=総評=
傑作も傑作。
タイムリープものですが、その中でもそれぞれの周回で知らなかったそれぞれのヒロインの苦悩がだんだんと明らかになっていくありがたいタイムリープものです。
加えて忠臣蔵の登場人物をほとんど女性にしてしまい、独自の忠臣蔵の解釈を交えながら展開していく形式をとっているため、忠臣蔵を知っている人にとっても楽しめるものです。各展開としては王道ですが、それでもぐっときます。
もしかしたら4章以降が気に食わない人がいるかもしれません。ハーレムルート、というかループに伴う記憶の消失を解消するシーンみなくてもいいやって人はプレイしなくてもいいかもしれません。3章とそれ以降では展開的に断絶されているような気がします。まあめっちゃ面白いけど。
わ、私の知ってる大石内蔵助じゃない……見たことあるのは勝新が出ているやつなのですが、冗談は置いておいて。ひょんなことから現代から忠臣蔵、それも女性武士ばかりのIF世界に移ってしまい、というストーリー。(というか女しかいない。それはそれでどうなんだ……)これほど髪色が特徴的な人ばかりだとちょんまげだらけの映画版などより、人がわかりやすくていい。
実在の人物を扱う以上、その人に敬意を払うべき(愚弄しないなど)だとは思うのですが、綱吉の初登場シーンなど、怒る人はいそうなくらい酷い。
それに目をつぶるとすればやって損はないかと思います。
=だらだらと=
=假名手本忠臣蔵編=
有名な話のオマージュだからか、展開が早いのは助かる。内匠頭がアホにしか見えないと前から思っていたので、余計にありがたい。一本道と聞いているし、1周目はさすがに史実に近い形になる気がするけど。。。
モザイクの有名人たちには笑った。
内蔵助には夫とかいないんだね。映画の離縁をそれとなくしようとするシーンとかかなり好きだったんですが。。。
吉良が御籤の呪いで物の怪になったのなら、もう直刃、現代に戻れなくない?
帰れるからというより、呪いを解くという大義名分が手に入り、みんなと一緒に仇討に参加できるのを喜ぶ直刃、かっこいいな?
垣見はほんとかっこいいよね~。
ああ、寺坂≂直刃なのね。でもそれだと江戸の世で天寿全うしてるな?
死に戻り系か。前提知識の有無はあるにせよMuvluv感があるな。
グッとくるところはいくつかあったけど(奥野のところとか)、泣きまではしなかったな。女子供に手は出すな!は違和感あった。刀、弓を持たぬものとかでよかったのでは。
予想通り忠臣蔵のストーリーをなぞったので、次からが本番かな?
=江戸急進派編=
あまりにもうかつ。けど実際タイムリープしたら、うかつにもなるか。
共通を飛ばす&ルートを変える意味で、3/14スタートなのはありがたい。終着点が誰ルート化は気になるが。
これタイトルが江戸急進派編なのなら、吉良邸編とかもあるのか?最後は柳沢をぶったおしてEND。
何が史実かは知らないけど、1ルート目で下がっていた郡兵衛の好感度を上げるよき采配。小平太も姉関連でうまいこと脱盟させてくれそう。
もう孫大夫に関しては見た目が可笑しすぎる。。。
このルートの多門はあまりにもかっこよすぎるなあ…
奥野さんに切腹を思いとどまらせたことと重なるように、今回は正面から仇討ちに参加できない直刃。ルート間の重なりとそれに伴う気づきがすっごい。
小平太、普通にクズでわろた。史実調べてみたけど、そんな感じじゃないし、本人可哀そう。姉の薬はともかく博打てw
ただ自分の行動で死ぬはずのなかった人が死ぬのはきっついなあ。
一度討ち入りを経験し、愛する人を拉致され、本格的に直刃に人を殺めるという選択肢が入ってきていてよい……
大義ではなく、大好きな人のために討ち入りするっていう前ルートと同じだけど違う形の討ち入りだいすこ。俺が入って47人だ!っていう。
史実通り(?)郡兵衛が激励言いに来てて草。直刃いなかったら、これまた史実通り罵詈雑言やったんでしょうね。
清水一学とやりあったとき、すでに負傷してたのかー…そりゃ簡単に腕一本取れないよね。。。呪いの疼きによるミスリーディングにまんまと引っかかった。
吉良を打ち取ったのと直刃の死がほぼ同時なのは、ある意味優しく、ある意味残酷な結末だなあ。実際は次のルートがあるから死んだんだけど、安兵衛からすると呪いが消えて元の時代に戻ったとも思える。けど確信はないから、切腹まで不安なまま…
このルートめっちゃ好き。。。
=百花魁編=
主税ちょっろ。
新八とのことで、初の分岐。新八ルートか主税ルートってことかな。前者はBADぽいけど。
即BAD。まあこれくらい短い方が楽か。
本格的にオリジナル。主税が嫁げるのは女設定だからこそだもんね。
なんて惚れやすい男なの、直刃。。。でもかっこよいよ。。。
わずかに滞在できた赤穂で、主税は相合傘を書いたはずだけど、これどこで確認するんだろう。討ちいった後は見に来れないしなあ。
ここにきて脱盟した萱野の好感度爆上がり。こういうのイイネえ。綱吉だけ、なんか不憫な描かれ方だけど。
萱野の死から直刃が壊れて、主税が介抱して。ずっと泣いてしまった。救ってくれ→お任せをが最高潮の涙。最高。
でも新八もかなり好き。
大石親子の愛とかも映画とかじゃ描かれないだろうし、珍しい。めっちゃ好き。
新八出てこないなあと思ってたら終わってた。まだ2ルートあるし、新八に殺されちゃうのかな。
呪いも吉良ではなく、直刃に直接かかっているとみるのが濃厚か。未来→過去に影響はおよぼせても、逆はいまいちわからないしね。
そういや清水は?
ありえない山科での生活が続いていたらというもしもで耐えられなく泣いた;;天地がひっくり返ってもありえない幸せ。誉と幸せかあ。
吉良が?!生きている!?内匠頭が刃傷をするシーンって、今まで吉良だと思っていた老人、出てこなかったんだっけ。いやどちらにしろ完全に騙された。
→確認したらかの老人だったけど、どういうこと?そっくりさん?
ここにきて郡兵衛復帰もアツい。史実では裏切り者とされていた3人には隠された戦いがあったっていうのは超面白い。それを史実を曲げぬまま描くっていうのはもう最高ですね。プレイヤーと直刃だけが知っている真相。
普通にそっくりさんで草。
いくら新八に勝ったとて、刃が肋骨まで入ってたら死なない?
え?現代戻っちゃったけど…まだ2ルートあるよね?
神社の奥の相合傘、回収が現代とは思わなかった…地震で300年間守られてたんだ。。。これで終わりじゃないの?めっちゃいい終わり方だけど、内蔵助と安兵衛の想いが中途半端だからハーレムルートを描くのかな。
清水一学。。。?ちょーおもしろくなってきじゃん。あくまで吉良も被害者だもんね。この世界だと。
=仇華・宿怨編=
正直3ルート目で終わっててもよかったのではなと思わんでもないけど…
右衛門七はヒロインっぽいけど、唯一もとの直刃を知っているから、なんか複雑だなあ。
すぐさま人を切れる一魅さん、サイコすぎでは?
正直、主張は理解できるけど。。。
くだらぬもの、江戸に京から下らないもの。へぇ~~~
内匠頭は女好き。。。つまり百合!?
一度は結ばれさえした内蔵助に疑いをちょびっとといえど持つのはださくないか?
一学が直刃の知らぬ真実の一端を知っているように、直刃も歴史に埋もれた真実を知っているという対立は好き。
平左衛門、存じ上げなかったのでが心中で亡くなってるんですね。
相手は違うものの一応は史実通り。。。けど平左衛門があまりに悪く描かれている…最終ルートではまともになってほしいですねえ。さすがに平左衛門が報われなさすぎる。
どうやったらこの現代で上野介の子孫ってばれるんだよw
真の黒幕の狙いが地震にも関わっているなら、忠臣蔵から大きく逸れそうでやだな。
あっさり気味に終わったけれど、一魅も仲間に入っていよいよラストって感じ。
物語はもちろんだけど、独自の歴史解釈という一点だけにおいても面白い。盛り上がりには欠けるけど、今までと違ったベクトルで面白かった。
=刃・忠勇義烈編=
めちゃくちゃ日程の進みがはやい。最終だし、歴史を変えるのかな。
剣道で傷つけてしまった相手、右衛門七のそっくりさんだったのかい。もっと前から気付いて笑
右衛門七が拾った犬を最後に殺めろっていう命令にならんかな。。。心配。
やっぱり?死なないと意味のない立ち位置だしなあ。家族にわんちゃんいる人はほんとに耐えられない展開。特に水浴びのときなんかのキラキラした目がリアル。
だよね?知ってる忠臣蔵では長助が死んだところから始まってたから可笑しいなあと思ってたんですよ。だって開城騒ぎのところがそのシーンでしたから。
長助の危篤間際の絵、結構辛い。髭がらしい。死にそうな人は髭なんかそってられないから、痩せこけて髭まみれで、こんな感じですよね。
10、10か月後!?
FF9といい、ラスボス知らない人は止めてくれ~~。展開的にも3章までとそれ以降で断絶されてるんだよなあ。もったいない。47人全員を現代につれていくって、すごすぎて笑う。なんでもありやん。赤穂浪士の亡霊ってw
モブキャラ、手抜きで使いまわしてるのかと思ってたけど、確かにいたわ、こんな人。
助太刀、平左衛門が一番うれしい!よかったね、お初ちゃんも生きてるし。一魅の要望通り、初ともう一度出会えたっていうので涙腺やられた。
?と思うところも最期らへんは多かったけど、なんだかんだちょー面白かった。