えす山の日記

自分用のゲームの感想日記とか

カタハネの感想

 

=全体の感想=

普通。前半、というか最終2時間くらいまではいかにココを好きになれるかが鍵になっていて、それがない人にとっては苦痛の前半戦(特にシロハネ編)なので、おすすめできないです。後にも書きますが群像劇なので、感情移入したい方にはお勧めしません。

一言で表すなら二人の愛が、数々の偶然、奇跡によって数百年の時を超えて結ばれる話でしょうか。

最近ゲームできなくて嫌になりますね(まあこの前コロナでちょっとできたんですが)。モンスターズ3の体験版をちょっと触ったくらいでしょうか。

せっかくの連休なので、その間に終わりそうな短めでやりたかったものを。朝色にしようか悩んだんですが、芸術続きは嫌だったので。まあ終わらなかったんですが。

 

特徴的なのはACVというキャラ変更システムですかね。ちょっと回収が面倒に感じましたが、まあ周回を飽きさせないというものでしょうか。分岐に関係しているかはわかりません。

もう一つはマップシステム。これはずっとマップが見れるというだけのものですが、旅をする過程がわかってよかったのはよかったんですが、常時必要かと言われればいるかなあというもの。

両方ともあってもいいしなくてもいいって感じでした。

 

好き嫌いが分かれる点は百合が多いところと、非常に多くの視点変更が行われるところでしょうか(群像劇)。とくに後者。ADVというよりは小説(キネティックノベル?)。いや普通の小説と比べても視点変更は多い気がします。地の文もADVより多いと思います。

 

推奨順はワカバ→アン→ココですかね。それ以外ないかも。

 

 

=セロ&ワカバ=

ーシロハネー

人形のココとその兄的なセロ。全く知らずにやったんですが、声優好きな人(というか知ってる人?)だらけでよき。

白いカタハネをもつ人形であるベルとその歌声に惹かれたアンジェリナ。百合百合しくてよき。てっきりパッケージをみて、アンがクロハネだと思っていた。

最後に姉弟のワカバとライト。ワカバとセロがアベックになると思うけど、ワカバとココがアベックになるのかなあ。

それにしてもココがかわいすぎる。。。

 

初泣きはアンがセロたちについていくために、孤児院の母、ニコラにそのことを打ち明けるシーン。お母さんは本当に子どもたちを愛してるんだなっていう当たり前の感想。ありがちに弱い。。。「あたし」って一人称も餞別として持っていきな、はすこ。

 

これで主要人物が揃ったのかな?ワカバがカバ、ライトがライまではわかるけど、ベルのファーと、アンのマーの意味がわからない。きっとなにかあるはず、と信じている。

 

ココの前世が伝承のシスター?ベルの前世がと思っていたけど。なんて思ってたらクロハネ編へ…過去編か!

 

ークロハネー

やっぱりココかわいい。

やっぱり伝承のシスターはベルで、クリスティーナ姫がアンで、ココは。。。メイドさん?シスターの名前がエファだったからファーなのね。納得。じゃあマーなのはヒメサマのマーか!

このころのベルは黒い服に身を包み、ちゃんと羽もあるんだね。同じ個体なのかしら?

アインも伝承と違って悪い人そうじゃなさそう。アイと(デュ)アーで現代編に再登場かな?

 

人形から自由意思を奪う実験に恐怖や不快を感じるユッシも根は悪い奴じゃないんだろうな。好きにはなれないけど。

ユッシも含め、出世欲、名誉欲にとらわれた人間は醜いねえ。

 

みんなでのお食事会。ココがやっぱりかわいい。ココに和むみんなもかわいい。しゅき。

 

ヴァレリー野郎の策略でカタハネを失ったエファ。。。やっぱりエファは同じ個体なんだね。プレイヤーとしてはエファがベルとして未来に生きていることを知っているので、むしろ姫が生きていて、エファの意識が途絶えたことでヴァレリーの思惑がうまくいかず少々よかったとまで思うが、当時の登場人物からするとつらいよねえ。。。いや赤と白の仲が悪くなるという思惑は達成してるのか。あーあとはアインが悪者にされるわけだし、やだー→もともと戦争狙いだったらしい。

 

裏切りものがデュアじゃないかとプレイヤーを揺さぶるのうまいよなー。さすがに違うなとは思っていたけど。

デュアの死のシーンは、ココが無邪気にドロップをあげるところが耐え切れなくつらかった。。。死を知らない無邪気さと自身の大切なものをあげる純粋さ。ここにきてココがお婆さんの死を理解できなかった設定が生きてくるのかー。。。

 

ああせっかくエファと姫の心は繋がったのに、記憶を消さねば離れた際に壊れてしまう。そして二人のために、平和のためにアインは逆賊に自ら成り下がるというのか。ヴァレリーとの対比があまりに克明。

 

忘却こそがココの特異性、人間に最も近い人形である部分なのかー。人間とは違い、すべてだけれど。。。手袋を外し、お祈りをするのがトリガー。。。

 

スイス、フランス、ドイツあたりなのかなー。赤と青は普仏戦争以来の仲の悪さとして描かれ、赤とも青とも手を取らない白は永世中立国としての誇りなのかなあ。フランスとロシアは赤青白の、スイスは赤白の国旗だからロシアかもしれないと思ったりもしたけど。

 

ああ、二人の結末がヴァレリーの目論んだ形になるなんて。二人は幸せにはなれない運命だったのかなあ。ヴァレリーの思うがまま姫がエファに殺されるのと、エファを救うために姫が進んでエファに殺されるのとではそこに込められた想いは大きく違うけれど、それでも辛いのはつらいよ…ずっと一緒にいるってそういうことじゃないじゃんって言いたくなるけれど、姫が選んだ最良の道だったんだろうな。エファの中にだけ生き続ける。でも残されたエファの気持ちも考えてやってよ。。。エファが自殺したらって考えてみてよ。。。「わたくしたちが一緒になったらさぞかしわがままで、自分を大切にすることでしょうね」って言葉がもう。。。ずっと聞きたかった愛しているの言葉がこんな形になるなんて。もう少し待ったならアインがうまくしてくれたかもしれないのに。

 

ーシロハネー

おはようココ。もう少しだけ寝ていてほしかったな。

 

現代でデュアとアインを見ると、くっついてよかったねえってなるね。うんうん。

 

アインのお墓のシーン、泣いた。逆賊だから踏みつけようって人間のやる所業じゃないよ!もうその事実が明らかになることはないけど、せめてワカバたちが行う劇だけでは、ワカバたちだけには信じてほしい。がんばって!

 

ほんと、ココかわいい。

 

この人形劇、描写する意味あるのかな?ちょっと面倒というか。セロとワカバの接近?ワカバルートいる?

シルヴィアがデュアで、トニーのがアインはわかってたけどいいね。

 

え?アインがトニーノでなくなってしまった。。。?なぜ。。。?クロハネ編の続きを劇という形で見てるんだけど、それはやっぱりアイン=トニーノで見たかった。。。

なんか全体を通しても終わり方も、消化不良だったな。。。

 

=ベル&アンジェリナ=

-シロハネ-

ワカバ視点の話追加。ライトと同じく何か夢を見ていた様子だし、クロハネ編でも何か追加があるのかな?

視点か割るたびにスキップ止まるの不便だな。

 

列車での追加のココ視点。かわいい。

 

-クロハネ-

スキップ

 

-シロハネ-

レインさんがある計画に携わって、モデルをもとに作られたのがベル、ってことは完全に同じ個体じゃないのか!はえ~。じゃあココだけが時代に取り残されていたんだ、ちょっと悲しいような。

30m~1h程度で終了。これ分ける必要あった…?主人公がいないのでこっちとくっついたら、あっちとくっつかないなんてのはない話なので。。。たぶん、最後の劇の視点のためなんだろうけど。スキップの不便さも相まって辛い。

ここまではココかわいいゲームだなあ。

 

=ココ=

-シロハネ-

ココ視点からスタート、まさかのココルート!?グラフィックの空き的にあと1ルートで、アイン、デュワルートと思ってた。ココの声がいっぱい聞けてうれしい。

 

-クロハネ-

アインの真実。ここで永世中立国に逃がすことを考えていたって話出るってことは、これはスイス舞台じゃないのか。スイスが南にあるってことはドイツかフランス、たぶんドイツ内の話かな?じゃあプロイセンオーストリア、シュレジエンがクロハネ、その後のドイツ帝国がシロハネに対応してるって感じかな?

姫がいなければエファ自身生きている意味はないって感じるのは辛いなあ。そしてそれが託されたのがココだったのか。一世一代の、最期の芝居が二人を想ったアインを逆賊に陥れるものなのも、それを願ったのがアインだっていうのも、悲しいね。

別れ際でピーマンと人参が食べられるようになった話入れるのうまいなあ。ココ本人は大人になれたと思っての報告だけど、一人蚊帳の外で子供のままだっていう対比がすごく好き。

欲にまみれた宮廷の人間たちの中で、アインは最後まで姫に忠義を尽くし、姫と国民の平和のため、周囲が欲していた名誉を求めないどころか、自らの名誉を地に落とした。アイン、かっこいいよ。。。誰よりも誉れ高き男だった……ココのオデコ越しに、二人がキスを交わすってのも粋だあ。

 

-シロハネ-

あれ?原稿を取りに行ったのがココとライトじゃなくて、セロとライトになってる。ココ、ベル、アン、シルヴィアが揃うのか。ワカバが余計?

ああ!シルヴィアが余計なことして、ココが素手のまま祈ってしまった!ただ忘れるのではなく、思い出したみたい。デュアの名前がココの口から出たとき、ちょっと泣いてしまった。トニーノはここでアイン役をすることになるのかな。

 

そしてついにエファの記憶石がベルの踵へと戻る。

過去を変えることはできないされていたのに、ここにきて歴史という過去に等しいものが変わりつつあるのは、これまでの2ルートやった甲斐がある。

 

えー、ワカバがペンダント、ドルンの記憶を持ってたんだ。重要な役だったのか。

 

って結局アインはトニーノがしないんかーい。ってトニーノは昔、ハンスだったらしい。え?私の勘違いだったってこと?!髭でわからなかったなあ。アインだとばかり。いやどっかで血が混ざったのか?

 

最後に明かされるレインの役割。Ronberg+Ein。偶然、逆賊アイン・ロンベルクと同盟だったために、名を捨てざるを得なかった人形技師。だからアイン役は絶対、トニーノにやらせなかったんだ。

 

最後のED中にエファと姫の出会い描くのめっちゃ好き。二人だけの永遠の秘密。ココもバイバイ言えてよかった。。。