えす山の日記

自分用のゲームの感想日記とか

アオイトリの感想(共通)

=共通=

ー1ー

メアリーに対する血の効力は1日程度しか持たない.

ということは律の死はメアリーの死なんだよなあ...せっかく生に希望を見出せたのに,複雑...律は数年で悪魔の救世主になってしまうというし,その時までに死を選ぶだろうし...まあそれを何とかする物語なんでしょう.

 

お日様を浴びて,学校に通って,学友と何気ない会話をして.そんな当たり前のことが嬉しくて嬉しくて,律に心の中で感謝していると,涙が止まらなくなるメアリー.

 

いつぞやに抱いたことのある少女,海野あかりに出会う.飛び込みのように落ちるのが好きという彼女.落ちる,堕ちる.危うさ故の艶美さ.

 

妙に肉欲がある.それはおそらく,昨日の感情の爆発のせいで人格が削れたから.そんなとき都合よく美果子から遊びに来てもいいかというメールが来る.純粋な快楽を求めた遊びのセックス.

 

ー2ー

日常.あかりが屋敷に遊びに来る.

 

悪魔からの連絡.愛を知らず育ってきた律が愛を見出そうとするメアリー.そんなメアリーと天秤に匹敵するほどのギフトをもう片方に載せるという.家族.母.

 

桜並木の奥に見える人影.鏡に映したかのような少女.黒崎小夜.

やっと会えたと言いながらキスをする小夜.血のつながりは何も親子だけではない.妹.

 

生き別れの双子の小夜もこの屋敷に住む.小夜は律と違って,普通の感情を奪えるし,逆に感情も流し込めるみたい.

 

ええーーーどの順番でルートを見ればいいんだ―――.小夜を最後に回すか...?どうしよう...本能は小夜を最後にしろと言っている.でも実兄妹ものは苦手なんだ...特にヨスガノソラで双子ものにいいイメージはないんだ…

 

施設から逃げ出し,力を使ってずっと一人で生きていた小夜.律以外誰も信じない孤独の中の少女.本当に律と兄妹なのかという不安.誰かを,家族である律だけは信じたいという願望.律を兄と信じなければなにもなくなってしまう.手を取り合い,力を確かめ合う二人.初めて感じる無条件の幸福感.この上ない快楽.そして二人は確信する.自分たちは兄妹であると.

 

ー3ー

あかりにも自分たちのことを話す.吸血鬼,悪魔,救世主,その妹.

律の心を失くさないようにするため,力を失くすための作戦会議.死んでもなお残る救世主としての力.キリストのような復活.

神は人に耐えれる試練のみ与えん.そうあかりは呟く.

なにかを変えるため,なにかをはじめなければならないのかもしれない.

 

メアリーの思いついた一つのアイデア.誰か一人の女性を好きになれば力を抑え込めるかも.奇跡に対抗できるのは愛の力だけ.そういうロマンティックな考え.

キリストから善性をはぎ取る.救世主は自分すらも犠牲にして,万人を等しく扱えるからこその救世主足りうるのであれば,特定の誰かを愛することで,その救世主として力が無くなるのではないか.

力のために,誰かを好きになろうとしても,相手が幸せになるからわかりにくいかもしれないけれど,好きな相手となら触れ合うだけで幸せになれる.まるで奇跡のように.

メアリーが自殺しようとしたあの日の,なにより個人の感情を優先した想いがあれば...

「君がすることはとっても難しいけど簡単なこと.自分を信じなさい.他人を信じなさい.自分をもっとよく理解しなさい.他人をもっとよく理解しなさい.そして,幸せになりなさい.幸せに死なさい.あなたが生まれてきた意味はそのたった2つだけだから」そんなメアリーからのアドバイス

 

0からなにかを創ってみたいというメアリーの手帳を借りる.そこには劇のプロット.自分を投影したかのような少女とその運命の相手である少年.陳腐な恋愛の物語.しかし笑う気にはなれない.これはメアリーの叫びであった.100年もの長い年月のすえ失った日常を取り戻そうとするメアリーの足掻き.日常というものがわからないからこその陳腐さと物語の道筋のなさ.それでも,日の光を浴びてから少しずつ話は進み始めている.

そして律は気づく.「舞台」という言葉.あかりや小夜や悪魔が時折口にするキーワード.これも一つの道標.喜劇であれ,悲劇であれ,結末は関係なく,与えられた白鳥律という役柄を,いつか誰かを愛するために演じ続ける.最後まで演じたものだけが,何か重要なものを見つけることができるだろうから.

 

ー4ー

この劇をクリスマスに,礼拝堂で出し物としてやろうと提案.

演者として小夜,美果子,あかりを誘う.まあ美果子には断られてしまった.悪魔もなぜか趣味として手伝ってくれるらしい.

 

放課後,神父としての仕事を行おうとすると,教会に一人の女性が.歴史の代理教師.名前は理沙.苗字は明日教えてくれるとのこと.

ちょっと大人になったけど,何も変わっていないんだねという言葉.過去に会ったことのあるこの女性こそ,律の初体験の相手.

ああ,美果子の姉か...なんかいいことがあって,それが明日にはわかるみたいなこと言ってたな...

 

ー5ー

やっぱり赤錆だー.美果子が笑っている…

 

理沙さんが劇の顧問的な役割をしてくれるという.え?もしかして美果子じゃなくて理沙さんがヒロインですか⁉びっくりΣ(゚Д゚)

 

そして役者はそろった.6人と1匹の劇.そして主役は...

 

え?あかりは広いんじゃない⁉それともメインヒロイン⁉てっきりメアリーにロックがかかっているのかと思ってた...

えー理沙から始めるとして,メアリーを最後か,小夜を最後か.たぶんメアリーが最後がいいよなあ...まあおいおい考えるか...

 

つづく

アオイトリの感想(始まりの3日間)

=始まりの3日間=

ー1ー

人に触れると安心感を与える主人公,白鳥律.特に体液を与えた時には極上の安心感を与える.

なぜ律はこのようなことを繰り返すのか.それは歪んだ常識とトラウマのため.幼いころこの女学園に捨てられて,それ以来多くの女生徒に触れられてきたという常識.そして過去,「普通」にあこがれて一度だけ断った女生徒が自殺したトラウマのためであった.

この学園から出ようとすると,心がざわついてどうしても出られない.ここで神父として不安を取り除き続ける.

 

冬に咲く桜.輝く花びら.非日常的光景に目を奪われていると電話がかかってくる.かつて自殺した少女の声.いつもは頭で鳴り響いていた.しかし今回は...

しばらくすると電話の主は「電話の悪魔」と自称する.桜が咲いたことで理由はわからないが繋がった電話.悪魔はこれから律に仕えるというが,そこでタイムリミットが来た.

 

そして屋敷に戻ると,その温室には吸血鬼メアリー・ハーカーがいた.この冬桜はメアリーの血によるものらしい.もともと,100年もの昔,ここに住んでいたメアリーはしばらくここで暮らす.

 

100年前,事故で両親が死に,自分も死に瀕したときに,吸血鬼の師に助けてもらった.そこからの2年はその優しいけど不器用な女性と旅をしていた.吸血鬼らしい吸血鬼.生きることに飽きていた女性はある日いなくなった.その後も何十年も旅をしてきたメアリー.文明の進歩とともに,吸血鬼が認識されなくなったから故郷に戻ってきた.

そんなメアリーの師のために,神父として祈りを捧げる.祈祷の間,吐血するメアリー.強く祈ると吐血する,真なる祈り.

 

ー2ー

フレンドリーな天才,赤錆美果子.名家の天才ゆえに男兄弟を委縮させてしまったため,この学園という鳥かごに囚われた彼女もまたトリ.

 

メアリーについて古い記事で調べる.ほとんどは本当.ただ両親は強盗に刺殺されていた.

 

メアリーに力と「していること」の話をする.少しびっくりしたが受け入れるメアリー.人助けのためなら同意もしているしそれでいいんじゃないかと.楽しそうに電話口で煽っていた悪魔も驚愕のあまり言葉が出ない.この件については自分に責任はない.そしてその当人たちがそう決めたんだったら,正解なんてわからないから結果を確かめるしかない.言えることはただ一つ.その自殺した子はもったいないな.生きていることは本当に楽しくて幸せで価値があると思う.100年の間死んでしまいたいと思ったこともあったけど,それ以上に,生きててよかったと思うことの方が多かったから.

メアリーと同じ考えで生きてるから好き...メアリー最後に回そ...

 

悪魔は,キリストと対称的に生まれた悪魔の救世主こそが律だという( ^ω^)・・・この学園にいることで力が抑制されているらしい( ^ω^)・・・

力が目覚めると,人格が変わる.すなわち律の死.女性を抱かず,負の感情を食わなかったり,無茶をすると早まる死,なにもせずとも数年の命.

そして悪魔は,人間的な意味で,メアリーは律にとって害悪になるかもしれないという.

 

ー3ー

悪魔の救世主としての最大の力,それはおそらく死んだ者の蘇生.現世から死を消すことで対立する生すらも打ち崩せる力.

動揺する二人.それはメアリーの両親と,自死においやった少女も生き返らせることができるから.しかしメアリーはそれだけはダメだという.それは律も同じだった.

ではなぜ律はこんな話をしたのか…律はメアリーが自殺しようとしていることに気づいていた.それは師と同じ「もういいかな」という言葉.心の死.次の100年,そしてその次の100年,そこできっと人の血を吸ってしまうから.きっと仲間を増やそうとしてしまうから.人のまま死にたいと願う.最後の願い,それはもう1度日の暖かさを感じたい.それは死と共にかなう願い.

 

私自身,人間,最後に残される権利は死であると思いますから,メアリーの気持ちも,私自身が死に面したことはないので理解できるとは言えませんが,納得はできます.最も話に上がるのが,本作にもあったように尊厳死安楽死.そしてそれさえも奪われる例は戦争捕虜や漫画チックな例でいうと,スパイが捉えられて情報を吐かされる,しかしそれを阻止するために死ぬこともできず,自分の国や結社がピンチに陥るなど…普通に生きていても,それが正しいかは置いておいて,自殺することはできるわけです.つまり死ぬ権利さえ奪われた人間が他になにか残されているものはあるのか.病等で本人が安楽死を願っている場合はどうか.その場合食い扶持や当面の娯楽もあるでしょう.しかし本人が死を願うのは,快楽説的に,生きることによる辛さが喜びを上回ったということですから,死の権利を奪われた末に残されたものは大したことのないものなんだと思います.つまりメアリーのように死こそが最後の救いなんだと思います.その点で言えば,個人的には死ぬ権利を奪われた末には何もないに等しいと思うわけです.

 

明日の朝,死ぬというメアリーと最後のお茶会.

メアリーは赦す.かつて自殺した少女と同じ立場から.本来,罪の告白ができない神父である律にとっての神父として遣わされたメアリー.二人の運命の出会い.

 

律は悪魔と取引する.メアリーが日光を浴びても問題なく,失った100年を取り戻すために,学園に通えるようになる手段と,自分の命.

拒否する悪魔.そんな悪魔に律は生まれて初めて本心を表す.もう心は律さない.もしメアリーを救える方法を教えないなら,必ずお前を見つけ出して,八つ裂きにすると言い放つ.自分に正直になった悪魔のような律にほれぼれとする.だから1度だけ,この1度だけ無償で命令を聞くという.一つの選択を律に投げかける.「メアリーを救うか,かつて自殺に追いやった少女を救うか」

メアリーと即答する.この時,本当にあの日の少女を殺した.

メアリーに自分の血を飲ますために走る.

恍惚とした表情で血を啜ってしまうメアリー.その後日を一身に受ける.長い長い夜が明けた.

そして律の長い夜も明ける.電話の主に語り掛ける.「僕は君を見捨てたわけじゃない.普通になりたかった,その時の相手がたまたま君だった.ただそれだけ.だからこそもう誰も見捨てない.君が最初で最後.だから君のためには死ねないけれど,きっといつか君のいる場所に行くからそれまでは待っていてくれ」

この後に共通ってマジ...?共通に入ってもいないのにばちばちに泣いた...これは大当たりかもしれない...

 

 

あの晴れわたる空より高くの全体の感想

ー総評ー

たぶん良作(trueは良き).個人的には普通.

純粋な(伏線管理とかを除いた)ストーリー系の作品.

おすすめ順は

(好きなキャラ,出来れば夏帆後回し)→有佐

ストーリーの良さは

那津奈<ほのか<夏帆<有佐

ー感想ー

青春ものでいいなあなんて思いながらやってました.自分にはこんなことはなかったと思いながら,ふと,でも勉強以外に頑張ったこともあったなあ,友達とぶつかったりしながら完成させたものもあったなあ.今思えば大したことなかったように思うけど,すっごいやってたなあなんて思い出もよみがえってきました.だからこそ自分の思い出の方が輝かしく見えて,レビューほど泣いたり,感動したりはなかった.

最大の難点は問題の解決がふとした会話の中から乙矢が思いつくというものだらけでそこがちょっと飽きが...

 

それでも有佐とTRUEルートだけはやる価値ありだと思います.

TRUEはめちゃくちゃいいと思うんですが,何故か泣けなかった.なんででしょうねえ...流れが予想できすぎるっていうのが大きいと思うんですが...

 

あの晴れ渡る空より高くの感想(Liftoff!!)

=Liftoff!!=

誰とも結ばれなかった世界線

 

ー2月17日ー

フォースセクションズですべてに協力した世界.結果は4部門と総合すべてで優勝....えぇ...凄すぎない…?

しかもそれぞれとある程度いい関係になっている...えぇ...天然ジゴロめ.

 

ARCの一年生から,ゆい経由でラブレターをもらう.高乃酉から助けたことがあるらしい.ロケットにしか目がない乙矢は断る.

 

3月9日に大型ロケットの打ち上げ.

あまりに順調な製作.しかしペイロードに載せるものを作る時間もない.なので宇宙研人工衛星を載せることに.

 

親睦を深めるためにBBQ.そこで以前の先輩たちが作った人工衛星ながれぼしの存在を知る.その先輩は大澄先生だった.

もちろん載せる.

 

ARCの倉庫(かつてのビャッコの倉庫)にあったながれぼしは,ARCが既に売ってしまっていた.そしてそれを買ったのは横綱

 

ー2月18日ー

人工衛星にしては,持続性もその他機能もないただしばらく飛ぶだけのながれぼし.ただぴっかぴかの鏡だけがついている.

なるほどなるほどニヤニヤ.その名の通りだね.

 

設計図を再現しつつ,再度組み立てる.

今度は夏帆も流星が見れるといいね.

 

ー2月22~25日ー

ながれぼしの載せるみんなの願い事.

ほのかは工場が立ち直りますように.

那津奈は火星を往復するロケットエンジンを作れますように.

夏帆は手術が成功しますように.夏帆かわいいよぉ.

有佐は死んでもロケットを打ち上げる.…?

乙矢は宇宙人に会えますように.…?

 

ー3月2日ー

組み立て.

 

ー3月6日ー

宇宙研人工衛星とながれぼし5基をのせる.

 

ー3月8日ー

打ち上げ前日.打ち上げる覚悟だけではなく,打ち上げを止める覚悟も固める.

 

ようやくここまできた.思い返せば昨日のようなマックスファイブの危機.そしてそこからの快進撃.

誰も諦めなかったビャッコの魂が為した日々.有佐がビャッコを守ってきたからこそ紡がれた出会い.

 

ー3月9日ー

発射10秒前に緊急停止を指示する有佐.しかしロケットの燃焼は始まっていた.なんとかして倒れないようにする.

射場に人を見つけた有佐は走り出す.乙矢は代わりに現場指揮を行う.

 

そこにいたのは絆ちゃん.ただみんなとびゃっこ3号機を信じて,その場で待機するしかない.

 

燃焼が終わる.倒壊はしなかった.しかし有佐は息をしていない.

 

絶対ではないが,ひとまずは安心だそう.

 

有佐の寝顔を見るみんな.こんな時でも有佐ならロケットの組み立てをするというだろう.そう思ったみんなは明日からまた組み立てを始める.

 

ー3月13日ー

ようやく落ち着いたのでお見舞い.

あれ以来意識が戻っていない有佐.このままだと植物状態になる.回復への道は奇跡を信じて話しかけたり有佐の好きなことな話を聞かせる.

みんなが考えていることは同じ.有佐の好きなものはただ1つ.

落ち込んでいたって仕方がない,顔を上げて,ロケットを打ち上げるだけ.

 

しかしAXIPから通達されるビャッコの活動停止.打ち上げもできない...一週間以内に解体するように大澄先生に言われる.

我慢ができない乙矢.

 

AXIPにゴムボートの報告はしていたはず.だからそれさえ録音が手に入れば...

ひっかかる乙矢.なぜビャッコの責任とまで大澄先生は言ったのか.なぜなら今回の事件をAXIPの責任にしてしまうと,他のロケット部まで活動ができなくなるから.いつでも失敗を許された自分たち学生が,いつでも失敗が許されないAXIPを責めることなんてしてはいけないと気づく4人.

打ち上げの方法を探す4人.しかし見つからない.

 

そんなとき有佐から有事の際の自動送信メールが送られてくる.ロケットが打ち上げられていなかった際,自分が死んだときのメール.

どうなっているかはわからなけれど,それでもみんながなんとか打ち上げに向かってもがいているのは確信している有佐.何が起きても大丈夫なようにしてあるとURLが張られていた.

状況別の複数の再打ち上げプランの詳細.

 

そしてメールの最後には,自分もいつまでも一緒という言葉が添えられていた.死んでもロケットを打ち上げる.

 

ー3月19日ー

純学生によるロケットの製作を目指す.

しかしAXIPにそれを止めようとする.そこに現れるARCと宇宙研.ビャッコと3知0む合わせてなら純学生産のロケットを作れる.そして高乃酉の子会社がそれを取り仕切ればいい.その子会社の社長はもちろん乙矢.

 

高乃酉が信条にあわない短時間での作業を,この前ビャッコに負けたのは自分がみんなの能力を低く思っていたからだ.だからこそできると演説するシーンでめちゃくちゃ泣いてしまった.

 

あの晴れ渡る空より高く,打ち上げを約束する.

 

ー3月28~30日日ー

意識のない有佐.

また喧嘩しようという夏帆

またいたずらしようというほのか.

有佐が起きたら今度は自分が叱る番という那津奈.

 

ー3月31日ー

打ち上げ当日.有佐を迎えにきた乙矢は,ロケットという宝物を教えてくれてありがとうと感謝を伝える.

 

打ち上げ成功.びゃっこ3が宇宙にたどり着く.

 

ながれぼしからの皆の願い事.それは4人とも同じ.有佐が目を覚ましますように.

我慢できず有佐に語り掛ける4人.しかし目を覚まさない.

そして流れる有佐からの願い事.4人へのメッセージ.それとみんなの夢がかないますようにというお願い.

有佐の言葉通り,諦めない.1回有佐の意識を戻すのに失敗しただけ.有佐が本土の病院に連れていかれるなら,このまま会社を続けて,本土から打ち上げればいい.

その決意をみんなに話した時,意識を取り戻す有佐.有佐はながれぼしを最後まで見ていないことを怒る.ずっと声が聞こえていたという.

5人でながれぼしを見に走る.5本のながれぼし.ちゃんとみんなの願いもかなった.

 

続く

あの晴れわたる空より高く(有佐ルート)

さて本番かな?

 

=有佐ルート=

ー4月17日ー

工場で明里さんに会う有佐.マックスファイブを見に来てくださいというが,もう無駄な努力はしたくない,打ち上げは見たくないと断る明里さん.

励ます乙矢に有佐は以前の話をする.ロケットが爆発した話.そして結果がすべてだといい張る有佐.そんな有佐に有佐のやさしさを感じた.

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ー5月7日ー

PM部門,あきらかに優勝できなさそうだけど,他の部門が検討して上手いこと行くのかな?

有佐はビャッコの部長として所信表明をする.

ひとつ.妥協禁止.

ふたつ.弱音禁止.

みっつ.恋愛禁止.

 

家から閉め出された有佐をこそっと泊める.

 

ー5月8日ー

親父にばれた…言い訳で付き合っていると誤解される…

 

親父の手前,胸を張ってロケットが好きと言えないことをひどく情けなく思う乙矢.

ロケットが嫌いな父に嘘をついたんだから親孝行なくらいと有佐に励まされる.超理論.しかし心が楽になった.

 

フォーセクションズ後のロケット打ち上げ計画を始めようと有佐に言われる.まずは廃部を避けるためフォーセクションズに集中しようという乙矢と年内に拘る有佐.部員の反応も乙矢と同じ…

那津奈の卒業に間に合わせるのが目的なら他のものでもいいんじゃないかという意見にも怒りをぶつける.その程度の気持ちだったのかと.

売り言葉に買い言葉.互いにビャッコから出て行けという.しかし正しいのは乙矢.周囲も乙矢が正しいと言い,有佐もそのまま出ていく.

3人に頼まれて励ましに行く乙矢と逃げる有佐.

 

前と同じように昔のビャッコの話を聞く。打ち上げに失敗したカサブランカ.発射台の破損によりバッシングを受けた.それでも明里先輩はもう一度立ち上がった.それこそ文字通り身を粉にして開発に勤しんだ.努力の甲斐があり,間に合った打ち上げ.しかし書類の用意・提出の不備.みんなが忘れていた.そして打ち上げるつもりだったから保管場所も用意できず,ただ涙を流しながら解体するしかなかった.書類を用意する仕事を担っていた有佐.二度と努力を無駄にしないようにPMをしようと決意した.

 

話を終え,迎えに来たみんな.有佐はみんなに謝って,もう一度だけロケット打ち上げ計画について話す.廃部にはしたくない.それでも廃部にならなくてもすぐに終わりが来る.那津奈はもちろん,それから1年後にはほのか以外は卒業.将来ふと振り返ったときに,ビャッコに入って良かったという何かを残したいと思っていた.しかし本当の自分の気持ちを綺麗ごとで隠していただけ.自分のミスで先輩の夢を台無しにしたことを後悔している.その後悔を払拭しないと自分は前を向けない,夢を見れない.だから本当に自分勝手な理由だけれど,それでも諦めきれない.この5人でなら絶対にロケットを打ち上げられる.この5人でなければ打ち上げられない.だからこそ協力してほしいと頭を下げる.

4人の返事は決まっている.当たり前のように,これからどのように大型ロケットとフォーセクションズを並行して行っていくかを話し合う.仲間の,部長の願い.有佐が楽しくないと自分たちも楽しくない.

 

ー6月8日ー

夏帆のジャイロの完成.しかしロケットの製造を頼んでいた町工場の主人が怪我で半分程度しか完成していないとのこと.

ちゃんと連絡しろよ~~…

なのでおやっさんに依頼!さすがおやっさん!明里先輩にも手伝ってほしいと依頼する.しかし逃げるように仕事に戻る先輩.

もういいといつものように自分を偽る有佐.乙矢は見抜く.

 

ー6月9日ー

一人で工場に行って,明里さんと話す.ただ世間話.メアドだけ渡す.もっと打ち解けてから電装部門のロケットの依頼をするために.

ああこれは勘違いが始まるなあ…有佐も明里さんも…

 

ー6月15日ー

明里先輩の好きなアイスをもって工場へ.天然ジゴロめ…

今度の休み釣りにも誘う…天然ジゴロめ!!!

 

デートのために日曜日の休みを法事という嘘で要請.ゆい経由ですぐにばれる.

 

ー6月23日ー

明里さんと釣り.

なぜ夢を諦めたかを聞く.ショックで立ち直れなかった.

あとは普通のデート.

 

帰り際,ロケットの製作に加わってほしいと頼む.明里さんと同じように結果を出さなければすべてが無駄になると信じている有佐.だからこそロケットを打ち上げなければならない.そしてなぜ結果だけを求めるのにビャッコに残るのか.もちろん明里さんたちの努力を無駄にしないため.

やりたくもない努力を強いることもできない.だから1つのお願い.本当にロケットにもう興味がないのなら,今有佐がやっていることは余計なお世話と伝えてあげてほしい.有佐が前に進むためにも.

返事に窮する明里さん.だってロケットが好きだから.

明里さんに告白される.乙矢がいたらもう一度頑張れる気がすると.返事は後日.

 

別れた後,有佐が現れる…全部見られていた…

正直にすべて話す.明里さんに手伝ってほしいかと聞くともちろんという.そして付き合えば手伝ってくれるとも.

明里さんへの返事を考えているうちに,いつのまにか有佐のことを考えていた.不器用で,それでも誰よりも優しくて.いつもいつのまにか有佐のことを考えている自分の気持ちに気づく.だからその気持ちを伝える.

想いを通わせる二人.

 

恋愛禁止といった手前,素直になれない有佐とデートの約束をする.

先に明里さんに返事しよ?

 

ー6月30日ー

デート

 

ー7月1日ー

明里さんに断りを入れる.

絶対に有佐を泣かさないこと,その条件でロケットを手伝ってくれることに.

 

ー7月10日ー

日常.予算とPM部門の実績のためPR大使に有佐が立候補&採用.

 

ー7月13日ー

スピーチ当日.

 

肝座ってんなあ.

しかし理事長は気に入らなかった様子.内容はいいが,有佐の本心ではないから.

 

ー7月23日ー

現状から言うと,PMで優勝するしかない.そのためには理事長のツボをつかなければならないがそれもわからない.

 

2月に予定していた大型ロケットの打ち上げがAXIPの偉いさんの我儘でキャンセルされた.怒り心頭の乙矢.

 

ー8月1日ー

合間合間で予約の譲受を電話するが少なくとも2月は不可能.

1月はARCがいっぱい予約していたのでお願いをしてみる.

高乃酉...お前結衣に惚れてたのか...それを利用して交渉にこぎつけた.

 

ー8月9日ー

射場を譲る条件.

1.PR大使をやめること.

2.ARCの副部長をPR大使に推薦すること.

当然受け入れる.

 

ー8月18日ー

理事長に,自分はふさわしくないからと辞退を申し入れたが,ふさわしくなくても誰かほかの人がふさわしいと思ったからその役になったんだ.今回の場合は理事長自身が有佐を推薦した.

理事長は有佐の事情を見抜く.それでも意思が固いようなら,もう一度連絡してくれ,その時は推薦も受け入れると.

悩む有佐.スピーチの後拍手してくれた人たちや応援してくれた人たち,そしていつかふさわしくなれるかもしれないという希望.

だから乙矢はその両方ができるように考える.もし後ろ倒しができたら.打ち上げ期間の3月にロケットを打ち上げられるようにできたら.漁業組合長を説得出来たら.妥協禁止,弱音禁止でがんばる.

 

親子喧嘩.交渉どころかロケット部を辞めなければ退学にまでなりそうになる.

謝る気はなかったが,有佐は謝って,母親が亡くなったときのことも聞けという.自分がPR大使をやめれば済むから大丈夫だと.

ゆいも兄のため父に交渉する.幼いころはロケットが好きだった.それでも父が嫌いなロケットはすて,大好きな父の跡を継ごうとした.しかし母を見捨てる父のようになりたくなくなっていたとゆいは伝える.そして父の気持ちはもう自分で伝えなければ伝わらない,もう伝えてくれる人はいないからとも.食い扶持も稼げないガキっていうけど,じゃあ葬式で喪主をやらせたみたいに,都合のいいときだけ大人扱いしてあげないで.

初めて涙をこぼす乙矢を慰める有佐.バカでもいい.私が代わりに考えるからもう一人で頑張る必要はない.

有佐もゆいも好き...うるうる...

 

ー8月19日ー

二人で一緒に親父と話し合う.仕事だからと逃げる父.二人とも船に乗ってついていく.

二人は話し合う.小さくて大きなすれ違い.

父をずっと待っていた乙矢.アメリカで手術を受けさせるため仕事に精を出していた父.手術は本決まりじゃないから黙っていた.AXIPのロケット打ち上げで近海で漁ができないから遠洋まで繰り出した.そのせいで景気が悪くなって,漁協からお金を借りられなくなった.やつ当たりかもしれない,あんなロケットのために,大好きな女房の死に目に会えなかったかと思うとやりきれない.

あの日以来,ふたりはずっと家族のもとに帰ってこれなかったのだった.

もう一度父は漁師になる道を提案する.ロケット開発は応援できないがこっちならと.しかしもう乙矢の気持ちはロケットしか向いていない.

そんな乙矢をみて,漁協のみんなに頭を下げるという父.女房を見惚れなかったが,立派に育った息子の船出を応援してやりたいから.

めちゃくそ泣きそうになった.

 

ー8月21日ー

打ち上げ許可が出た.5人はフォーセクションズとびゃっこ2の打ち上げに心血を注ぐ.

 

乙矢と親父さんを見て,何かをしようというときにはまず最初に感情が動くということに気づいた有佐.人を動かすにはまず感情を動かさなければならない.ずっと悩んでいたプレゼンの答えが見つかった.

 

ー8月28日ー

1日目.結果は2位.それでも暗い顔は誰も見せない.5人とも未来の話をする.

 

ー8月29日ー

2日目.3位.練習と比べるとあまりにひどい結果.それ以上に夏帆の様子がおかしい.

 

ー8月30日ー

3日目.9チーム中9位.こちらも練習と比べ物にならないほどの成績.これでPM部門での優勝の夢も途絶えてしまった...

 

それでも那津奈は改善策を考えようとする.みんなで作る大型ロケットを見越していた.有佐も諦めたつもりはない.最後の最期まで5人は諦めない.諦めきれない.

 

ー8月31日ー

ARCの独壇場.実績が高い順にプレゼン.そこに勝機を信じたい.

 

緊張で震えが止まらない有佐.そんな有佐の緊張を解くために,きっときているはずの明里さんを探す.この大人数の中から見つけ出すのは難しいかもしれないが,それでもいまから有佐が達成しようとしていることと比べれば屁でもない.

 

ステージに上がるのは有佐一人かもしれないけれど,心では5人一緒だから.

 

有佐を残して乙矢は走る.高乃酉に言われた,真夏にコスモスは咲かないという言葉.それでも不可能って言われてることをそのまま不可能だって認めることが賢いなら,一生馬鹿なままでいい.真夏にコスモスを咲かせて見せる.そう理事長にも大見えを切る.

 

有佐は壇上で語る.今までのこと.諦めかけていたこと.3人と出会ったこと.理事長と約束したこと.

真夏にコスモスは咲かないと言われたこと.以前こう言われたときはそれが真実と俯くしかなかった.しかし一人の新人がそれを言い返した.俯くなと.それからも何度も諦めそうになったけれど,そいつのおかげで頑張ってこれた.顔を上げてこれた.その先には宇宙が,自分の夢があった.だから諦めずにここまでこれた.

夢を目指すのはまるでロケットみたい.推進剤を吐き出した反動で宇宙を目指すように,時間や,お金や,友人や家族や,プライドや,いろんなものを捨てた反動で夢に向かう.だから捨てられるものは全部捨てて来た.どうしても捨てられないもの以外は全部捨てて来た.それでも足りなかった.そして昨日で廃部が決まった.それでももう俯かない.顔を上げる.そうしていればきっと真夏のコスモスだって咲くから.

その時,打ち上げられるロケット.びゃっこ2ロケット.ビャッコの5人で咲かせた真夏のコスモス.何もかもが足りなかったけれど,情熱だけは引き継いできたからあった.このビャッコの伝統こそが咲かせたコスモス.

理事長は間違っている.ビャッコだから自分たちはここまでこれた.受け継がれてきた情熱があったからこそここまでこれた.先輩たちの努力を無駄にしてこなかったように,後輩たちもきっとそれを繋いでくれるから.有佐は観客に頼み込む.ビャッコを潰さないで.後輩やそのさらなる後輩につなげさせてほしい.先輩たちや自分たちの努力を無駄にさせないでほしい.それだけの価値があると自分は思っている.もし同じ気持ちなら声を上げてほしいという.

溢れんばかりの歓声が鳴り響く.

 

打ち上げた後,結果発表に間に合わせるため,親父の船で会場へ向かう.

 

優勝はビャッコ!抗議の声が上がる.しかし採点方式は変えていないという理事長.ビャッコの実績こそ優勝にふさわしい.ビャッコのプレゼン後,廃部反対する人たち.その中にはこれまで反対活動をしていた人までいた.これまで大人たちができなかったことを,今禁止されている時期の打ち上げや,反対派の賛成票を,ビャッコの情熱が勝ち取ったから.AXIPの後を追う学生たちの中で,初めてAXIPの先を行った.たとえそれがどれほど小さくても,他のすべてがかすむほどの偉業だと.

 

フォーセクションズが終わり,恋愛禁止も終わり,改めて有佐から告白される.

 

続く

あの晴れわたる空より高くの感想(夏帆ルート)

夏帆かわよ.

 

夏帆ルート=

ー4月17日ー

宇宙飛行士だった亡くなった母と,技術者を辞めた父.二人はAXIP職員だった.父が開発したロケット.そのロケットは父の責任による打ち上げ失敗.母は死に,夏帆は目を悪くした.

 

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ー5月7日ー

10km地点にどれだけ近づけてロケットを打ち上げられるか.

 

逆上がりができた夏帆.いい笑顔だあ...

 

失敗することが怖い,嫌われることが怖いという夏帆.そんな夏帆はちょっとでも今の自分を越えようと一歩踏み出す.

 

ー6月8日ー

RLGの試作品の完成.なんとか反射率の良い鏡をつくらなくてはならない.

 

みんなでご飯を食べて帰ろうとしたが,夏帆は用事がある様子.鍵も夏帆なら撮りに来るはずなのに,そこに置いておいてと言われた.違和感を覚える乙矢.

もしかして捻った足が痛くてゆっくりしか歩けないから誘いを断った?その有佐の言葉を聞いて駆ける乙矢.有佐の予想通り,びっこを引く夏帆をお姫様抱っこして帰る.

もう子供じゃないからだっこはいけないという夏帆に,自分も母がおらず,今でも甘えたいと思うときがあると打ち明ける乙矢.だから甘えても問題ないと伝える.母がいない二人だからこそ通じ合うものがあった.

夏帆にお願いされてお泊り.

 

ー6月9日ー

起きるとなぜか全裸の夏帆.二人とも記憶がない.気まずい二人.

有佐たちにはすぐ勘づかれた...

 

一連の流れを有佐に話す.そこまでいい雰囲気になって手を出さないのも最低と言われた...とにかく明日までに決着をつけろとの命が下る.追いかける乙矢.

 

公園に似た夏帆.一緒にブランコに乗る.

寝苦しそうだったからベッドに誘った夏帆.断ったものの寝ぼけて入ってしまった乙矢.そして暑かったから服を脱いだ夏帆.寝相が悪かったのを気にする夏帆

どうも暑いから服を脱いだのが変わっているから嫌われたと思っていたらしい.

嫌っていないことを伝えると夏帆の顔には満面の笑みを浮かんだ.

乙矢は自分の気持ちに気づく.夏帆のこんな顔を見続けていたい.乙矢は告白する.自分の気持ちが言葉にならないと困る夏帆.それでも満面の笑みで好きと返答する.

かわよ~~~~~~~~~.いっぱいちゅき...

二人はお互いの心音を確かめながらキスをする.

 

ー6月10日ー

あああああああ,夏帆が乙矢のためにお弁当に挑戦するみたい!きゃわわ.

ネコ夏帆もきゃわ…

 

ー6月15日ー

研磨研磨また研磨.

 

ー6月23日ー

久しぶりの休み.デート.なんだこのバカップル.きゃわじゃん...

 

そして乙矢に天啓が.まあこれはいつものことですね.

 

ー7月10日ー

メガネをかけてといった夏帆.かわいいけどこれはそれほどまでに目が悪くなってきたって言う伏線なのか⁉

 

調子の悪そうな夏帆

気分転換に公園に行く二人.なぜロケット開発をするか夏帆に聞く.父の失敗.しかし本当に父の責任だったのか疑わしい.自己の責任の原因が,責任者の父に知らされなかったのはおかしい.父の無実を証明したい.父の作ったエンジンで,ペイロードに母の遺骨を乗せて飛ばしたい.それがきっかけ.そして今ではロケットが大好き.しれが夢になった.

夏帆は乙矢が差し出した右手を取らない.目が見えていない.休めば見えるというがその悪化は著しい.いつか,そう遠くない未来に見えなくなる.それは明日かもしれない.その事実を聞く.

手術をすれば治るかもしれない.しかし失敗すればもう二度と見えなくなる.成功率はビャッコが宇宙までロケットを打ち上げられるくらいの確率.そうごまかすくらいに確率は低い.

手術は受けないという夏帆.選んだのはいま見えること.今,どうしても夢を見たい.そう言い切る.きっと後悔はする.それでも...乙矢にできることは優勝に近づくこと,夢に近づかせること.

 

ああ........

 

ー7月18日ー

打ち上げ試験.1km前後の誤差.予想外の失敗も見つかった.8km地点からGPSとの乖離が始まっている.

原因はわからないが,一つ記録を伸ばす方法を思いついた乙矢.海風が読める乙矢からこそできる方法.

 

ー7月25日ー

2度目の発射テスト.記録は大幅に縮まった.しかし大荒れする風という不安要素も...

 

ー8月8日ー

3回目.前回以上に風読みを正確にした結果,55mという驚異の記録をたたき出す.

ああ,,,本番は大荒れの風が吹くんだ...

 

あとは8km付近での原因をつかめれば...

そしてHをして夏帆はその原因を思いつく.うんうん,正常運転だな.

 

ー8月9日ー

原因を特定し,いざ改良.そうしようと思った矢先目が見えなくなる夏帆

 

しばらくは休息.

 

ー8月10日ー

朝には治った.しかし家を出るとすぐにまた見えなくなる.

目のことを有佐に伝える決心をした夏帆.大会が終わるまでか,もっと.その期間部活を休むという.自分の目のことだからこそわかること.乙矢と一緒に作ったロケットが優勝するのを「見せて」.そう伝える夏帆.必ず優勝すると誓う.

 

みんなもそれぞれの部門の優勝トロフィーを持っていくことを誓う.

 

夏帆の残してくれた資料をみて,ここでも負担をかけていたのかと落ち込む.しかし自責はしない.夏帆の選択が間違っていたことにならないよう,ただ前を向く.

 

打ち上げ責任者の名義変更は夏帆に戻せないので,ひとまず保留にする.夏帆には乙矢にするように言われたが,それでも夏帆に打ち上げてほしいから.ただし夏帆には秘密.気負わせないように.そうしようと思っていた.きっと夏帆が大会が終わるまで休むと言ったのは,みんなに迷惑をかけないようにするため.自分が諦めないためには,誰かが他の何かを諦めなくちゃならなくなるから.乙矢はそれだけは許さない.有佐たちの自分たちで優勝を夏帆に届けるという意見と全く違う意見.それでも有佐たちは同意してくれた.

優しいが故.それでも夏帆のロケットへの情熱は知っているから.

 

自分の選択は後悔はないという夏帆にかけを持ち掛ける.言いたいことを相手に言わせるいつもの賭け.勝負に勝った乙矢はこれからの質問にすべて否定で返すように頼む.

嘘は嫌い?嘘は悪いこと?気を遣うのは楽しい?他人には優しくしなくてはいけない?部活に来られなくても平気?RLGの開発を辞めて平気?フォーセクションズに出られなくて平気?ビャッコのみんなと優勝の瞬間に立ち会えなくて平気?目が見えなくて平気?

嘘が嫌いな夏帆がつき続けていた嘘.それを暴く.

目が見えなくなるのが怖かった.それ以上に,なによりも手術を受けるのが怖かった.

見えなくなったら乙矢がいなくなるのが怖かった.

一度だけ,みんなで星を見に行った時,流星が流れたら手術を受けようと決めていた.流れた流星.しかし夏帆にだけは見えなかった.突きつけられた絶望.

助けを求める夏帆に,もう一つ賭けをする.ビャッコのロケットが打ち上げに成功したら手術を受ける.打ち上げでも手術でも失敗したら,乙矢が一生夏帆の目になる.

 

ー8月18日ー

今日から夏帆が部活に復帰.

二人が協力して,乙矢が目,夏帆が耳の役割で研磨.遂に完成する.見なくても作れたという夏帆の心にとって大きな一歩.

 

ー8月28日ー

1日目.敗北.

 

ー8月29日ー

2日目.電装部門.結局打ち上げは乙矢が行う.乙矢を信用してのこと.そして優勝に近づく確率をあげるため.自分にできることはもうないという確信.

二人してブランコに乗る.これまでの話をする.初めてが詰まった公園.

もう2つ初めてを作る約束をする.ここで初めて手術を受ける決心をする.ここで目の治った夏帆と初めて会う.

 

あまりにも風が強い.そして段々と風は強くなる.明らかに先に打ったチームが有利.そしてARCの時に風が収まった.118m.

続くチームからはまた風が荒れる.そのままビャッコの番となった.

海すらも見えない状況.何も見えない.それでも夏帆の視界を思えば,こんなものとでもなる.まだ光がある.不要なすべてを捨てて風を読む.聞こえないはずの夏帆の声を信じて打ち上げる.記録は20m.優勝.

 

次は宇宙ロケット.そう約束.

 

ー3月14日ー

乙矢たちの卒業式.

1年以上経ったのか.

 

手術をした夏帆は卒業式に間に合うかわからない.成功したかもわからない.

そんな時,夏帆からの「メール」が届く.「迎えに来て」.向かう場所は約束の場所.2つ目の初めてを交換する.

 

賭けの時嘘をついていたのがばれた.その代償.絵画展も,ミュージカルも,夜景も,海も,映画館も.これからはなんだってできる.

 

 

これまでの中では一番好き.病気ものはやっぱりやるだけで里伽子のことが思い浮かぶから,感情移入しにくかったけど.

 

つづく.

 

 

あの晴れわたる空より高くの感想(ほのかルート)

このゲームCGから各シーンに飛べるのえらすぎる...

しかしスキップが面倒すぎる.

 

=ほのかルート=

ー5月7日ー

ほのかと一緒に機体作り.フィンとフェアリングの製造.それと当日の組み立て.

PCの性能が悪すぎて,CFDが動かない...というかあまりに複雑な計算を入れ過ぎたらしい...

 

ほのかの実家のCFRP用の工作機器がこわれたらしい.

ほのかの実家に明里さんがいた.

おやっさんには数千円で,ほのかに好きな人がいるかの調査を頼まれる.

 

ー5月8日ー

漫才しながら作業.

 

ー5月9日ー

テスト1.マッハ1にも耐えられず.

原因はマイクロクラック.原因究明しやすいのはいいね.

 

母が亡くなったとき,ほのかに励まされた話をする.

そして好きな人がいるか聞く.そんなんほのかちゃんが勘違いしちゃうよぉ...

誰か聞かないの?と聞かれ誰か聞く乙矢.ほのかが答えようとしたときに,有佐たちが帰ってくる.

 

なんだかんだ原因特定.

解決策も見つけたが,おやっさんはまだ気づいていないことがあるような口ぶり.

 

ー5月10日ー

やはり完全には克服できていない.まだ足りないことがある.

 

二人で手を繋ぎながら登校.

ほのかの気持ちに気づかない乙矢は放っておいて,4人で女子トーク.那津奈を除き,ほのかの気持ちはばればれ.どうにか上手いことくっつけよう計画.

ほのかが乙矢に告白して振られた過去.想いを告げたとたんに来た,入院した母の急変を知らせる電話.亡くなってしばらくして,今まで通りでいたいと言われた.乙矢の母が大変な時に,自分のことだけ考えて告白してしまったから自分が悪いと,自身を責める.

周囲の見解は,一度告白を断ったから遠慮しているだけ.押して押して押す作戦.昼休みに告白する作戦.

それにしても早くない...?

 

昼休み.有佐の作戦は無茶苦茶...ちょっと少女漫画の読み過ぎ...

まあいたずらし過ぎてオオカミ少年みたいになっているのは自己責任だね...

もうここまで信用がないと,1回目と同じシチュエーションで告白するしかないと思うんだけどなあ...ていうかお前らちゃっちゃと作業しろよ.文字通り全部を捧げるんじゃないのかよ.

 

放課後の告白も,好きというところを緊張からすっとぼけた人と言ってしまう.

何を見せられてるんだ...?

ただ乙矢も有佐たちの存在に気づく.有佐から真正面に問われる.なぜのらりくらり躱すのか.仕事を優先して,母の葬式にさえ出られなかった父のようになりたくないから断ったという.そんな自分を優先して,告白してくれた女の子を断った.いまさらどんな顔をして好きと言えばいいのか.有佐は背中を押す.大事なのは今の気持ちだと.ほのか自身も自分を責めている.昔のことなんか気にするな.両親のことも,昔告白されたことも,それを断ったことも.大事なのは今,ほのかが好きかどうか.すんなりと答えは出る.

しかし今ほのかと付き合うと抑えが聞かなくなるから,有佐にそのことを伝える.問題はそれをほのかに聞かれてしまったこと.

泣くほのかにしっかり告白する.しかし何を曲解したのか,セフレになってほしいと言われたと思うほのかはそのまま受け入れる.

 

本当になにを見せられているのか.頼むからロケットを...

 

ー5月11日ー

なんだかんだ解決策を導く二人.

 

誤解に大地とゆいまで巻き込んで聞く.というか誤解が膨らんでいく.

もうとばそっかな.

 

ー5月12日ー

おやっさんのお得意先の息子とほのかがお見合いをするらしい.

なので彼氏としておやっさんに乙矢が会いにいくと,ぶちぎれられる.もちろんそれはおやっさんも勘違いしているから.そしてさらに誤解は広がる.

そして膨らみ続けた誤解は弾けて,ようやく丸く収まった.

うんうんよかったね,よかったよかった.

 

ー5月20日

ようやく!ようやくロケット...

 

2回目のテスト.マッハ1,2は耐えた.3は失敗.

今度は乙矢がふと思いついた前方フィン.こちらはまさかのマッハ4にも耐えた.

ふと思いついたのはデルタ翼と呼ばれる方法.低速時はともかく,超音速時の安定性に優れる形態.

 

どうも工場が経営難っぽい?

 

ー6月1日ー

またHして解決策をみつけた.

 

ー6月15日ー

低速下試験も大成功.超音速はマッハ4まで.

 

製造で凹凸を失くすしかない.

 

ほのかの実家の工場は,あれ以来動いていない.不安な二人.

明里さんから事情を聴く.大口の注文先がその矢先倒産.もともと自転車操業だった工場も...融資の話もあったが,それがほのかのお見合い先.お見合いを断ったから...そうほのかは自分を責める.

明里さん自身も結婚するわけじゃないし,ほのかにお見合いするように頼んだらと言ったらしい.それに対するおやっさんの返答は,娘に工場の命運を託すのは,親としても職人としても失格だ,そんなことするくらいなら工場は潰れた方がいい.

 

そんなとき怒声と共に現れるおやっさん.余計なこというなと怒鳴る.そして仕事を集めて来たという.明里にもすぐに帰ってきてもらうことになるから,腕を磨けという.

おやっさんが一番カッコいい...乙矢もそんなおやっさんにあこがれのまなざしを向ける.

 

ー6月24日ー

ほのかが朝迎えに来ない.工場へ行くと誰もいない,大地の携帯だけが落ちている.その発信履歴は119.

急いで病院へ向かう乙矢.

 

軽い脳卒中.命に心配はない.しかしもしかすると指にまひが残るかもしれない...

 

放課後,二人で作業をしているとおやっさんが仕事をしに帰ってくる.納期に間に合わせるにはやるしかないと.

仕事に命をかけるおやっさんを乙矢は止められない.そんなとき,ほのかが自分がやると啖呵を切る.そんなことは不可能だというおやっさんに,本当にできるところをみせつけるほのか.1度みただけで真似をする天才の所業.それでも腕っぷしの強さは足りない.それでも乙矢と二人なら.

明日の面会時間まで.その約束で二人はアンテナを作る.

 

ー6月25日ー

今日は部活も休む.

 

ぎりぎりで間に合った.おやっさんに任された初めての仕事.

 

ー6月26日ー

有佐たちにも背中を押されアンテナ,残り99個に集中する.1か月.それで作りきってあとはフォーセクションズと心に決めて.

 

ー7月23日ー

99個完成!残りは大きめのアンテナ.

しかしここで問題発生.材料の発注ミス.あわただしくて確認できていなかった.納品後すぐなら間に合っていたのに.どれだけがんばっても納期にもフォーセクションズにも間に合わない.

そこで現れる大地.大地経由で宇宙研にパラボラアンテナの材料探しを依頼.なぜか喜ぶ宇宙研

協力して一件ずつ町工場を回る.

 

全滅.しかし諦めない.残りの工場も回る.どうせ諦めるなら気分良く諦めるために.

 

ー7月26日ー

町工場は全滅.しかし大地は見つかったという.

アルミ板を持ってきてくれたのは,忙しいはずのビャッコのみんな.以前電話したとき様子がおかしかった乙矢を気遣って,わざわざ危ない橋を渡ってくれた.

うれし涙...

 

しかし今まで以上に分厚いアルミ板に上手く作業が進まない…

 

ー8月18日ー

少しずつ前進するものの,まだ完成せず.フォーセクションズももう2週間前.

それでも二人は諦めたつもりはない.そんな二人を退院しリハビリも終えたおやっさんが見守る.ひなが孵るのを邪魔する必要はないと.

 

ー8月27日ー

遂に完成した.しかしフォーセクションズは明日.いまからその技術をつけるには時間が足りないのは明白.

おやっさんは怒鳴る.ひよっこでも職人なら,仕事を諦めんな.的確な材料を教えてくれる.あとは急いで図面を引いて,チタンの扱い方を覚える.

残り18時間.マックスファイブの時と同じ残り時間.それでも今度こそは...

 

ー8月28日ー

まだチタンでの製作は成功していない.しかしあとはやるだけ.二人に不安はない.

ARCからの機体部門の参加選手はゆいと高乃酉.コンピューティングによる製作と職人技による製作の一騎打ち.職人を馬鹿にされて,おやっさんのためにも負けるわけにはいかない.

 

競技中,事故を起こしそうになる宇宙研.間一髪のところで乙矢が助け出すが,その代わりにヘラが壊れてしまった.替えのヘラもない.規則は規則.このまま続行しなければならない.職人にとって,仕方がないなんてない.そんなおやっさんの言葉を思い出す.その場の余っている材料でヘラを作る二人.残り時間からしてチャンスは1回.そのチャンスをものにしてこその職人.この二か月へら絞りをし続けて来たからこそできた.

 

あとは結果のみ……結果は1秒差で優勝!

 

高乃酉が負けたくない理由,事故で両腕を怪我して以来細かい作業ができなくなって,それを克服するために,機械を作り始めたっていうのもいいなあ.高乃酉も好き.

 

ー5月10日ー

だんだんとおやっさんに似て来た乙矢.

ほのかに揶揄われる日常がこれからも続く.

 

なんというおやっさんシナリオ...おやっさん好き!

 

続く