えす山の日記

自分用のゲームの感想日記とか

はつゆきさくらの感想(希ルート)

ー1/11ー

女子の制服の盗難事件を希が調査しているらしく,その協力を来栖から遠回しに命じられる.

 

=Chapter19=

ー1/12ー

イライラしながらも望みを手伝うことに...あっさりと犯人特定.

 

ー1/13ー

犯人の竹田を追うが,先に希が突き止めていたようだった.事情はあるらしかったがまあ興味はない.

なんか希に対してはでれるのはやくない?初雪.

 

ー1/14ー

竹田が制服を売っていた理由は,友人の無免許運転による事故の賠償のためらしかった.その友人ががんばっているからと,自分一人の責任にしてもらえないか,そんなことを言っていた.

 

自分の責任にせず,自分は別にいいけど,竹田がそういうならとあくまで逃げ続けようとする犯人に,真っ先に怒りを示したのは希だった.

希がここまで男らしさにこだわる理由はなんなのだろうね.

 

=Chapter20=

交渉は何かを人質に取っている,この言葉好きかも.

ー2/4ー

バレンタイン祭の見回りに希と参加.

まさかとは思っていたが,今年も邪魔が入った.ファントムと名乗る怪人は捕まえられることなく逃げていく.

 

一連の活動,そして今日のバレンタイン祭で希は,そして初雪はいつしか自らの恋心に気づいていた.後夜祭で想いを伝え合う二人.

自分は死人だからこの冬が終わればいなくなる.それでも,好きという気持ちは変わらないから.そんなところも初雪らしいから.

え?初雪ちょろくない?このルート.それにしても希は因縁ないキャラと思ってたけど一応メインなんだね.ここまで微塵も好きじゃないけど.

 

=Chapter21=

ー2/28ー

剣道部の3年の一部に不穏な気配があった.

そして今朝,久保のもとに再びファントムから怪文書が届く.卒業式の日,死者がよみがえると.

 

=Chapter22=

ー3/1ー

ファントムの正体が妻だと突き止める.冬と春の境にこの世とあの世が交錯し,死者がよみがえるという伝承.来栖先生を.

妻の妹であり,来栖に任命された希の立場を考えるとなんとかしてやりたかった.しかし,卒業式はゴーストパレード日,きっと初雪はもうこの世にいない.どこか第三者的な視点でいる初雪.そんな醒めた初雪にゴーストたちは強硬手段に出る.初雪をゴーストチャイルドに仕立て上げる.

 

ー3/8ー

希に別れを告げる.お前のおかげで卒業できるやつがたくさんいる,そんな活動にかかわれてうれしかった.きっと卒業式に,希にとって辛いことがおこるだろう,ファントムに気をつけろ.

 

ー3/20ー

卒業式の前日,体育館がなにものかに占領される.

初雪もおらず,来栖は希たちにその人物の説得を任せる,進路指導委員,最後の仕事として.

 

やはりファントムの集団を率いていたのは東雲妻であった.卒業を迎える前に,復活させなければならないと妻は言う.

昨年のバレンタイン祭で,自分たちの責任を負ってくれた剣道部の顧問.その名誉を復活させねばならない.あの人が死んでしまった今,俺たちがそうしなければならないと.そのために,あの人の妹である来栖三木が必要なのだと.

希の説得に妻は聞く耳を持たなかった.喜ぶものが誰もいない,やぶれかぶれになった犠牲など誰も求めていない,そういくら言っても無駄だった.

希に複数の竹刀が襲い来る.それを止めたのは一人の死者.死者は生者に,生者は死者に干渉するなんておこがましいにもほどがあると彼は言う.死者のふりをした生者であるお前たちなどもってのほかだと.

ようやくやってきた来栖は交渉には応じなかった.兄の意思を無駄にはできないから,死者を冒涜できないから.話は平行線をたどる.結局来栖は希と勝負師,勝った方の要求を飲むこととなった.

他人が何と言おうと,自分がそれを信じられるならそれでいい.そういう希と迷いのある妻,結果は明白だった.希は望みを伝える.ちゃんと卒業してほしい.いろんな思いはあるけれど,それは恥と思うかもしれないけれど,それでも.

初雪はすべての責任を負い,体育館を後にした.きっと希はどんどん成長していくだろう.その横に立てないのが,未来を見れないのが惜しい.それでもそれは覆せないから,ただ今輝かしい希の横に立てたことを幸福に思おう.

追いかけてきた希は本当の別れを告げる.急いで持ってきた卒業証書を手渡し,一足早い卒業式を終えた.

妻の気持ちは痛いほどわかるし,けれど死者の意思を勝手に代弁することは本当にやっちゃいけないからこそ,私は来栖三木の立場に立つことができて,だからこそ没入できた.死んだからと自らの都合のいいように死者に代弁させるのは,本当にやってはいけない.より身近にいた人ほど,その発言に苦しむ,憎しみを抱く.死人に口なし,なんてものは使わせちゃいけない言葉の中で一番なんだと私は思います.やられた側の親族や仲間はどれほど辛いか.ムカつくとか,憎いとかそんなんじゃなくて,なんでこんな人間に尊厳を踏みにじられなければならないのかと悲しくて虚しくて.まあ今回の場合,妻たちも近しい人物なので完全には一致しないでしょうが.

妻は周囲が勝手な噂をしているのを止めるところで我慢しなくてはならなかった.本人の意思は本人だけのもので,それを直接託された場合を除き,代弁してはならない.ただその人の意思を汲み取って自分を変えていくことだけ.

ここまでで1,2番目に泣いた.

 

ーEPー

希の卒業式.満開の桜の下.今日だけでなく,毎日,死んだはずの少年を探し続けた.今日,二年ぶりに二人は再会する.卒業おめでとう.