えす山の日記

自分用のゲームの感想日記とか

はつゆきさくらの感想(シロクマルート)

=Chapter16=

ー1/12ー

なんとシロクマは受験生らしい.家が危険だからと勉強合宿として来ているみたい...願書ってなんざんしょ,そういうようにやはり常識はないようだった.

これから先の人生で願書なんて言葉は使わないだろうけど,願書ってなんざんしょは使っていこう.

 

ー1/16ー

というわけで,学園に見学にきたシロ.単純にも気に入ったので進学すると言う.

これからは綾とともに勉強を教えるというと,シロは泣き出してしまう.いままでこんなに人から優しくされたことなんてなかったからと.家が裕福で浮世離れしていたために友人ができなかった.それでも逃げたくなくて勉強はしていた.その努力が実を結ぼうとしている.

 

=Chapte17=

ー1/17ー

オーナーを問いただすと,シロは姫で,そしてゴーストパレードを開く鍵だと言う.

 

ー2/10ー

受験当日.あまりに緊張したシロだったが,いつものようにおちょくってやると普段の感じを取り戻したようだった.

自身のためだけじゃなくて,店長とあややのためにも受かりたい.初めて人のためにって思えた.シロはそういった.

 

試験の迎えにいく道中,何者かにつけられていた.姫を返せと言う男性はオーナーについても何か知っている様子だった.

時の流れはっや

 

ー2/19ー

合格発表当日.そこにシロの番号はなかった.

受かったら連れて行ってと言っていたゴーストランドへ,泣くシロを連れていくとすっかり立ち直った様子を見せた,というより現実逃避に近い様子を見せた.

まだ後期試験がある,そう初雪は言う.もう死んだんだからやるだけやってみろと.

何度も不合格を経験したことがあるので,シロの気持ちがわかるようなわからないような.少なくとも私は2,3日で切り替えられるなんてのは表面上ですらできなかったわけで.

 

ー3/11ー

後期試験.受かったとも落ちたとも言えない結果だったようだ.合格だったらデートしてと言うシロの願いを聞き入れる.

そんなときゴーストが話しかけてきた.シロがあの仇の男の孫娘にあたる人物で,だから人質にしろと.そんな要件を聞き入れるわけがなかった.この街は恨んでるし,復讐だって遂げてやる.それでも大人が子供を巻き込むのはやっちゃいけない.シロから幸せを奪ってはいけない.初雪が恨むのは街だけでなく,ゴーストもである.

 

シロは何も教えてくれない初雪に告白する.確かにシロクマは子供で何もわからないかもしれないけれど,それでもこの気持ちだけはわかる.

初雪は断った.シロに対する気持ちがわからないから.まだ綾への気持ちが吹っ切れているとは言えないから.

シロの要望で1枚だけ,笑顔で写真を撮った.

 

ー3/18ー

シロの最後の合格発表の日.初雪はもうホテルから出られなかった.もう悪夢から醒めることはない,逃げられないのだとランは言った.

 

いけないと言う連絡を受けたシロは一人合格発表を見に行く.公園の,桜の木の下で待つとそう言って.

 

シロは顔の見えない初雪に合格を伝える.もう悪魔のような顔になってしまい,顔を合わせることはできない.

シロとの日々で目は醒めつつある.それでも最後の恨みからサクヤに挑戦し,切られる.ただ生きたかった.シロのように,一生懸命に.

 

ーー

4月.入学式.昔の知り合いにはコネだと言われ,同級生と比べると子供っぽくて,辛い.それでも初雪の残したものに頼らず,一人で学園に通い続ける.辛いことがあったら,桜の木に報告して,前に進み続ける.進み続ければシロクマも変わる,周囲も変わる.桜が散るころ,シロにも友人がたくさんできていた.初雪に別れを告げる.

ーー

身長も伸び,二年生になった.身も心もすっかり大人になっていた.今年もまたやってきているであろう桜の精霊を想い続ける.

そら初雪は勝てないよね.サクヤに.だって勝ってしまえば,せっかくシロの勝ち取った未来を壊してしまうことになるんだから...

 

=Chapter18=

市長を暗殺しようと死,結局ホテルで焼身死体が見つかった初雪.一時は市長の黒いうわさも上がったが,それでもひと月としないうちに消え去った.

そして1年経った今.その初雪が知人に目撃された.愛するものを蘇らせるため,復活すると彼は言っていたが,その真実は闇の中である.

 

進路指導委員にゴーストチャイルドの噂の依頼が舞い込む.噂なんてどうでもいいけれど,ただ店長のことをシロは知りたかった.今日もまた,雪景色の下で桜の木で彼を待った.そしてシロは初雪の姿を見かけた.

 

街で多発する放火事件.その被害者は初雪の関係者であった.

いつのまにか希が憧れの先輩になってて笑う.よかったね.

 

ーー

久しぶりに会った桜は初雪がこの冬帰ってくるかもしれないと言う.本当は言うつもりがなかったけれど,危ないから.絶対に近寄ってはいけない.それはあなたの知っている初雪ではなくて,ゴーストだから.今度こそコノハサクヤが討つと.

 

ただ会いたくて,シロはかつてのホテルへ訪れた.店長の匂いがする.その懐かしさから恐怖は自然と抑え込まれていた.

幽霊のようなものに襲われ,気を失う瞬間,懐かしい声を聴いた.

 

店長は依然と変わらぬ店長だった.桜の木の下で再会を約束する.

 

ーー

桜の下で再び初雪に告白した.こんなに変わっても,変わっていないところもある.返事は,今はそんなことを考えている暇はない,そういう返事だった.それでも気持ちが変わらないなら,三日後,ドレスを着てホテルに来い,パーティを開くからと.

 

ーー

一夜目のパーティ,それは二人だけの幸せなものだった.

しかし二夜目のパーティは楽しいもではない.シロを人質に,桜とシロの祖父をゲストに,ゴーストたちと盛大なパーティを開く.

河野初雪はすでに人ではない.玉樹桜と名乗るコノハサクヤと最後の決着をつける.

 

あらかじめ巻いていた灯油に不意に火が付いた.火に囲まれるシロクマ.そんなもの関係ないと思っていた.それでも不意に本当の桜の声が聞こえて,昔のことを思い出した.いつから復習すること自体が目的になっていたのだろう.いつから自らが嫌っていた,子供を利用するという行為に手を染めていたのだろう.ただこの少女だけは助けたかった,助けなければならなかった.長い長い,初雪の冬が漸く終わりを告げる.

 

ーー

シロは卒業を迎える.これからはロシアへの留学が控えていた.今までの過去と決別するために,自立するために.嘘を本当にして見つめ直すために.喫茶店からは卒業を祝福する声が聞こえたような気がした.

これChap18いるのかなあ?桜ルートへの布石か?希ルートも残ってるけど.17で終わっていて欲しかったかもなあ.