えす山の日記

自分用のゲームの感想日記とか

ライザのアトリエの感想

=総評=

ストーリー構成はうまいなあと思いましたが、システムがあまりにも私にあわなさすぎた。。。錬金システムは初めて触れましたがおもろい

 

=システム=

なんといっても錬金システムですが、面白い。何が面白いかと言われると、どんどんアップグレードさせていくことができるので、強い装備を買うために何かを稼ぐ苦行というタームがないのが良かったです。ただ一方、そのためには普段から素材を拾う必要があるのですが、毎回止まっての素材収集なので、せめて止まることなく採取できるようにしてほしかった(P3Rのような)……欲を言えば、採取道具の切り替えもワンボタンとかもっと手軽にできるようなら楽でした。

戦闘はFF10のようなアクティブタイムバトル。でかつ、操作キャラを毎回入れ替えることで、仲間キャラを操作できるというもの。これはちょっと微妙でしたかね。オートがないので、雑魚戦でも一人は操作しなくてはならないというのが一つ(LR押しっぱなしでもなんとかなるんでしょうが、、、)。もう一つはボスなど強敵と戦う時、すべてのキャラを操作したくても、そこに一度切り替えという操作が介入することで、とても煩雑に感じられました。ただややこしいだけで、そこに戦略性はあまりない。戦略性は仲間からの要望に応えた後の連携と、タクティクスゲージのやりとりですかね。FF10のようなアクティブタイムバトルなら本当によかったのに。

あと細かいところでいうと、採取アイテムの切り替えがRBでできなくてかったるいとか、ジャンプいらないんじゃ?とかですかね。

 

=ストーリー=

システムと関わりますが、時間帯システムいる…?真夜中にイベント進んだりちょっとちぐはぐ。。。

あとアイテム使うとアンペルがアドバイスをくれたりしますが、ストーリー上、アンペルがいないときにそれやられると萎える。

メインストーリーは日常から非日常へ、というジャンルの王道ものでした。

 

非日常を望む日常。望んでいた非日常がやってきたと思うやいなや、今まで嫌っていた日常を望みながら非日常を戦うキロと出会う。そしてライザたちがかつてうんざりしていた日常は、キロが望む日常の犠牲の上に成り立っていたと知る。日常の尊さを知ったのち、自分たちの日常が危ういことを知る。日常と非日常の行き来はここで終わらず、さらに日常と思っていた島の姿は偽りであり、真の姿は地下に存在することを知る。そしてライザたちの島は沈みかけとも。つまり真の姿である地下をかつての日常だとするとライザたちの日常すら非日常であった。入れ子構造の日常と非日常のやりとりがうまい。。。選択は2つに1つ。島以外を荒地にして生き延びるか、危険を冒し蝕みの女王を倒すか。つまりかつての日常に頼り、今まで日常と思っていた非日常を見捨てるか。それともその非日常のために戦うか。非日常と日常は紙一重なんですねえ。
あとは水の素材は貴重といいつつもおそらく無限に汲めるんですが、実はそれこそがライザたちの日常と対応しているというのも日常非日常のやりとりとして上手いなあと。最も非日常を欲していたライザが島に残ると言うのもまたええすね。