=Chapter23=
学園に入学したときのことを思い出す.初雪とランと,そしてもう一人少女がいた気がする.白髪でティアラをつけた少女が.
ー1/10ー
コノハサクヤに礼を言いたい,そう桜に頼むとなんとかしてみる!と張り切っていた.
一応ランルートっぽいけどどうなんだろう.
ー1/11ー
サクヤは桜に,桜の目的について何も知らないと言う.むしろ知るのはゴーストチャイルドであるあなたなのだと.
桜に,最後の別れを告げた.
ー2/4ー
室屋の告白に巻き込まれる形で,桜,希とともにバレンタイン祭のバスケの催しに出ることになってしまった.
無視する初雪に,負けじとかかわろうとする桜に,ついに初雪は負けてしまう.
ー2/5ー
桜が買った初めての携帯,初めてのメール.時間は多く残されていないからと,河野君が好きです,そうメールを送った.時間が残されていない,そう思うのは初雪も同じであった.だからこそ,この精神年齢が幼くて,馬鹿っぽくて,それでもどこか懐かしい彼女が...
そんなとき,何かが二人のもとへと迫った.サクヤですら恐れる存在,いったい何が二人を見張っていたと言うのだろう.
ー2/8ー
あれ以来,桜は学校に来ていなかった.何故だかわからないイラつき.
そんな初雪にゴーストたちはランを与える.初雪にぬくもりを与えようとするランに,相談したのはやはり玉樹桜の事だった.彼女に恋している.ランは,いやゴーストたちはそんな恋心を摘み取ろうとする.なんとしてでも復讐を果たさせるために.
ランルートのランもランじゃなかったのか...
ー2/15ー
あれ以来学園に出てきていない初雪を一同は心配する.
サクヤは桜に,初雪がゴーストチャイルドと知った今,彼に再び相まみえれば,もう二度と日常に戻れないと言う.それでも大好きな初雪と会いたいから.だから初雪がいるであろうホテルへと向かう.
桜が予想した通り,初雪は自宅に,かつてのホテルにいた.人とは思えない恐ろしい姿で.ゴーストの王,ゴーストチャイルドとして.
桜の剣で浄化した初雪は桜に愛を伝える.ランへの諦めとともに.
ここまではそんな好きじゃない.
=Chapter24 Memory=
ー2/15ー
ゴーストチャイルドと会い,桜をすべてを思い出す.自分こそが街を滅ぼす存在なのだと.そしてだからこそコノハサクヤが遣わされたのだと.二人が愛し合うためにコノハサクヤがいるのだと.
ーOPー
ようやく本編が始まった感.いいOPだ.
ー2/20ー
一週間ほど留守にするという来栖から卒業アルバムの制作を依頼される.
少しでも長く一緒に居たい,二人がホテルで暮らし始めるのは自然なことだったかもしれない.
ー2/21ー
二人の写真がないからと,二人のためのイベントを開く!そう希は宣言した.
=Chapter25 GhostLove=
ー2/9ー
初雪のことが好きなのに気持ちを伝えない綾.それは時折綾に見せる罪悪感の籠った顔を見てのことだった.何もなかったはずなのに,何かあった気がする.そんな不思議な感覚.明日はシロの入試当日,だからきっと珍しく初雪も店を訪れたのだろう.
ー2/10ー
シロを送り出した綾に,カスガと名乗る男性が綾に忠告をする.河野初雪,やつは化け物である.
それに身に覚えがないのに,来たことがあると言うお客さん.彼女たちは初雪が以前鬼の剣幕で追い返したと言う.
オーナーは聞かれたことをすべて正直に答えた.綾がバイトを始めたのは1年前ではないということ.そしてかつて自分が書いていた日誌からすべてを知る.
ー2/19ー
シロは無事合格した.綾自身の推薦も決まり,心残りは初雪の事だけであった.初雪のこともすべて教える,その代わり,ゴーストチャイルドとしての役目の後押しをしてほしい,そうオーナーは綾に頼んだ.
店長が来なかったから合格したんだよっていうのは言い得て妙で笑う.
ー3/3ー
初雪たちの卒業アルバムの写真,おかしなことに桜が写っている写真だけに靄がかかっていた.嫌な予感が的中した気がした.きっと彼女はゴーストなのだろう.反魂香の強いこの街で,だれよりも強い想いを持った彼女だからこそ,きっと日常で見えるのだ.
道端の占い師,宮棟は言う.この街に蔓延る反魂香はある人が,ある人をこの街に迎えるために,この街で生活できるようにするためにばらまいたのだと.
きっとしばらくのうちに別れが来る,そんな気がした.
ー3/11ー
卒業アルバムの巻末コメントとタイトルに悩む桜.初雪から桜まで,そう案を出すが,初雪はさすがに恥ずかしく,却下した.
そんな楽しい話もこれで終わり.すべてを聞く.ゴーストチャイルオドに,ゴーストプリンセスはすべての真実を語る.
街の合併.大人なたちは精霊に祝福された少年と少女を引き合わせ,土地の魂をつなぐ契約を結ばせようとした.二人もただ結ばれたかった.しかし二人は引き裂かれる.
まだ初雪は思い出せない.それに気になるのは過去ではない,これからの話だ.
桜はもう時間がないと言う.初雪と過ごす中で,もう桜は消えかかっていた.
コノハサクヤでは桜の呪いに,精霊に敵わなかった.だからサクヤは桜の願いを叶えることで桜を浄化することに決めたのだった.初雪とともに過ごすと言う願いを.
桜は初雪に切られたいと剣を渡す.ずっと,初雪が気づくずっと前から,初雪のそばにいた.この冬に蘇るために.だからもうこれでいい.初雪が春に至れるならそれで.
桜を切れない初雪の前に,宮棟が現れた.大野敦.彼こそが街の合併による権力の減退を防ごうとした男.仲間に裏切られた彼こそが,息子,大野ゆうきを亡霊に,ゴーストの王に仕立て上げた張本人.
それを告げ,宮棟は桜を切る.すべてが終わる.ただ学生で,恋人でいたかった,卒業したかった.初雪は誓う.必ず桜を復活させて見せる.
=Chapter26 初雪=
ー3/18ー
~~
綾はオーナーの言葉を思い出す.きっと初雪は復讐を果たす.そうしなくてはならない.そうしなくては初雪は救われない,次の季節へと足を踏み出せない.それでも一人で旅立つのはさみしいから,あなたにいてほしい.
~~
全てを失った.ランも,桜ももういない.二人の魂を取り戻せるのなら,桜ともう一度会えるのならなんだってして見せる.
ー3/19ー
初雪と桜を心配する一同は山之辺静佳,宮棟へとたどり着く.そしてコノハサクヤへも.
初雪を救いたい,その純な気持ちにコノハサクヤも覚悟を決める.今夜全ての決着をつける.
かつてみた少女の影に誘われるように,開かずの扉へと入る.その先には子供のミイラが座っていた.
体育館でオーラスが幕をあげる.ランは生霊であったことをサクヤは明かす.しかしそんな話,初雪には信じることはできなかった.
周到な罠に手も足も出ない初雪を救ったのは,かつてゴーストであった少女,小坂井綾.この街の平和よりも,初雪の幸せのために.
=Chapter27 GhostParade=
ー3/19ー
ホテルで綾は初雪に想いを伝えた.憶えていないこともあるけれど,今君のことが好きだから.その想いを受け入れる.もっと早くこうなっていれば行き着く先は違ったかもしれない...
あの爆発事故を生き延びたラン.その顔には大きな傷が残された.その哀しみに付け込んだ大野が初雪にあてがった.ランも今初雪に協力をする.
みんなはいなくなった桜を胸に,初雪を止める.
初雪を庇った綾も死に,初雪は最後の手段を取る.まるであの日のような爆発を.ランも,綾だったものも,復讐の相手も巻き込んで.
復讐なんて自分にできなかったことを押し付けている,そう妻が言うのはいいね.
いやーここまでGraduation好きじゃないなあ.