさせたい.社はその依頼を引き受ける.

 

朱子の手助けで元の世界に戻れた社は霊体のままだった.葉子によればタイムリミットなどはないらしい.だから社は異界に戻る.朱子からの依頼を叶えられるのはすべてを知った社だけだった.知ってしまったからこそ,二人の味方になりたいを思う.

 

望といろいろなことを話す.力を手に入れて,いじめを見て見ぬふりしていた人たちも殺したくなったことが怖くて記憶を封印したこと.そして望は3人に反抗することを,謝罪させることを決意する.

生前の恐怖は消えていない.そう聞いた3人は手のひらを返し高圧的な態度を取る.そんな態度に屈しかける望だったが,今は一人じゃない.隣には社がいた.望の剣幕に仲間割れし始める3人を,視界にいれるのも嫌だった.

吹っ切れた望はやりのこした青春を取り戻す.社と共に校舎を回り七不思議探し.そうして満足した望は今までの謝罪と感謝を示し旅立っていった.

 

自分の命,というかそれ以上の永遠の苦しみを握られてて,こんな態度とれるか…?才能だぞもう...泣いて請うだろう..私なら靴舐めながら土下座する.最初から泣いて赦しを請えよ.

 

あと一人,この学校に残っている.

多くの人を殺めて来た自分は幸せになってはいけないと朱子は言う.望を通して人の愛情を知れた.もう十分だという.1つだけ願いがあった.それは神田川達の事.二人のことはいまでも許せないけど,それ以上の来る意味を与えてしまったから解放してほしい.朱子も謝罪と感謝を残し旅立つ.

 

二人を解放し,戻ってきた図書室に残されていたのは,最後にいい思い出ができました,ありがとうという朱子からのメッセージ.それを確認し,社は元の世界へ帰る.

 

ー2/28ー

1年後.同じ大学に進路も決まった3人.社の日課は屋上のカギを確かめること.もうどうにもできないが30年前からきっちりとカギがかけられていればこんな悲劇の連鎖はおこらなかっただろう.朱子の真実は尊厳を踏みにじりそうで真実を広められなかったが,朱子がしていた鈴のおまじないだけは広めた.朱子の抱いていた恋心が残りますようにと.

 

きっとこれからもみんなと楽しく過ごす探偵業は続いていく.いつ終わるかわからないこの命.ただ今を精いっぱいに.