雑記.
仲間に大人がいるのが新鮮.青少年少女の成長っていうのが際立ってる気がする.
大人も子供も「任せる」「見守る」でペルソナが覚醒することから成長要素は他作品と同じくらい強いのは共通かなあ.
達哉たちと淳,ミッシェルとハナヂーなどすれ違いだらけのストーリーで好き.
3以降のペルソナシリーズの根底を為す当時の傑作だったんだろうなあ. やっぱりユング大好きペルソナ製作チーム.毎作(1は知らんけど)集合的無意識が出てくる.今回は特に親子,淳の場合は特に母親も,出て来たのでフロイトとかの対比を意識してそう.全体で言えば舞耶が母親的役割なのでやはりフロイトだし,ラスボスの名前がグレイトファーザーなのも,父を憎むべき最初の異性とするという考えがフロイトに一致するように思える.
最後までいまいち主人公達哉の罪がわからなかったけど,すべてを忘れてしまうことなのかなあと思ったり.これから罪に対する罰を受けるのだろうけど,その「解消できていない」罪は改変した世界ではそれくらいなのかなあと.最後まで忘れることについて言及されてたし.
噂が現実になるシステムはすごいよかった.全ての始まりが幼少期の一点に集約しているという事実を回収していくのはすごい面白かった.
前評判がペルソナ史上最も悲しいって言われたけど,3の方がよっぽどに感じた.