えす山の日記

自分用のゲームの感想日記とか

アオイトリの感想(理沙ルート)

=理沙ルート=

ー1ー

理沙先生を主役にすると決めた.

 

ー2ー

なぜかノリノリの理沙先生.

どうして理沙先生を選んだのか.それは過去のトラウマの清算

 

演劇経験者の理沙先生の先導の元練習.

そして役柄が決まっている律と理沙先生だけは他の3人より先に役作りへ入る.

 

ー3ー

昔の理沙先生の演技をこっそり見る.本人は下手だからと恥ずかしがっていたが,才能というものを克明に感じる.

そして理沙先生との初体験のことも思い出す.しかしどうも思い出せない.押し倒されたところまでは憶えている.そこからは…?これはトラウマによるものなのか,それとも果たして...

 

役作りのための恋人ごっこ.繋いだその手からは新生活で感じる以上のなにか靄のかかった不安を感じた.

律のもっと理沙先生を知りたいという言葉に,再び救われたという理沙先生.最後に立った舞台は失敗に終わった,だから今度の舞台を最後の舞台にしたいともいう.

初体験の経験を憶えていないことも話す.あの時,理沙先生を癒せたのだろうかという懸念.律に自分をさらけ出すことで,本当の自分になることができたという救いを齎されたという理沙先生.その笑顔に律は救われる.

 

ー4ー

今日は礼拝堂で稽古.制服姿の理沙先生.初体験の当時を思い出せない律に,制服の記憶の上書きを.

そして稽古が終わると,律に抱かれたいという理沙先生.律の力で癒されたいのではない.律の中に,自分と重なっている時間を残したいだけ.それこそが癒しとなるから.今度こそは忘れないで,体も,表情も,匂いも,全部….

目を合わせるだけで胸が高鳴る律.こんな経験は初めてだった.

行為の中で二人は好意を伝えあう.理沙先生にとってはずっと隠していた本心.律にとっては初めて気付いた本心.

 

快楽のみを求める行為が悪いとは思いませんけど,自分の中でやっぱりどこか汚らわしいものというよろしくない固定観念があったんでしょうね.それでも律のことだけを好きという理沙先生のことが尊く思えました.大人ぶっているけれど,律のことが大好きでたまらない一人の女性.

 

行為のあと鳴り響く電話.律は自然と悪魔であることを願っていた.

悪魔は理沙先生との愛のあるセックスが悲劇への一歩だという.劇の序盤で幸せの予感を感じる主人公が進むべき先は決まっている.悪魔自身は傍観するという.

 

ー5ー

台本が完成し,みなで拝読する.あまりにも陳腐でプラトニックなのろけ話.

そして美果子が現れて,姉がいるから演劇に参加するという.物語を盛り上げる三角関係の一役を任せる.

話の関係を現実と同じく身体だけの関係にしようと美果子がいう.理沙先生は何より驚く.世界で一番大切な姉と,姉の好きな男性と身体を重ねる妹.

困惑する美果子以外.そんなとき悪魔から連絡が来る.自己紹介.

 

帰り道,つい理沙先生に聞いてしまう.他の女生徒まぐわっていると聞いて嫉妬しないのかと.美果子が理性でおさているように,自分は演技で抑えている.そして,私は,律くんと一緒にいい劇を創って,それを律くんがずっと憶えていてくれればいい,それだけが今の望み.

もし最高飲ん舞台になったら,恋人役としてでなく,本当の恋人になれるかという問いに,理沙先生はそれはできないという.律が天子様だからでも,美果子との関係があるからでもないその理由は教えてくれなかった.

 

理沙先生は一人思いにふける.どれほど律のことが好きか.どれほど自分が律の中に残ってほしいか.そして美果子のことも.あの美果子も,律となら普通の女の子になれるのかもしれない,普通の幸せをつかみ取れるかもしれない.きっといつか普通の恋心が芽生えるはず.だから今度は私が美果子の背中を押そうと決意し,悪魔に契約を持ち掛ける.

 

ー6ー

今日からは3人で稽古.

律との恋人の演技をする中で,どこかぎこちない美果子.自分でわからないその感情が気持ち悪い.

美果子が席を立った後,気を失う理沙先生.契約.願いを叶えるための代償として,悪魔が心に入った.電話が切れると同時に,キスをする理沙先生.いつもと違う艶美さ.そしてまた気を失う.

契約の内容.頭が良すぎるが故に,人の心がわからない美果子.そのような悪目立ちを嫌う赤錆家は美果子を幽閉した.だからこそ美果子が律と身体を重ねていると知って驚いたし,恋の喜びを美果子に知ってほしいと思った.だから,自分の恋心を,美果子に植え付けるよう願った.自分が演劇の役をするとき,その役の心を自分に植え付けるがごとく.自分の子の恋心は,美果子に背中を押されたからこそのものだからという.そしてその代償は,1日1回理性を失うというもの.では理沙先生の心は律のことを好きなはず.その理由は気っと話すから待っていてくれという.

 

夜,美果子が訪ねてくる.確かめたいことがあるといって二人は触れ合う.そして一つの仮説を導き出した美果子はそのまま帰宅する.

 

自分でない感情にいったいどれほどの価値があるのだろうか...本当に美果子の中に恋心のかけらがあったとして,それを自覚させるために,理沙の恋心を植え付けたとして,その美果子の恋心は仮初のものとしか考えられない.感情という人間特有の,もしくは生物の中で人間が傑出して持っているものは,自分の中から湧き上がるからこそ尊いんじゃないでしょうか...

 

ー7ー

朝,悪魔が意気揚々と電話をかける.面白いことになったという.

まず代償について.悪魔のきまぐれで理性を奪う.そしてそのときの欲望を満たせば理性は戻る.そして期限は演劇本番当日まで.

 

美果子と3人で散歩しようという理沙先生からのメール.それに従って湖畔に向かう.

屋敷に帰り,疲れた美果子は眠る.そして理沙先生は理性を奪われる.

理性を失った理沙先生からは,律が好きという気持ちがこれでもかというほど伝わってくる.

美果子が起きないわけがない.それでも美果子も,理沙先生もぎこちないところはない.今度は一緒にしようと約束して,理沙先生が眠りに落ちる.

 

さすがにそのあと起きた時は恥ずかしそうな理沙先生.そして美果子は理沙先生が律と美果子をくっつけようとしていたことに気づいていた.そして3人で仲良くしようと提案する.2人とも好きという純粋な感情.

 

ー8ー

昔からなんでも美果子に譲ろうとしていた理沙先生.それでも今回はやりすぎと思う.それが本心なら律と付き合うことを考えた.しかしそれは本心ではない.姉と同じものが欲しいから律とも寝た.それでも姉が幸せになってほしい.そしてその本心は律と添い遂げることにある.今は自分の心の中の理沙と会話できるからこそそれを確信できる美果子.理沙先生が律を受け入れない理由を知っている美果子.律が悲しめば理沙は悲しみ,理沙が悲しめば美果子が悲しい.そんな結末にはさせないという美果子が心強かった.

 

今日は理沙先生の家で演劇の鑑賞.

理沙先生が演劇を始めた理由.律とまぐわった日,初めて自分をさらけ出せて救われた理沙先生.初めて自分じゃない誰かを演じていたことに気づいた,家でも学園でも.

学園を卒業後,すぐ結婚させられるはずだった理沙.親からの命令に対し,初めて迷う.小さな神父への恋心.「恋がなんだかわからないけれど,心の中に何かが生まれたんだったら,産んだお姉ちゃんが大事にするしかない」そんな美果子の言葉に背中を押された理沙.何かを演じていた自分と,何かを演じることで救われていた自分.そんな自分に出会って,演劇を始めた.

勘当された理沙に対して,「赤錆の人間じゃなくても,あたしのお姉ちゃんは1人しかいない」そういう美果子.その言葉があったからこそ,外の世界に旅立てた.

帰り際,理性を失う理沙先生.今回はやだやだモード.帰ってほしくないやだやだ.

えぇ...理沙可愛すぎる...きゃわきゃわ…

 

自分たちがいないときにこうなられても困るので,これからは一緒に暮らすことに.

 

ー9ー

台本の完成.そして何気ない日々が続く.

 

そして終業式の日.クラスメイトの前で理性が奪われる理沙先生...律がフラグ立てるから!!終わった...

 

1枚だけ,なにもかかれていないDVDを見つける.

 

ー10ー

本番が明後日に迫る.

 

理沙先生の家に帰ると,演劇を見て泣いていた.ただそれを見るのは止められた.

美果子は律にはどうしようもないから悩むなという.これまで数多くの女性を癒してきた律.しかしこの世で最も愛する女性を癒すことができない.

 

ー11ー

理沙先生は仕事,美果子は実家に諸々の挨拶に行くという.残された律.理沙先生のために何かをしたい.そう思い例のDVDを見てしまう.

そこには舞台上で倒れる理沙の姿があった.演技ではない.

 

理沙先生を呼び出す律.あのDVDを見てしまったことを告げる.

半年前の舞台で倒れた理沙先生の病名は原発性悪性骨腫瘍.自力で動けるのはあと1年と言われた.だから今でいうとあと半年.どうしてそこまでして個々の学園に来たか.それは律に会うため.残された時間でやりたいことを考えて,一番に浮かんだのは律のこと.律との楽しい思い出が欲しくて,会いたくて,もう一度楽しい時間を過ごしたくて.学園にいるのは冬休みが終わるまで.きっといい舞台になるし,自分の恋心は美果子に託せた,だからもう悔いはないと笑顔話す.

しかしそれが演技なのは明白だった.二人が気づかせてくれた自分の居場所である舞台を成功させたい.それだけが願いだと言う.つないだ手から流れ込む膨大な不安.どうしてこれほどまでの不安を抱えながら笑顔を演じられるのだろうか.

この悲劇を仕組んだのは悪魔.

 

立ち上がれない律を迎えに来る二人.そして初めて理沙先生は恐怖,後悔,羨望を表に出す.悪魔に奪われた理性.ひた隠しにしていた感情の数々,生きたい,死にたくない,律と一緒にもっといたい.悪魔は理沙先生から矜持すら奪ってしまった.

律の胸で意識を失う理沙先生から,病ごと吸収しようとする律.「そんな末期の病はあなたの力でも癒せない」.そう話しかけたのは美果子であった.悪魔が美果子を乗っ取って話す.本来制約もなしに乗っ取れないはず,つまり美果子も悪魔と契約したということ.

天才だからこそ真実にたどり着いた美果子.生きて律と結ばれたいという姉の望みを叶えるための契約.代償は美果子の体すべて.姉の生と妹の死.姉の精神が妹の体を乗っ取る契約.

演劇を中止すれば姉は死に,妹が生きる.演劇を完遂すれば妹は死に,姉が生きる.その選択を迫られたのは律.そしてそれを知らないのは理沙のみ.

めっちゃ泣いて,美果子が話し始めて涙が止まって怒りになって.めちゃくちゃ心揺れ動かされた...

 

理沙先生を同じく愛する律は美果子の気持ちも十二分に理解できた.美果子から不安や恐怖は感じられなかった.

 

どうすれば二人を救えるのか.あの悪魔は葛藤する律を見たがっている.だからまだ重大な選択による二人を救う方法があるはずである.

きっかけは記憶のない初体験.そして悪魔と契約する.自分の精神を自分自身に植え込む.過去の自分,初体験の時の自分へと戻り,初期の病ごと吸収する..

悪魔からの助言.一部の精神では不十分だから全てを過去に移さなくてはならないと.過去に戻ることで平行世界が増える.するとこの世界から律の精神は無くなり,別の世界のみに律の精神が移る.平行世界の管理を嫌がる悪魔からの譲歩.「律の願いがかなった後の律の精神の所在は悪魔に一任する」.この不利な契約を受け入れる.

 

ー12ー

目をあけると自分を押し倒す理沙の姿があった.

年を経るごとに強くなった力を理沙に使う.理沙に触れて,すべての不安や病気を吸い取る.

例え,自分の身がどうなっても,理沙と美果子が隣り合って入れるように,セカイのすべてを犠牲にしてでもあなたを守る.そう決意を理沙に話す.

もう理沙は大丈夫.理沙を癒した魔の力を理沙は優しさという.その言葉を聞いてすべてが報われた気がした.最後に最愛の相手を救うことができた.最初の相手が理沙で良かった.最後の相手が理沙でよかった.

最後に,もう絶対にこの時を忘れない,愛するあなたを思い続ける,そう告白した.

 

悪魔は,理沙の病が残った世界とない世界を繋ぐいけにえを捧げろという,そのうえで,理沙の死ぬ世界に戻ってもらうとも.そしてその生贄は理沙.理沙には医師に誤診され,恐怖の怯える日々をもう一度送ってもらう.

いいのか!?悪魔!?

悪魔の,演劇をいいものにしたいという言葉.それを守ったに過ぎない.

 

ー13ー

劇を終える.

お別れを言おうする美果子に,そして理沙に真実を告げる.

劇の裏で行われた戯曲こそが楽しみだったという悪魔.悪魔が過去を知っていたということは,未来も知っていたといころ.つまりすべては悪魔の描いた脚本.ここから先は知らないという.描かれていたものかもしれないけれど,それでも3人が互いのために身を捨てた覚悟は本物だった.

二人に抱き着かれ,キスをされた律は,二人にも癒しの力を感じた.

 

ーエピローグー

悪魔と話すあかり.手ぬるいどころかいいやつだと怒りを見せる.そして人間にとっての決断の重要性のため,この悪魔は生かしておけないと考える.

様々な世界線を理解しているのか,あかりは...そして自分が律と結ばれるような,もしくは破壊願望のあるあかり自身や律が破壊されるような世界を追い求めている...

このエピローグはすべてで共通っぽいかな?あと悪魔の力はどうなった?TRUEで回収されると思っていればいいかな?

 

大好き!!好き!!だけど細かいところが気になる...

思ったことの詳細は総評で書く…

続く...!