えす山の日記

自分用のゲームの感想日記とか

ペルソナ2罰の感想・考察?

雑記

 

舞耶が主人公かー.それにほとんど大人の物語だし異色かもしれない.達哉も思い出してるみたいだし,なかったことに対する罪なのか,視野を蘇らせたということに対する罰なのか.

 

克也は「人は罪を犯すが,その罪は償えるはずだという」.敵側は対立する立場を取り,罪なき世を作ろうとする.そして達哉が持つ罪は,この世には存在しない罪である.存在しない罪に対する罰が下るのなら一人で受けたい,受けなければならないという達哉の心情...

 

忘れなければいけないのに、そう願ってしまった。それこそが罪。達哉が何を下っていうんだ…達哉だけじゃないじゃん…前の世界では予言が実現したという事実が重すぎる。だからこそペルソナ史上最も悲しい物語といわれているんでしょう。それに元の世界には舞耶さんどころか、ミッシェル、ぎんこ、淳もいない。3人はもうあっち側の世界に行ってしまったからね…きっと克也も街の下にいただろうからいない。あっちの世界からこっちの世界へ行ったとき、失ったものは過去と記憶だけだった。それはもちろん大切なものだけれど、今回は本当に何もかも失ってしまった。達哉が何をしたっていうんだ…

達哉が罰を受けたと同時に、みんなも罰を受けている。一つはあちら側の達哉を失ったこと。もう一つはすべてを忘れていなければならないこと。。。人は大切な人を失ったとき、その人を思い続ける、憶え続けることが供養になると信じ、また同時にそれは供養される側にとっても真なのかもしれない。それができない、されない。してはならない、されてはならない。

大人と子供の共存はもちろん、3以降と違ってどこまでも「逃避」という選択がついて回る作品。大人は大人にいつまでもなり切れず、子供も子供のままではいられない。

 

 

はじめはシュタゲみたいに主世界線みたいなものがあると思ってたけど、そうじゃなくて世界線を移動しただけならそれは現実から逃げて、それこそが罪なのではないかと感じてしまった。

 

ラストの海を隔てた兄弟の会話は寂寥感が増す綺麗な終わり方でした。

 

2は賛否両論あるだろうな。あまりにも不条理だもの。好き嫌いが分かれそう。個人的には好きです。

 

今思えばドッペルゲンガーのような達哉と淳が離れ離れになるのは必然だったのかもしれない。