えす山の日記

自分用のゲームの感想日記とか

Duel Saviorの感想(共通&ベリオルート)

RPGものをしたかった...

=Chapter1=

主人公,大河とその妹,未亜は不思議な赤い本を拾ったことで,未亜は救世主メサイアとして異世界アヴァターに召喚されてしまった.

学園長という女性が言うには,このアヴァターは数ある世界の中でも最も根源的な世界.宇宙のすべてを決定づける世界.だからこそ魔法といった他の宇宙にないものもすべてこのアヴァターには存在する.世界は生産と破壊の均衡により成り立っている.だからこそ文明が進めど,その文明が根付くことはなく,なぞの集団によって破壊されてしまう.それを守るのがメサイアであり,その候補が当真未亜である.メサイアの役割は召喚器といわれる道具を扱うこと.

今回のように二人を一緒に,加えてメサイアの資格のないはずの男性を召喚した事例はいため,無事に帰れる保証もない.それでも帰りたがる未亜.しかしこの世界を危惧し,未亜も危険に晒したくなく,さらにメサイアとしての特権で豪華絢爛,女性うはうはに生活することを下心として抱いた大河は,自身が初の男性メサイアとなることを決意する.

魔物を前にしても大河にメサイアとしての力は芽生えない.命の危機に立たされた刹那,未亜がメサイアとして覚醒し,召喚器ジャスティとともに魔物を打ち砕く.しかし魔物は絶命していなかった.油断した未亜を後ろから襲う魔物.トレイターが大河に囁く.我が名を呼べ.

メサイアの候補は大河たちを入れて5人.このうち一人がメサイアとなる.これからはいることになるクラスではその中の序列が絶対的なものとなる.委員長兼両町のベリオ.学園長の養女のリリィ.小さくて不愛想なリコリス

 

=Chapter2=

ー1ー

学園を回る中,様々な同級生の一面が見える.すべての人を救うと理想論を振りかざすベリオ.トップクラスの魔術を持つにもかかわらず,研鑽し続けるリリィ.外見と違ってあまりにも大食漢なリコ.そして本来召喚されたときにはリコがいるはずなのに,大河たちの召喚の時にはだれもいなかったという事実.

・近頃夜になると,森にブラックパピヨンという泥棒が出るらしい.

・能力試験で買ったものは負けたものを1日好きにしていいらしい.

 

そして始まった救世主クラスの能力測定試験.未亜はリコと,大河はベリオと戦うことに.結果はリコ,大河の勝ち.その命令は本番ではないがエッチなもの...しかしヒートアップしたベリオに大河もそのままでは収まらない.

これでベリオルートってこと?負けてたらどうなったんだろ.

 

夜,セルと酒を飲んで騒いでいると,ブラックパピヨンが現れた.なんだこの痴女…

 

=Chapter3=

セルとともにブラックパピヨン探し.道中,ベリオも手伝ってくれることに.たらしなんだから,大河...

怪しげな地下室に赴く.そこは街のような,まるで人の管理が入ったかのような施設であった.そしてこれはおそらく学園のできる以前からあった場所だろう.リコは図書室にも学園長しか入れない地下室があると言っていたが果たして...

探索を進めるとベリオは一人の女性と出くわす.逃げる女性を追いかけるも追いつけない.女性を幽霊と勘違いし気絶した委員長を先に保護しようとベリオの気絶した場所に戻るも,そこにベリオはもういない.

当たりを捜索すると地上にベリオが倒れていた.先ほどまでつけてはいなかった破廉恥な下着をつけているというベリオ.困惑しているうちに,未亜が学園でブラックパピオンがいたずらの嵐を行っているという報告を受ける.

 

夜,床に就こうとしていると,大河に惚れたという少女が一人尋ねて来た.うさ耳を付けた少女は夕刻,地下で見つけた女性であった.少女は,自身が既に死人で大河と共に地下で暮らしたいという.そんなことは信じなかったものの,外れた腕を見てさすがに信じることになった大河であった.

教会に逃げ込んだ大河.するとそこには当然のようにベリオが.驚きのあまり気絶したベリオ.しかしすぐにベリオは普段と違った口調で話し始める.自らをブラックパピヨンと名乗り,服を脱ぎ,ブラックパピヨンへと変身する.

二重人格だというBP.ベリオが否定したがる自我の塊であるBP.その理由を聞いてしまうともう二人からは離れられないというBPだったが,大河の返事は決まっていた.父と兄,3人で暮らしていたベリオ.家庭は裕福で何不自由なく暮らしていた.ベリオ家が裕福だったのは父が国一番の泥棒だったからだった.遺伝.代々他人の何かを奪うことに執着する家系だったベリオの家系.父は物,兄は命.その正体を唯一知るのはベリオだけ.父と兄はベリオをこの上なく可愛がってくれていた.ある日,わがままを言って初めて兄と父と出かけたお祭り.外の世界は仕事の世界.それから目の前で仕事をする二人を目の当たりに知って現実をしったベリオは何もかも捨てて逃げ出し,逃げた先で司祭様に拾われて僧侶として生きることになった.父や兄に殺され破滅させられた人たちのために「私」が身を持って償う.それが「私」が私に科した使命.それでも遺伝子には逆らえなかった.ベリオが奪うものは他人のプライド.

BPは取引を提案する.BPの正体を黙っている代わりに,BPを抱いてもいい.取引を受ける大河.それでも一つの条件を提示する.もう盗みはしないこと.弱肉強食がこの世の理だと言って拒否するBPに大河は大切なものが何かを伝える.それは自分の命と財産とプライドを削って,自分の一番大切なものを幸せにすること.BPたちが奪ってきたものは大河たちにとってはただの道具でしかない.それを理解させるため,大河とBPを対峙する.

もう一人の自分を受け入れられるようになったベリオ.何も知らずに幸せを享受していた,純粋な愛情を感じていたころの自分も自分だと受け入れられるようになった.

 

=Chapter4=

ー1ー

あれから1週間がたった.新しい候補の柊カエデが入学してくるらしい.

 

謎のピンク髪の少女クレアに捕まって学園を案内することになった.救世主らしいところが見たいというクレアを闘技場に案内するが,クレアは魔物たちを解き放ってしまう.(クレアは唯一本物の見極められる王女様らしい)

3人PTかー.だれを使うか悩むなあ.とりあえずそのルートの女の子入れるとして,あと一人だよね.一個前のルートの人にしてずらしていこうかな.

戦っている間にいなくなったクレア.学園長にめっちゃ怒られた.

 

6人目の候補,カエデを召喚する.いきなり嫌われてしまった大河.

カエデのテストの相手は大河がすることになった.勝利した大河.負けたカエデはほんの少しの血を見ただけで気絶してしまう.

 

夜,中庭に行くと,そこにはカエデが座っていた.この世界の人も血が通っていた.この世界ではクールなキャラでいようとおもっていたのにと独り言つ.カエデはネコが持ってきたネズミの死体の血を見て忍者言葉を話しながら卒倒する.

気を取り戻したカエデを,その口調で弄ると泣き始める.落ち着いたカエデは血がだめで,腕はいいのに一族でも誹りを受けていたという.あほっこ登場.

 

ー2ー

もしかしてだけどカエデルートに移ったのか...?わかんねー...勝つたびに分岐修正されたらレベル上げできないじゃん...

 

師匠となった大河.今日からカエデを鍛える.従順になったカエデに,結局大河は自慰を命じる.それは(表面的には)度胸をつけるため.達した後,カエデの後ろになにか黒い影が見えた気がした.(カエデの世界では初めての相手と結婚するしきたりなので,断じて本番はしていない)

甘えたカエデかわよ...

 

カエデに真にこのアヴァターに来た理由を聞く.それは会いたい人間がもう元の世界にいなかったから.その男は,父を惨殺し時空の扉をこじ開けて消え去ったしまった.幼少のころであった.声のする物置に向かうと,そこにはその男と父.そしてカエデは切られた父の血しぶきを全身に浴びたのだった.その男が残したのは「残念ながら,ここにはなかったようだ」という一言のみ.だからアヴァターという異世界の存在をしり,その男の可能性をつかんだからには動かずにはいられなかった.

 

=Chapter5=

ー1ー

どのように召喚器が破滅を打ち倒すかは導きの書のみが知る.そしてその書は1000年前の戦いで失われたため,もう残っていない.だからこその学園であった.

 

今日の相手はリコ.圧倒的にカエデが強かった...

クラスでのリコの席次は下から2番目というが,それでも強かったリコ.気がかりだったのは今回だけは本気でいくといリコの独り言であった.

 

疲労から体も動かせない大河は未亜に看病される.懐かしの雑炊.二人が幼かったころの記憶がよみがえる.幸せなひと時であった.

 

ー2ー

朝目を覚ますと外から爆音が聞こえて来た.その標的は召喚陣.調査によれば魔力でなく,物理的な力での爆破であったらしい.魔力の暴走でないということはつまり,何者かによる意図的な行為.それはおそらく救世主を呼べなくする,もしくは帰せなくするため.リコは責任を感じ一人で奔走する.これで逃げ場はなく,この6人の中に真のメサイアがいなければ世界の破滅を意味する事態に陥った.一連の話を聞き,リリィは気を失ってしまう.リリィを担ごうとしたとき,大河は「みつけたよ」という女の子のような文字で書かれたメッセージを見つけた.

リリィが破滅の話を聞いて卒倒したわけ.それは彼女の元の世界はアヴァターより時間流,つまり時間の流れが遅い世界であった.だからリリィの世界でリリィが受けたのは破滅からの仕打ち.家族も村もすべて破壊しつくされた唯一の直接的な被害者.だからこそ人一倍救世主に賭ける思いは強く,その恐怖も強かった.その恐怖に打ち克とうとするリリィは立派だと言うベリオに反発する大河.二度もそんな恐怖に立ち向かう必要なんかないじゃないか,ここには他に5人も候補がいるのだからと.

 

学園長は魔方陣を元に戻す魔導書を取ってくるように依頼する.それこそが導きの書.それはこの学園の図書館の地下にあるという.そして書は救世主を選ぶ存在.すなわちこの書を取りに行くことこそが,真の救世主を選ぶ試練となる.その場にいないリコを除き,試練に挑もうとする一同,未亜を除き.未亜は本は取りに行くが,それが終われば兄と二人で元の世界に戻すように頼む.他の人には守りたいものがあるのかもしれないが,自分が守りたいものはただ1つだけ,兄の大河だから.

そんな時,リコが一人で禁書庫に這入り込んだという報告を受ける.

 

襲い来る魔物の数々に,一人ずつ脱落し帰還する.最後に残ったのはリリィと大河の二人.ようやくリコと合流するも,リコは自分で召喚陣は直せるから帰れと言う.導きの書を見つけても救世主になれるわけではないというリコ.しかしリリィがその真意を問いただそうとする前にまたも魔物が襲来にリリィも戦闘不能となる.強すぎるリコ.そして導きの書の存在や,数々のトラップも知るリコ.

書を前に,最後にリコは本当に覚悟はできているのかを聞く.それでも大丈夫だという大河たちを導きの書の守護者が襲う.万事休す.そんなとき未亜は大河が心配で戻ってくる.大河は帰れと言うが,未亜は言うことを聞かない.今度は私がお兄ちゃんを助ける番だと.救世主になれなくても,元の世界に帰れなくても,二人で暮らせればそれでいいと.

リコも大河も不意を突かれ未亜は一人で守護者に対峙する.当然かなうはずもなく,命の危機に瀕する.そんな時,未亜の頭に何者かが語り掛ける.直後,撃破される守護者であった.

気を失った未亜を地上に送り届け,ついに書と対面する二人.刹那,リコは大河を魔法で拘束する.この本は人が見てはいけない.この本を読めば救世主になる.そして同時に未来を知ることになる.この本を読んでその使命の重さからすべての救世主は命をたってきた.そこへリコとそっくりなイムニティという少女が現れた.だからあなたは救世主を選ばなくなったと,リコのことを赤の書といい不敵に笑う.思わず書を見てしまう大河.しかしその文字は読めない.ただそこには赤い点があるだけである.私たちが導きの書,導きの書は本来赤と白の精から構成される.白の精であるイムニティは主を決めたから,世界の理の半分はすでにその主のものである.頑なに主を選ばないというリコをイムニティは殺そうとする.立ちはだかる大河とリコ.

最大の呪文を唱え,次元の狭間へと飛んだ二人.流暢に話すリコは,普段力の消費を抑えるために無口を貫いていたようだ.リコは真実を話す.リコとイムニティは導きの書から生まれた存在.この世を成り立たせる因果支配律と無から有を生み出す精神の力という対立する2つのルール.そしてその因果律を守るものが白の精霊と,精神の力を守る赤の精霊.そしてその二人の役目は救世主を探すこと.救世主となったものは赤か白,どちらかの精霊をパートナーとして選ぶ.しかし今までの救世主は途中でどちらか一方の心が現れて挫け,そしてその使命の重さから命を絶ってきた.

大河はリコに自分を主に選ぶように提案する.それは救世主云々ではなく,ひとまずイムニティに対抗するための策.しかしリコは1000年前の出来事からそれを受け入れられない.本来仲間であったはずの候補たちが,白と赤の陣営に分かれて戦争を行ったという悲劇.それを繰り返させたくはない.だから大河は白の陣営のマスターとは戦わないことを約束する.それを聞き,大河をマスターに選んだリコ.その契約は身体を重ねること.

 

イムニティを打ち砕いた二人は帰還する.持って帰った本の中身は白紙.しかしそれ以上に友情を得られた戦いであった.

 

今までマスターは女性だったと思うけど,どうしてたんだ一体.いやこのれはリコリスが処女という設定を持たせる巧みな...

 

=Chapter6=

ー1ー

破滅の影が近寄る.

とはいえ戻ってきた日常.そんな中,反省するも言い出せないリリィに度を過ぎたいたずらをしてしまい,泣かせてしまう大河.

 

王宮からの協力要請が来る.クレア王女殿下は自らの正体を明かし,モンスターの小集団が人質を取っているので,その解放を依頼された.これまでにないモンスターの行動に破滅の影が伺える.お気楽な大河と対称的に,初めての実戦に恐れをなす.前回だって大河とリコ以外は途中でリタイアしてしまった.

 

ー2ー

リリィがいない.ゾンビ娘ナナシがいうには昨夜正門から出て行ったらしい.

 

一人で被害地に向かったリリィ.それを知っていたのに言い出せなかった未亜.大河はそれ以上に先の戦いからチームワークの重要さを学ばなかったリリィに腹が立った.

 

リリィは村長に化けた破滅に騙され不意を突かれる.

直後到着した一同は同じように破滅に騙される.しかし大河だけはリリィの今世紀ないことを気にしていた.食事の時間だと1人だけ人質の場所に迎えると破滅は言う.回復魔法が使えるからとベリオが立候補するが,半ば無理やり大河がその役を受ける.

中には破滅の触手により辱めを受けるリリィ.大河は村長が人間でないと知っていた.リリィが助けに来ないはずがないから.

毒により追いつめられる一同.頼みのベリオも毒に侵される.破滅と大河の間にたったのはボロボロになったリリィだった.解毒魔法をかけるリリィ.リリィとみんなのチームワークで破滅を打ち倒す.

 

結局誰一人救えなかった.現実を知る大河.

リリィと大河は主席の決着を付ける.照射は大河.リリィもその強さを認める.そんなリリィは指導を,それも無理やりの指導を受けたがる.指導の中,無意識にキスを求める大河と,キスを,優しくされることを拒絶するリリィ.それは破滅に受けた辱めという最悪の記憶をもっと最悪な思い出で上書きしたいから.これがリリィの処世術.大河もそんなことに気づくともうそれ以上は進めなかった.

リリィの真意に気づいたときは胸がぎゅーーーっと...辛い..

 

=Chapter7=

ー1ー

破滅の影響が広まる.ドルイド科の連中も行方不明になってしまった.不安を隠せない未亜.最後に確認をする,本当に帰る気はない?と.それでもすべてを解決するまでは帰らないという大河に,未亜も残るという決意をした.

 

食堂に幽霊が出たという噂が広まっている.骨だけの幽霊.救世主候補の次のミッションはお化け退治.とはいえダリア先生の非公式なお願い.

あまりに多くの魔物もなんとナナシのおかげで討伐完了.ナナシの存在を知っていた学園長とダリア.そんなナナシは救世主クラスに転入してくることになった.納得のいかない主にリリィは学園長を問いただす.各地に広がる破滅の被害.そのために動員される学生たち.このままでは食学生も動員され無駄死にを増やすだけになってしまう.だから,例えアンデッドであってもナナシを利用する決断をした.そしてそんなイレギュラーを受け入れられるのは救世主クラスしかない.それでも実力の知らないものに背中を預けたくないという一同に対し,ナナシとリリィの模擬戦が始まる.戦い方なんて知らないナナシ.それでも勝ったのはナナシであった.次いで大河も戦うがそれもナナシの勝利.何かを知る学園長.そして再び救世主クラスに出撃命令が下る.

 

この前大河が名前をつけたのに,なんでダリアがナナシの名前を知ってるんだい.

 

ー2ー

過去,破滅との戦争のあった元王都の遺跡へ向かう.魔物と思えないほど知恵の回る破滅.未亜たちを人質にとった何者かは,狡猾に大河たちの戦力を奪う.その裏の手を引くものの名はロベリア.そんな窮地を救ったのはナナシ!

 

=Chapter8=

未亜と買い物に出かけるセル.嫉妬する大河はベリオと共に買い出しに出かける.

街は人であふれていた.それは活気がいいとかそういうのではなくて,疎開をしてきて.破滅に寝返った軍さえいると街の人々は言う.

 

なんという日常パート...ここで分岐決定かな?

 

=Chapter9=

王都の上空に映像を流し宣戦布告する破滅軍の4名.その4名は助かりたくば,家族を殺し,破滅に参加しろという.その者たちの名はロベリア,イムニティ,ムドウ,シェザル.

 

クレアは破滅軍討伐を一同に命じる.

立ちはだかるシェザルに動揺するベリオ.それはその声がベリオの兄のものであったからであった...

 

=Chapter10=

救世主が目覚めないことを願う学園長.

 

あれから様子がおかしなベリオ.それでも,自らを犠牲にしても民を守るというベリオを大河は見ていられなかった.だから大河はそんな自分を犠牲にするベリオを守ることを約束する.そして戦争が始まった.

 

救世主候補は死んではならないと学園長から軍よりも先に撤退命令が出される.例え命令違反となっても死に往く軍兵を前に,引き下がれるわけはなかった.

 

=Chapter11=

今回で半分の勢力を失った王国軍.そして数日のうちに攻城戦が始まるであろう予測.それは敵陣後方にある無限召喚陣のためであった.そしてその召喚陣を破壊することが次の任務であり,それをこなすのは大河一人.少人数向けの任務.そして失敗した時の損失の少なさ.もし大河が失敗したら,より敵が増えた状況で次の誰かが一人で討伐に向かうことになる.だからこそ失敗は許されない.みんなは維持になって自分が逝くと言い出すが,それを一蹴する大河.ただ1つだけお願いをした.それはベリオを連れていくこと.シェザルとの因縁を何とか解消してあげたい.

 

出撃前二人は本心を話す.自分を責めていた境遇から,ようやく召喚されたアヴァターでようやく罪滅ぼしができると思っていたこと.アヴァター以上に未亜やベリオを守ってやりたいこと.お互いに話し合う.

 

皆に見送られて,戦地に転送される.転送先の村だったものはすでになにも残されていなかった.

少しすると目の前には捕虜となった傭兵科と魔物.もちろん,大河にそれを見捨てるという選択肢はない.そんな中にはセルも.セルと再び生きて会うことを約束し,作戦を続行.

待ち構えるは帯びたたしい数の魔物とシェザル.さすがの数に万事休す.そんな時セルが助けに駆け付ける!

逃げ出した先で,無限召喚陣を発見した3人は,破壊を試みる.破壊の寸でのところで現れたのはシェザム.拘束されるセルと大河.対峙する二人.シェザルは優しい顔でベリオに微笑みかける.お前は破滅に近いから救われるにはこちらに来るしかないと誘う.それでも立ち向かうベリオ.しかし歯が立たない.解放されたセルはその身を挺しベリオを守る.死に往くセルはずっと渡せなかった未亜へのプレゼントを想いとともに大河に託した.

シェザルを追いつめるも逃げられてしまう.それでも今やるべきことは敵討ちではなく,王国を守るために魔方陣を破壊すること.

セルの亡骸を残し退却した二人は王都に向かって逃げ続ける.それでも二人はついに包囲される.しかし二人はセルのためにも最後の最期まで諦めるつもりはなかった.かけつける仲間たち.作戦通り,反撃に成功したみんなが助けに来てくれたのだった.

ようやく王都に帰れる.そう思ったのもつかの間,地平の果てから光が放射された.互換が全て封じられるような閃光と風に大河は意識を失った.

 

セル...お前になら未亜をと思った矢先...

 

=Chapter12=

意識を取り戻した大河とベリオは王都に向かって荒野を歩き続ける.そんな中,瀕死の寝返った兵士が倒れていた.敵だけれども人間.だからこそ助けでも襲ってきて,再び殺すことになる.すべての人を救いたいと願っていたベリオにとってそれは辛い選択であった.

 

漸く帰った王都は無茶苦茶であった.

癒せども癒せどもケガ人は減らないばかりか増えるばかり.救世主とわかれば,恨み言を言うもの,助けを懇願するもの,様々な物言いが起こる.果てにはベリオに石を投げつけ,それを契機に民衆の間で対立さえ起こり始めた.そこまでされてもベリオは民有を救おうと,自分を責める.自分の中に穢れた血があると自分を責める.

体を交え眠るベリオからBPが現れそして告げる.ベリオは実はとっても兄が好きなこと.そして好きだからこそ罪を重ねてほしくないこと.隠し続ける本心がBPだと.

 

漸く学園についた.無事な学園に喜びもひとしお.

学園長に報告をすると,もうあと数時間で戦争は終わるという.魔道兵器の軌道が確認されたといい,残り8時間の猶予がある.そしてこちらにも魔道兵器は残されている.なぜ前もってそれを使わなかったのかと大河は怒るが,それは大きな代償,人の健康や豊かな大地のマナが必要だったからであった.

 

食後,未亜にセルの形見を渡す.

 

ダウニーはベリオ,正確にはもう一人のベリオを呼び出した.

寝室でベリオをまつが一向に来ない.先に来たのは未亜.いい機会なのでもし愛する兄が快楽殺人鬼だったらどうするかを聞く.もちろん自首を進める.しかし兄が死刑になるのも耐えられないと涙をこぼす.

 

=Chapter13=

緊急事態.そんな事態なのにもかかわらず,ダウニーはおらず,ベリオは遅れてやってきた.その事態とはクレア王女が拉致されたこと.問題なのはクレアが唯一の魔道兵器のマスターであることだった.目撃者によれば,犯人はBP.学園長は敵の狙いが魔道兵器とわかっているからと魔道兵器の元へ向かうよう指示する.しかしベリオは自分の犯してしまった罪から作戦には参加しようとはしない.説得しようとしてもBPが現れ,笑いながらシェザルの味方をすると笑う.ベリオにはあなたがいるかもしれないけれど,あなたは私を見ていないからと.大河は素直に謝罪した.ベリオとBPは一心同体なのだと改めて理解したからだった.だからこそもう一度チャンスを願う.一生かけてでも二人とも救って見せると,二人に愛を伝える.そんな愛を聞いたベリオは,作戦に参加することを決意した.

 

魔道兵器と結合するクレアを助けようとしたところでベリオが注意してと声をあげる.しかしそれはBPの罠であった.大河以外は拘束されている.そして現れたシェザル.本気になったシェザルに手も足も出ない.

拘束された大河はみんなから責められる.それは何より仲間を信用しなかったこと.リコはまだ道はあるという.しかしBPはその罪の重さからもう二度とベリオは現れないという.

魔道兵器が起動へと向かう.目標は学園.恍惚としたシェザルとあわせるかのように兄にすがって笑うBP.リコの霊性な反論にも,それでも愛を与えてやるという兄の声に傾く.未亜は叫ぶ.大河なら愛を与えてやるなんて言わず黙って助けてくれると.大河は叫ぶ.いつまでうじうじしているんだと.正気を取り戻したベリオはBPの体を受け渡すからみんなを助けるように懇願する.つられるようにBPも本心を明らかにする.ずっと家族と幸せに暮らしたかった,幸せな恋をしたかった,友人と悪ふざけしたかった.ベリオと同じくBPもみんなが好きだった.それでもこの戦いが終わったらみんなは帰ってしまう.だったら自分には兄しかいない.そうBPは叫び続ける.そんなBPに大河は,未亜はベリオたちが望むなら残ろうと約束する.ベリオの過去の罪は知らないが,それでもベリオが許してほしいからこそ,許すのだと.死の危機の前に,大河はシェザルに人格が分かれた真の原因を聞く.

財産を独り占めするため,父を殺したシェザル.それがバレ,逃げた先で偶然ベリオと再会した.そこでベリオは兄を突き出すどころか匿い続け,男女の中にもなった.そして兄は人を,ベリオの友人たちも殺し続けた.その罪の意識こそがベリオすら忘れていた原因.ただ兄が好きだったから.兄が改心すると信じての純粋な行いがベリオを苦しめる.泣き続けるベリオに大河は我慢ならなかった.悪いのは誰でもなくシェザルだと吠える.大河に券を突き立てようとするシェザルに,ベリオは立ち向かう.みんなを解放したベリオに,シェザルはベリオが拾われてきた子だと明かした.成熟した末には,手足を切り彫像として扱うつもりだったと.それでもベリオは兄への愛をつぶやき,シェザルとの最終決戦に向かう.

シェザルを打ち倒し,目標地点を変更し,マナを吸収されないように逃げだす一同.しかし出口はシェザルにより封じられていた.死を覚悟する一同.それでもベリオは諦めなかった.そしてベリオは一人魔道兵器に立ちふさがり魔法を唱える.本来なら到底耐えきれることもないマナの吸収.それでもベリオは耐える.ベリオの強い心に呼応して召喚器はそれに応える.それでも人が一人で耐えるのは不可能な量のマナ.崩れ落ちるベリオ.大河は思わず駆け出していた.ベリオを抱きしめる大河の腕でトレイターが輝く.赤の力は因果と法則外の力.感情と直感がそれを超える.大河の想いはただ一つ,ベリオを失いたくない.

 

目を覚ます.みんなは無事だった.BPとベリオも統合された様子.

 

あれから数か月.敵も姿を消し,あの魔道兵器でほとんど一掃できたのだろう.あれからダウニーは行方不明.いつから裏切ったのだろう.双方の救世主が目覚めなかったことを安堵するクレアと学園長.

 

学園長は眠る大河,未亜,ベリオを同意なく送還しようとする.これ以上アヴァターにいてはいけない,いない方がいいという学園長に,リコも同意した.

残ったのは宝石.それも売ることなくアヴァターの思い出として残している.そんなある日,目の前に現れたのは,青い僧衣をきた金髪の少女だった.送還された時,強く念じたベリオの想いが,変えるべき世界を大河たちの世界と認識したのだった.二人はいつまでも抱きしめ合う.

 

最後OPのインスト流れるのアツすぎ.

全体的に不完全燃焼感あるけど,それはおいおいのルートでかなあ.とりあえず継続はする...毎回戦闘だるいなあ...

 

続く.