えす山の日記

自分用のゲームの感想日記とか

G線上の魔王の感想考察

章ごとの感想を書き溜めました。車輪の国シリーズからあかべぇそふと2に入りました。大好きです。

 

ー第1章ー

宇佐美(勇者)vs魔王の構図をしっかりとさせる物語の導入部。

エテ助も苦手ですし、宇佐美も最初苦手でしたが、エテはともかく、宇佐美は推理シーンに入るとかっこよくなりだんだんと好きになってしまいました。そういう意味でうまいですよね。

随所に主人公=魔王の伏線が張り巡らされていましたが、ミスリードではないと思いますたぶん。もう少し隠してもと思ったので、ミスリードはなきにしもあらずですが。。。読み進めなければわかりませんね。ただ実際問題、なかなか忙しい主人公が、魔王の仕事までできるかと言われれば怪しいと思います。あるとしたらありがちだけど二重人格かな。作風的に超常現象とかはいれないだろうし。

会談で対峙するシーンからOPへの入りはめっちゃ燃えました。すごく期待しています。

どのキャラが好きとかはまだとくにないですね。

 

ー第2章ー

選択肢は主人公になりきって選ぶのですが、冒頭から「ごめん!!!ツバキちゃん!!!」としか思えませんでした…「気に入らない女だ」とか選んじゃいましたし………ツバキちゃんみたいに心の底から真っ白な人は、人としてあこがれます。理想論なんですけど。それでも尊いんですよね。もうツバキちゃん推しうですよ。一方で融解がうまくいっているときは、ニタっと笑ってしまう自分もいましたが…

 

それにしても魔王が馬に扮して少年を攫うっていうのも、おしゃれな演出ですね。ツバキの知る京介の2つの声というのも、魔王が歌曲であることと関係があるんでしょうか。

 

あと魔王=主人公で確定しましたね。二重人格でした。なぜ自身にメールを出したかですが、浅井性を名乗る自分が嫌とかですかね。これも続きに期待です。

魔王として、浅井の駒として、学生としての主人公。どれを選ぶかで分岐するんでしょうか、それとも混ざるのでしょうか。この4通りで一応ヒロイン4人ですが、どうでしょう。とっても楽しみです。そもそもルート形式なんですかね。車輪の国は違いましたけど。もしルートならハルをとりあえず後回しにしたいです。

 

ーツバキnormalー

たまりませんね。真っ白なツバキちゃんが黒に染まってしまうところ。いや黒といっても普通の人と比べれば全然まじめな女の子で、すこし自分に正直になったとしか言えないかもしれませんが、やっぱろ魔王の言葉で、人を疑うことを覚えたのではなく、人は疑わなくてはいけないと深層の中で思うようになったしまったんでしょう。そういう意味で黒に染まっていったと思います。そして生まれ持った性格やこれまでに形成されたアイデンティティがこの上なく白いために、肉体的疲労とかそういうのを超えて、疲れていると思うんです。そしてその疲れゆえに、余計家族に気が回らず、そんな自分が心の奥底では嫌になり、また疲弊するという負のスパイラル。最後には以前の自分と同じ真っ白な笑顔を持つ弟に嫌悪感すら抱きます。たまりません。そういったものをまとった人こそが魔王のいう「人間」というものなんでしょう。魔王と共通の美徳(金こそがすべて)をもつ京介は、黒く染まったツバキに惹かれていき、支配下に置きます。しかし最後には、かつての自分である純真無垢な弟をみて真っ白に戻ります。人間、生まれ持った性格や幼少期培ったアイデンティティはそうそう変わらないというのが持論ですが、今回もそうなんでしょう。そうなると京介を改心させるためには、それこそ真っ白で人を信じてしまうツバキが必要なんでしょう。

ここまででわかりましたが、分岐としては車輪の国と一緒っぽいですね。

 

ーツバキgoodー

分岐もわかったことで、順番にたどっていきたいと思います。

 

ツバキちゃんかわいい、尊い、好き…でもそんなツバキちゃんの家庭を壊そうとしたのは私なんだああああ、ああ………そもそもなんでツバキちゃんは京介のことが好きなんだ…なんで京介はそんなことしてしまうんだ…

ああそしてツバキちゃん…そんなにも京介を愛しているのか…もう日記のシーンからは涙が止まりませんでした。

真っ白なツバキちゃんが京介に道を示したくれました泣

 

頭痛がやみ、魔王がいなくなるとともに、京介にとっての人と家畜が入れ替わりました。京介にとっての魔王とは、心の傷だったんでしょうか。

あとBGMが素晴らしいです。探偵パートでも思いましたが、左右から交互に音が鳴ることで、京介の絶望感が伝わってきます。

 

ーツバキbadー

いうことは何もない。

 

長くなったので次に続く