えす山の日記

自分用のゲームの感想日記とか

WA2 CC 2周目

=共通=

CCは正直心がちょっと楽です。嘘、しんどいのはしんどい。かずさのことを見ずに、雪菜とのことだけを考えていればいいから。一つのことだけを考えればいいっていうのは、本当に楽ですよね。全く違う2つのことは本当にしんどい。100%かずさなら、100%雪菜なら、なんて楽なのか。50%50%じゃだめで、せめて80%80%など、限界を超えないとダメなのでしんどい。でも8080でも二人とも幸せになることはない。。。でも春希は記事を書く中でずっとずっとかずさのことを考えてるんだよね。私も頑張って、3人のルートをやるよ。3人ルートをやらなければかずさと雪菜の大切さが薄れてしまうから。3人と結ばれる未来なら、かずさを忘れ、雪菜を振れるのだから。

出た矢田!面倒ないじらしいJK。振られたからつっけんどんにするみたいなのはないけど、思い込みが激しくて揉めることがあるっていうのは高校時代の自分をみてるみたいできっつい。

あー、しばらくかずさには会えないんだ。1周目はいつくるかとドキドキしてたからよかったけど、今回身を入れてプレイできるかな。特に雪菜以外。でもこの3人はかずさと見た目とか性格とか、それぞれ少しずつ重なるところがあって、かずさに想いを捧げた間の時間を味わう我慢の時間だから、本当に大切だと思う。雪菜派なら正直やらなくていいと思うんですが。。。

CCのOPってなんでこんなにも泣きそうになるんですかね。もう聞いただけで。別れたあとの曲だからかな。

春希は3年前を思い出し、3人は春希と雪菜とそしてかずさとの過去を知る場面。何度見ても最高かよ、小春の「ここにいるのは音楽室のアイツじゃん」で泣いた。

 

=千晶=

別に嫌いじゃないんですが、苦手なんですよ、瀬能千晶。完全に絵にかいたような天才の所業。多くの天才はこちら側を気遣ってくれない。結構現実でも多いですからね、そういうことする人、天才じゃなくても、素で優秀な人。苦手と感じてしまうんでしょう。あと面白そうだから、自分のために、雪菜との関係引っ掻き回してるのは普通に嫌い。

ラジオで瀬ノ内であることの伏線を貼るのあまりにもうまくないですか?CC冒頭から届かない恋を意識させるためのラジオと思い込んで、またそれかと思ったら千晶の伏線。

えーまあなんだかんだと悪口言いながら、ワンギリした電話で異変を察知して、マンション前で待っててくれるシーン大好きです。今思えばここの「逃げ道になるよ」って千晶からしたら最大の罪滅ぼしだったのかな。自分の役者魂のために利用してごめん、だからせめて逃げ道にはなったげるっていう。ルート確定後、雪がやむのもまた神。「ああ本当に雪菜と壊れてしまったんだな」って!お前が壊したの!!

デートもせずとりあえず寝る、ずっと寝るって提案してくれる千晶、正直すごいと思う。心が壊れかけてる人はたとえ壊れかけたことを認識しても、癒そうとするだけで休もうとしないだろうから。この提案はほんと偉大。愛するかずさと大好きな雪菜を傷つけるだけ傷つけた春希のことは許せないけど、でも春希にも同情というか哀憫の念を持てるようになったのは、ほんの少しだけ、一年前より私が大人になった証拠だと思う。それか一度CCをクリアして春希に同情できるようになっただけかな。

友のために本気で泣き、怒る武也と依緒見てると泣けてきた。

千晶の真実を知って、春希は他ルート以上に打ちのめされる(プレイヤー的には辛い)展開なわけですが、そう考えると一番先にこのルートをして、春希への鬱憤を晴らしておくのがいいと思うんですよね。

真実を知って体調を崩したあとに、雪菜が看病に押し掛けてくるシーン。もう神でしょ。泣いた。雪菜ぁ……こんないい子を捨ててまでかずさを選ぶ人を生み出すのは天才的だなあ。。。そしてそんな雪菜の気持ちがわからない千晶に同情するってのはいいなあ。それは本当に人を愛したことがないが故。

本心なら胸に手を当てろ!のシーン。最後までそうしなかったって時点で、もう千晶は本心なんだよね。もし演技してるのなら、それを利用して演じない理由はないから。

千晶必死の演技。2周目だからこそ、BGMのアレンジ前がわかる。一年にわたって何度も聞いていたから、歌詞がわかる。涙が止まらない。2周目だからこその涙。雪菜へこんなに強くて優しいメッセージを送るなんて、千晶は悪い奴じゃないんだ。なんで1周目にこんな簡単なことに気づいてなかったんだろう。ゲーム中のセリフばかりに引っ張られてた。

1周目、どれくらい泣いたか憶えてないけど、たぶん普通に今回の方が泣いた。劇終わってからやばかった。千晶が泣き叫び、わたしがむせび泣いてた。

 

=小春=

嫌いな過去の自分を見ているようで、失ってしまった自分を見ているようで意地になってしまう。まだまだ春希が子供で、大人になろうと藻掻いていることがわかる。そんな自分と重なるから、小春には強く当たってしまう。

千晶のあとにやると、もちろん矢田とのこともあって胃が痛いけれど、純粋にかわいいなってなる。小春も麻理さんも、千晶と違って、三年前のことを知らないっていうのは本当に貴重。かずさを忘れるための3年を、私たちはこの3人でやっているわけですから、やっぱり千晶は異質。

虐められる小春。高校ってこんなに怖いところなんですか?怖いよぉ。。。暗いよぉ。。。やっぱり苦しむのは春希だけでいい。特にCCは。

前の時から小春ルートはそんな好きじゃなかったけど、やっぱりめちゃくちゃ泣いちゃうのは泣いちゃう。好きじゃなくても、答辞、泣くよなあ。

なんかもっと泣いた記憶あるんだけどなあと思ってましたが、雪菜と小春の会話シーンからでした。入試後の。Answerが流れてから。でもこの涙は雪菜への涙なんだよなあ。でもちゃんとそのあとのエピローグの、一年越しの合格で泣いたからセーフ。

 

=麻理=

あー麻理さんの声大好き。

これから麻理さんと結ばれるとわかっていながら、そういう未来を一度見ていて、めっちゃ好きでありながら、雑誌の表紙に写ったかずさの綺麗な姿に胸がときめき、締め付けられ苦しい。

これを見てると、辛い傷はその傷跡を抉ろうとすればするほど、癒えていくような矛盾を感じる。忘れようとすれば忘れられない矛盾と全く一緒だね。

曜子さんの年越しライブの話が出てくるし、やっぱり麻理さんを最後がいいかなあ。コンサートに行くという選べない選択肢があるのも最高なんだよ~~。ここでもしコンサートに行っていれば、と思ってしまう。

自分のことを思って本気で怒ってくれる人って、ほんとありがたいですよねー。怒られるようなこと一切してないってのもありますけど、年々怒られなくなっていく。というかここ数年に関しては全く怒られていない。そして私は人に怒ってもいない。イライラすることはあってもそれは事象に対する怒りであって、他人のために怒っていない。なんだか私は”つまらない”人間になりつつあるのかもしれない。でも、人に踏み込むのって怖いですもん。だから一歩踏み出すWA2とかすみれとかが大好きなんです。

人の気配を感じないと眠れない、落ち着かないって相当末期だなあ、春希。それを見て、感づいて、もう一歩踏み込んできて、自宅に呼ぶなんて。すごいなあ麻理さん。恋の悩みは恋で癒せよって言ってたけど、人間関係で傷ついた心は、人肌で癒してもらうしかないんだ。

このルートの春希、年上との恋愛だからクソに拍車がかかってるけど、弱弱しすぎて好き。。。完全に好み。弱い男、いいよぉ~。春希と一緒に泣いてました。

ここだから思ったことでもないですが、WA2をやってて思ったのは、愛っていうのはどれだけの時間をつぎ込んだか、なのかもしれませんね。生を受け死に向かうという奪われ続ける過程の中で。だからかずさや雪菜とどれほど一緒にいない時間が続こうと、考え続けているならそれはもう愛なんだと、当たり前のことにふと気づきました。

雪菜の誕生日に行っていたことを正直に言う。このルートほど、春希の誠実さが残酷なルートもないと思います。ありがたいのは麻理さんも怒りを示してくれることですよね。春希は否定しますが、これ以上にないほど、かずさとの対比をしてくれる。

やっぱり佐和子とのシーンで泣き始めるから、恋愛より友情に弱いんだろうな、私。

雪という因縁で飛行機が飛ばず、間に合うのかと思いきや、そういう運命的なもので二人が結ばれるのではなく、春希の想いで結ばれる、何度見ても神。だから最後に回したんだ。雪菜に麻理さんとのことを話すAnswerのシーンからもう大泣きも大泣き。ED後に会わせるってのもまた粋。1周目泣きすぎて気づいてなかったけど、メールの時刻にも時差で間に合ったってことだったんだ。

いやーやっぱり3人の中では麻理さんルートが好きだ。オチが完璧すぎる。非のつけようがない。麻理さん>千晶>小春だ。

1周目の麻理さんの漢字が間違っていたことをここで謝罪いたします。

 

=雪菜=

他ルートでは電話かメールかで、メールを選んだりするわけじゃないですか。本当に辛いですよ。でも春希の立場で電話をかけられるかと言われれば。。。。。。

そういえば医学部のM2ってなんなんだろう。6年生だから医学科ならDになるんじゃないのか。

私を振ってよ、楽にしてよ。の後の、やっぱなし、聞こえてないよね、何も言ってないよね、全部忘れて。で過呼吸になりそうになる。敬語でだよ。懇願してるんだよ。もう対等な立場じゃないじゃん。まるで奴隷じゃないか。

クリスマスデートの雪菜、ほんとに理想的な女の子。完璧じゃん。かずさがいなければゾッコンだった。いなければ。「あれ?かずさ?」この一言を、雪菜は暗闇の中でどれほど練習したんだろう。どれほど練習すれば春希の期待通りのリアクションを返せるのだろう。口では冬馬を利用したなんていいながら、雪菜が気づいたように、完全にかずさへのラブレターを見て、どれほど雪菜は傷つけられたか。冒頭でCCは辛くないって書いたけど、やっぱつれぇわ。

 

雪菜ルートで1回目に電話かけるシーン。これだけで泣いちゃった。泣きながら、それでもいつも通りの声色を作って電話をする雪菜。遠回しに春希の努力を誉めてくれる雪菜。その日はゲーム開始5分足らずなのに涙が止まらない。雪菜は千晶ルートで春希の残酷さについて話すけれど、雪菜の残酷さも一緒だよ・・・お互いがお互いを許すあまり、あまりにも酷く傷つけあっている。

麻理さんに電話して、千晶が尋ねてきて。小春のバイト先に行って。それで3人とそれぞれ分かれて。2周目するときに「せっかくの休みが全部潰れるのもなあ、CCは雪菜だけにしようかなあ」なんて悩んでたけれど、やってよかった。3人の人間性に触れなおしててよかった。

雪菜さえ一歩進めば春希はきっと雪菜を手放さないんだよ!って言ってるけど、そんなことないんだよなあってなってしまう…

ここで終わってればな、わたしもここまではまることはなかったのに。雪はそれでも降ってしまう。

 

=一泊二日の凱旋=

このちょっとしたすれ違いさえなければ。なかったら物語として完成度違いすぎてたよなあ。気づいちゃうんだもんなあ、大好きな人が書いた記事に、ラブレターに。愛すべき、遠慮のない、あいつからのお説教に。ここで電話が繋がっていれば。。。記事に気付いてなければ…3年前に一度かけただけの電話番号を何度もリフレインして覚えてたかずさ。心が打ち砕かれて電源を切っていた春希。かずさのいうとおりこれは運命だよ。これ以上ないくらい残酷で、美しくて、優しさに溢れた。

ここから3年で冬馬曜子を超えてやるというかずさ。現役でいる限り差は埋まらないという曜子。1周したからわかる悲しい未来の伏線。

改めて、3人が3人とものことを好きだなんて稀有な関係だね。素晴らしくも男女だからこそ残酷な。