＝全体の感想＝
普通。共通まででいいと言いたいところですが、一応なんちゃって真相が明らかになるのが最後だし…うーん…
設定はさすがに面白い。んですが、微妙にかみ合っていないというか…
OPまでで犯人が明らかになる構成。これはプレイヤーだけでなくて、登場人物まで含めてです。ということで、どういった風に事件の解決に向かっていくかが各ルートの大きな相違点となります。もちろん各ルート、過去の話とかもありますが。
上記の解決は共通ルートまでで、以降の話が個別。個別はおまけ程度で上記にも書いたような過去の話などが中心となります。
たぶん名探偵コナンから影響を受けてるよなーという印象を受けたので、そういうの好きならおすすめです。
個人的におすすめしたいのは、日常パートの配分の良さ。冗長でなく、話が動く合間合間にちょっと挿入されておりちょうどよかったです。一方で初音以外は幼馴染ということもあり、愛を深めていくパートなどはほとんどないため、それを求めている人にはいまいちかもしれません。
おすすめ攻略順は
BAD→舞花→みこと→初音→初音２
ですかね、BADを最初に見て、こいつら許さねえ！って感じになっておいた方がいいかなーと思います。ノーマルは適当に。
反転(クリア後に)BADのところにも書いた通り、BADを見る流れというものを考えると初音ルートに行くべき。
好きな順は
共通＞＞＞前半ならみこと、後半なら舞花
＝共通１(BADとの勘違いまで)＝
オートマタが広まった未来。主人公の宗介、ヒロインは天才義士のみこと、オートマタ犯罪課の舞花、そして身体の一部がオートマタの摩訶不思議な少女の初音。３人は初音が持ち込んだある一つの事件へと巻き込まれる…
こんな虐待もののゲームとは思ってなかったヨ…？
良心に虐待されているけれど、なぜかこの上なく丁寧なオートマタの足の接合。もう心優しきオートマタがやってくれたんじゃないかとしか思わなかったです。なんだっけこんな作品。フランケンシュタインみたいな。
昔は羽振りが良かった家庭なのにプリン１つで感動する初音の描写とか細かくて好き。結局宗介が思ってるのと違って、両親からの洗脳に近いんだなあって。
初泣きは息子さんを亡くした女性からの依頼の話。これはずるい。
宗介たちまでもが襲われるようになり、初音は自分も逃げてばかりはいられない、警察に協力して戦わなくてはならないと決心するわけですが、その引き留め方がかっこよかった。かつて自分も事故で周りに迷惑をかけていた過去。恩返しを他の人に返したいという勝手なシンパシー。どんな作品でも相手のことだけを考えたわけではなくて、自分のためにも引き留めるっていう流れ好き。
別に逃げることが悪いわけじゃないと思いますし。流されるままでなく、自分の意思で選べばいいんですよね。どんな選択したって後悔は残るんですから、悩んで悩んで、悩みぬいて選んだ道こそが正しい。
みことによる射殺。怪しいとは思ってたけど舞花の先輩が裏切り者とはなー。みことはダブルスパイな気もするけど。BADかーと少し勘違いしてしまった。
＝共通２(事件解決まで)＝
ただ一人、くじけず犯人を追い続ける舞花はかっこいい。
さすがに死んだとは思ってなかったけど、舞花のニヤっとした笑隠しきれない笑みであったり、やはり仲間だったみことであったり、怒涛の展開が面白い！あかさかくんの記憶をいじることができるっていうのも一応伏線になっていたりしてかなり緻密。
みこと、公安かー。かなり名探偵コナンっぽい。公安のイメージがどんどん変になっていく…
「私、京橋さんのおかげで生きています」っていうセリフはこれまでの話(共通１)を表した一言で大好き。ただ生きてるだけじゃなくて、人として、意思を表せるようになって、本当の意味で居雲母るようになったのは宗介の元につれていってくれたみことのおかげ。もちろん否定するけど独断で助けたっていうみことも大好き。
ただ分岐していないのに犯人追い詰めてしまってここからどうなんだろうという疑問。この先はまったくわからないなあ。間の期間の話をじっくりやっていくのだろうか…？
裁判って証人を前もって誰々連れてきますって伝えてなくていいの？裁判長に認められればいいけど、基本前もって伝えておくものだと思っていたけど…
もう事件解決で終わりでよくない？
それから半年後。逃してしまった４体のオートマタ。宗介が選ぶ未来は誰とともにあるのだろうか？舞花とともに警察に？みこととともに公安に？もしくは初音とともに？
舞花→みこと→初音の順番でやっていこうかな？
＝舞花１＝
夢とそれに伴わない自分の無力感。それでも今目の前にある事件に邁進する舞花。
正直言ってつまらない。最後に気がかりがある、なんて舞花は言ってたけどどうなったのか…たぶんED後の絵から続きがあるんだろう。
＝みこと１＝
お姉さんぶろうとして、宗介の気を引こうとして空回りしてしまうみこと。案外みことが一番かわいい系なのかもしれない、この３人の中では。
舞花ルートはオートマタが本当に意思を持つのかっていうのを主軸にしていたけど、こっちはどれほど近づこうと、それを認められない現実(あかさかくんが宗介を襲った件からみことと離れ離れになる可能性が高い話)のギャップに昇天を当てており、どうしようもない現実をうまいこと描いているこっちの方が好き。
＝初音１＝
初音と同棲ルート。
年齢差、出会った境遇、宗介に発生するかもしれない後遺症、初音の未来。様々な壁が迫る中、二人は本当の愛を見つける。
姐さんは相手の嫌いなところを考えてそれでも好きなら～っていうけど、恋に恋する時期は嫌いなところなんてないのでは？
殻にこもらざるを得なかった初音がそれを破っていく過程。慕ってくれる年下が好きな人向けかなあ…慕ってくれる年下は好きだけど、別に恋愛で慕われるのはなあ…
サプリメントの理由付けがしっかりあるのはよかった。
＝BAD＝
残った４人のオートマタとニルスによる復讐。
このBADは強制かな？それは好き。BADは絶対踏まなきゃ宗教に入信していますので。
唯一問題があるとすれば、選択肢を踏ませたこと。おんなじ流れで行くかーと思って舞花と結ばれてるのに、初音と手を握って死んでいく一枚絵は微妙。
＝舞花みこと初音２＝
演出かっこよかった。マキノとアイルが本当の補助脳だったんだぜっていう設定はめちゃくちゃ好き。主人公のかっこいいところも見れたし。ただ楠葉とマキノとアイルが全部持って行ったけど、、、
タイトル回収もしてくれたけど、そこまでの感動はなかったです。このタイトルであった必要性がいまいち。
なんか惜しいよな～～～。
違いはニースの移動先と、もういちど動けなくなった宗介への看病だのの描写。こっちは舞花EPが好きかなあ。物語的には立場の入れ替わりを描いた初音がTRUEなんだなって感じだけど。初音ルートだけ３人がよみがえってるし、、、これこの３人がメインじと思ってしまう。違う？
